何らかの事情で100万円を借りたいと思ったとき、どのように借りればよいかわからない方は多いです。
とくに、お金を借りたことがない方は「そもそも100万円借りることはできるのか」と不安が頭をよぎるでしょう。
結論からいうと、年収300万円以上ある方は、即日で100万円借りられる可能性があります。
ただし、お金を借りる方法や借り入れ先は複数あるので、目的に応じて最適なものを選ぶようにしましょう。
今回の記事では、100万円を借りる方法や利息を含めた返済額シミュレーションを紹介します。
また、100万円を借りるときの注意点も解説しているため、実際に借り入れる際はぜひ参考にしてください。
【目的別】大手カードローン会社比較表
大手会社 | 注目ポイント | 融資時間 | 審査時間 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
プロミス | 最短3分※2の スピード融資 簡単診断する | 最短3分※2 | 最短3分※2 | 詳細を見る |
SMBCモビット | が運営 独自の審査が 期待できる 簡単診断する | クレカ会社最短60分※3 | 10秒簡易審査 | 詳細を見る |
アコム | 新規貸付率が 39.4〜44.7%と 他社より高め※4 簡単診断する | 最短20分※1 | 最短30分 | 詳細を見る |
アイフル | 独立した業者 他社より柔軟な審査が期待できる 簡単診断する | 銀行傘下でない最短18分※1 | 最短18分※1 | 詳細を見る |
目的別!100万円を借りるためのおすすめの方法
はじめに、目的別のおすすめの方法を整理すると、次のようになります。
目的 | おすすめの方法 |
---|---|
なるべく低金利で借りたい | ろうきん、銀行カードローン |
即日で借りたい | 消費者金融 |
家や車を買うために借りたい | 目的別ローン |
学生で借りたい | 学生ローン |
ビジネスのために借りたい | ビジネスローン |
それぞれのローンの特徴や融資の条件、必要書類などをチェックしたうえで、選ぶべき方法を解説します。
なるべく低金利で100万円を借りたい場合
低金利であることを重視して100万円借りたい方には、ろうきんや銀行カードローンがおすすめです。
ろうきんや銀行カードローンは、クレジットカードのキャッシングや消費者金融のカードローンよりも、金利が低めに設定されているからです。
お金の借り方 | 金利の平均 |
---|---|
クレジットカードのキャッシング | 年15.0%〜年18.0% |
消費者金融のカードローン | 年3.0%〜年18.0% |
ろうきんのカードローン | 年3.875%〜年8.475% |
銀行カードローン | 年1.5%〜年15.0% |
ろうきんや銀行のカードローンは審査に時間がかかるため、スピードを求めるのであれば向いていません。
しかし、利息を抑えたいのであれば、最良の選択肢といえます。
即日100万円を借りたい場合
即日で100万円借りたい方は、消費者金融からの借り入れを検討しましょう。
消費者金融は即日での審査・融資に対応しているため、審査が当日中に終わればすぐに借り入れができる可能性があります。
さらに消費者金融は土日祝日も対応しているため、土日中に急いで100万円借りる必要がある方にもおすすめです。
融資の条件 | ・年齢は20歳~69歳が目安 ・安定した収入がある ※すべての条件を満たす必要あり |
必要書類 | ・本人確認書類 ・収入証明書 ・用途・目的に関連する資料 |
家や車を買うために100万円を借りたい場合
家や車を買うために100万円借りる必要がある方は、目的別ローンの利用を検討しましょう。
家の場合は住宅ローン、車の場合はマイカーローンといったように、銀行や貸金業者は各種目的別ローンを用意しています。
用途・目的があらかじめ決まっている分、目的別ローンは種類によって審査に通りやすい場合もあります。
融資条件や必要書類は種類によって異なるため詳細は種類ごとに確認が必要ですが、目安は次のとおりです。
融資の条件 | ・年齢は20歳~69歳が目安 ・安定した収入がある ※すべての条件を満たす必要あり |
必要書類 | ・本人確認書類 ・収入証明書 ・用途・目的に関連する資料 |
学生で100万円を借りたい場合
学生の場合は、学生ローンの利用がおすすめです。学生ローンは学生向けのサービスであるため、審査基準も学生向けになっている可能性が高いからです。
学生ローンは、原則として用途は自由です。傾向としては少額での融資が多いため100万円の借り入れは難しい傾向にありますが、どうしても融資を希望する方は検討してみてください。
融資の条件 | ・大学生や専門学生(高校生は不可) ・安定した収入がある ※すべての条件を満たす必要あり |
必要書類 | ・本人確認書類 ・収入証明書 |
ビジネスをはじめるために100万円を借りたい場合
ビジネスをはじめるにあたって100万円借りたいときは、ビジネスローンの利用がおすすめです。ビジネスローンは、開業資金や運転資金など、ビジネスに必要なお金を借り入れしたいときに利用できます。そのため融資対象は、資金調達を求める個人事業主や自営業者の方です。
審査に通るかどうかは、業績や業歴、事業内容などによって変わります。したがって申し込みにあたっては、確定申告書や決算書をはじめとした資料が必要です。
融資の条件 | ・個人事業主または法人代表者 ・年齢は20歳~69歳が目安 ※すべての条件を満たす必要あり |
必要書類 | ・本人確認書類 ・決算書や確定申告書など事業にかかわる資料 |
100万円借入する際の借入先
100万円を借りるときは、一般的に銀行、信用金庫などの金融機関や、民間の貸金業者に依頼します。100万円の借入先として選択肢に挙がるのは、主に次の3つです。
- 目的がある方は銀行の目的別ローン
- 用途が自由な銀行のフリーローン
- 即日融資を希望する方は消費者金融カードローン
どのような用途で借りるのか、いつまでに100万円が必要なのかによって最適な借入先は異なります。各借入先の特徴について1つずつ詳しく解説します。
目的がある方は銀行の目的別ローン
目的別ローンとは、資金を利用する目的が決められているローンです。 主な種類は次のとおりです。
- マイカーローン
- 住宅ローン
- 教育ローン
- ブライダルローン
- 医療ローン
- リフォームローン
目的以外の用途では資金を利用できませんが、他のローンよりも低金利で借り入れできるメリットがあります。お金の使い道が決まっており、目的に合致するローンがあるのならば、利用を検討してみてください。
用途が自由な銀行のフリーローン
目的別ローンは特定の用途にしか資金を利用できませんが、フリーローンは借り入れた資金を自由な目的で利用できます。たとえば海外旅行や楽器購入などの趣味に利用したり、他社ローンの借り換えに利用したりしても問題ありません。
フリーローンは、目的別ローンと比較すると金利はやや高めです。
また、申し込みをしてから実際に借り入れるまでに2週間ほどの時間が掛かります。 金利が多少高くても資金の利用目的を制限されたくない方や、借り入れまでに時間が掛かっても問題ない方におすすめです。
即日融資を希望する方は消費者金融カードローン
消費者金融は個人への融資をおこなっている貸金業者で、口座を開設せず手軽に借り入れできます。
また、消費者金融カードローンは融資を受けるまでの流れが非常にスピーディーで、最短即日で審査が完了する点も大きなメリットです。
ただし、消費者金融カードローンは銀行で借り入れるよりも金利が高い傾向にあります。 また、カードローンは手軽に借り入れができる分、癖になってしまい必要以上のお金を借りるリスクがあります。
消費者金融カードローンを利用する際は、借入額と返済期間を事前にきっちり決めておき、計画に基づいて返済を進めることが大切です。
100万円を借り入れた際の返済額シミュレーション
金融機関や貸金業者ごとに定められている最低返済金額以上を毎月返済するのであれば、返済回数は利用者側が自由に選択できます。
返済回数が少ないほど利息も少なくなりますが、その分毎月の返済額が高くなります。生活に支障がない程度の返済回数に設定しつつ、利息も上がりすぎないようバランスを見て決めましょう。
現実的な返済計画を立てるためにも、実際に借り入れをする前のシミュレーションをおすすめします。100万円を借り入れた際の返済額シミュレーションの一例を紹介します。
5年で返済する場合の利息
金利は金融機関や消費者金融、ローンの種類などによって異なり、3〜18%の間であることが多いです。
たとえば100万円を借り入れて5年の60回払いで返済をする場合、金利ごとの利息は次のようになります。
適用金利 | 利息合計額 | 返済総額 |
---|---|---|
3.00% | 78,229円 | 1,078,229円 |
4.00% | 105,115円 | 1,105,115円 |
5.00% | 132,414円 | 1,132,414円 |
6.00% | 160,124円 | 1,160,124円 |
7.00% | 188,244円 | 1,188,244円 |
8.00% | 216,772円 | 1,216,772円 |
9.00% | 245,705円 | 1,245,705円 |
10.00% | 275,043円 | 1,275,043円 |
11.00% | 304,781円 | 1,304,781円 |
12.00% | 334,919円 | 1,334,919円 |
13.00% | 365,452円 | 1,365,452円 |
14.00% | 396,379円 | 1,396,379円 |
15.00% | 427,696円 | 1,427,696円 |
16.00% | 459,399円 | 1,459,399円 |
17.00% | 491,486円 | 1,491,486円 |
18.00% | 523,953円 | 1,523,953円 |
表を見てもわかるとおり、適用金利3%と15%とでは、返済総額に約45万円もの差があります。5年以上の長期返済になると、利息の差が顕著に現れます。
利息を少しでも安く抑えたい場合は、金利ができるだけ少ない金融機関を選んだり、返済期間を短くしたり、自身ができる範囲で工夫をしましょう。
毎月の返済額別の返済期間
返済期間(回数) | 毎月の返済額 | 返済総額 |
---|---|---|
6か月(6回) | 171,562円 | 1,029,534円 |
1年(12回) | 87,917円 | 1,055,162円 |
2年(24回) | 46,146円 | 1,107,662円 |
3年(36回) | 32,268円 | 1,161,815円 |
4年(48回) | 25,364円 | 1,217,612円 |
5年(60回) | 21,248円 | 1,275,043円 |
6年(72回) | 18,527円 | 1,334,092円 |
金融機関には毎月の最低返済金額が定められており、たいていの場合は15,000円〜20,000円以上となります。そのため100万円を借り入れるときは、長くても6年以内には返済するつもりで計画を立てましょう。
今回紹介したシミュレーションはあくまでも一例です。変動金利で借り入れた場合は金利の計算がさらに複雑になるため、注意しましょう。
100万円借りる際の流れ・手順
100万円を借り入れるときは、希望の金融機関に申し込みをして審査結果を待つことになります。具体的な手順は次のとおりです。
- ローンの申し込み
- 仮審査
- 必要書類の提出
- 審査結果の通知
- 契約、借入
100万円借りるときの手順について1つずつ解説します。
1:ローンの申し込み
まずは金融機関にローンの申し込みをおこないます。申し込み方法は、インターネット、店頭窓口、ローン契約機などがあります。
金融機関で借り入れる場合は口座が必要になるため、申し込みと同時に口座開設の手続きも進めましょう。 なお、借り入れには限度額が設けられています。申し込みの前に、100万円を借りられそうかどうかをあわせて確認してください。
2:仮審査
ローンに申し込みをすると、最初に仮審査が実施されます。 仮審査は本審査をスムーズに実施するための事前審査のようなものです。
申し込み内容に不備がないか、年収と借入金額が見合っているかなどの調査が入ります。 仮審査の期間は基本的に短く、銀行であれば1〜3営業日以内、消費者金融カードローンであれば数分〜10分以内に結果がわかります。
メールか電話で結果が知らされるため、見落とさないように注意しましょう。 無事に仮審査を通過したあとは、本審査を受けるための準備に入ります。
3:必要書類の提出
本審査では、主に次の3つの項目がチェックされます。必要に応じて書類を提出しましょう。
- 本人確認
- 会社の在籍確認
- 警察庁データベース
本人確認では、運転免許証、マイナンバーカード、パスポート、住民基本台帳カードなど、写真付きの身分証を提出してください。
顔写真なしの身分証しか所有していない場合は、健康保険証と住民票など、2種類以上の身分証が必要になります。 在籍確認は、申し込み時に登録した会社に本当に在籍しているかどうかを確認する手続きです。
在籍を証明するための書類は、社員証や勤務先が記載されている健康保険証、会社発行の在籍証明書などになります。
4:審査結果の通知
必要書類の提出が完了したら、本審査に入ります。本審査が完了するまでの時間は、銀行が1〜2週間程度、消費者金融カードローンが30分〜即日です。 本審査の結果は、メールまたは電話で知らされます。審査に通過したら借り入れの手順や限度額などの案内があります。
5:契約・借入開始
審査結果の通知を受け取ったら、案内に従って借り入れを開始しましょう。
銀行のフリーローンの場合は、口座に資金が振り込まれます。目的別ローンは種類によって借り入れ方法が異なるため、銀行からの案内に従いましょう。 消費者金融カードローンの場合は、無人契約機や各種ATMから借り入れできます。限度額を超えなければ、いつでも好みのタイミングで借り入れが可能です。
【即日融資】100万円の借り入れにおすすめの消費者金融系カードローン3選
100万円の借り入れにおすすめの消費者金融系カードローン3選について紹介します。それぞれの特徴を表にまとめているため、比較の参考にしてみてください。
アコム
- 新規貸付率が他社より高め※4
- 2ステップで申込み可能
- 借り入れまでスマホ1つでOK
最短20分で融資可能 | 24時間申込 | Web完結 | 郵送物なし | ※1 | 電話なし
カードレス※1 | 無利息期間 | 保証人不要 | ※2 | 学生OK独自基準審査 |
金利 | 年3.0~18.0% |
無利息期間 | 最大30日間 |
融資時間 | 最短20分※3 |
※4.2023年10月~2024年2月の新規貸付率は39.4〜44.7%
アコムは三菱UFJフィナンシャル・グループに属しており、利用者数ナンバーワンが特徴の消費者金融です。利用限度額は最高800万円のため、100万円ならば借りられる可能性があります。
申し込みから借り入れまでにかかる時間が最短20分※なため、当日融資を受けられる可能性があります。申し込み後も、楽天銀行への振り込み融資は24時間いつでも受付完了から最短10秒でおこなわれるため、スピード感を重視したい方におすすめです。
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
プロミス
プロミスは、融資まで最短3分※で30日間無利息にて借り入れできるため、初心者の方でも安心して申し込めます。
利用限度額は最高500万円のため、100万円を借り入れることは可能です。上限金利が17.8%と他の消費者金融より低めに設定されており、利息が少し低くなる点も魅力といえるでしょう。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
アイフル
アイフルは最短18分で融資可能で審査から融資までが非常にスムーズなことが特徴です。また、提携先が多いため、借り入れ返済時にも便利に利用できます。
アイフルの利用限度額は最高800万円※であるため、100万円借りることは可能です。状況によっては、在籍確認を書類で代用してもらえるほか、申し込みから契約までをスマホ1つで完結できる点もポイントです。
※ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。
【低金利】100万円の借り入れにおすすめの銀行系カードローン3選
次に、低金利なことで有名なおすすめ銀行系カードローン3選を紹介します。表にそれぞれの特徴をまとめているため、参考にしてみてください。
みずほ銀行カードローン
金利 | 2.0%~14.0% ※みずほ住宅ローン利用者は年0.5%の金利優遇あり。 |
融資スピード | 2~3営業日 |
審査時間 | 最短翌営業日 |
借り入れ可能金額 | 10万円~800万円 |
無利息期間 | ― |
申込年齢条件 | 満22歳以上~66歳未満 |
借り入れ方法 | ATM、口座振り込み |
約定返済額 | 最低毎月2,000円~ |
返済方式 | 残高スライド方式 |
返済方法 | 口座引き落とし |
みずほ銀行カードローンの上限金利は14.0%で、他の銀行カードローンと比べても低いのが特徴です。みずほ銀行の住宅ローン利用者には金利優遇があり、その場合は年1.5%~13.5%になります。
みずほ銀行の口座を持っているかどうかに関係なくWebから手続きできるため、24時間いつでも支店に赴くことなく申し込めます。そのため、平日は仕事で忙しく、時間がなかなか取れない方におすすめです。
楽天銀行スーパーローン
金利 | 年1.9~14.5% |
融資スピード | 最短翌日 |
審査時間 | 最短即日 |
借り入れ可能金額 | 10万円~800万円 |
無利息期間 | ― |
申込年齢条件 | 満20歳以上~62歳以下※ |
借り入れ方法 | メンバーズデスク(PC/スマートフォン)、電話、提携ATM |
約定返済額 | 毎月最低2,000円〜 |
返済方式 | 残高スライドリボルビング返済D |
返済方法 | 提携ATM、メンバーズデスク(PC/スマートフォン)、振り込み |
楽天銀行スーパーローンは、10万円から800万円まで比較的大きな金額の融資も行っている特徴があります。実店舗を持たないネット銀行のため、返済の負担も最小限に抑えられる点がポイントです。
コンビニATM手数料が一部のATMで無料で利用できるため、返済の際に無駄な料金がかかりません。また、スマホやパソコンから簡単な手続きをするだけで利用できる点がメリットです。
- 【期間限定】新規入会で通常金利年1.9%~14.5%が半額の年0.95%~7.25%で利用できる!(2024年5月14日16:59終了予定)
- 【年会費・入会金無料】新規入会のみでもれなく1,000 楽天ポイントがもらえる!(終了日未定)
三菱UFJ銀行カードローン
金利 | 1.8~14.6% |
融資スピード | 最短翌営業日 |
審査時間 | 最短翌営業日 |
借り入れ可能金額 | 10万円~500万円 |
無利息期間 | ― |
申込年齢条件 | 満20歳以上~65歳未満 |
借り入れ方法 | 提携ATM、振り込み |
約定返済額 | 毎月最低1,000円〜 |
返済方式 | 残高スライドリボルビング方式 |
返済方法 | 自動支払い(口座引き落とし)、提携ATM、振り込み |
三菱UFJカードローンは、実質年率1.8~14.6%と比較的低い金利で借り入れすることができます。年利が低いとはいえ借り入れが額は500万円まで可能なため大きな金額を借りることもできます。
申し込みはWebで完結するためいつでもどこでも申し込み可能で、最小返済額は1,000円からで返済サポートも充実しています。
100万円を借りるときの注意点
金融機関や消費者金融から100万円を実際に借り入れる際には、いくつか注意すべきポイントがあります。 100万円を借りるときに注意しておくべき具体的なポイントは次の5つです。
- 消費者金融の場合は年収300万円以上が必要
- 収入証明書の提出が必要
- カードローンの場合100万円超の借入の方が低金利
- 毎月の最低返済金額が決まっている
- 返済が長期間になれば利息がかさむ
100万円を借りるときの注意点について詳しく解説します。
消費者金融の場合は年収300万円以上が必要
消費者金融から100万円を借りるためには、最低でも年収300万円以上が必要です。
消費者側の過度な借り入れを防止するため、年収の3分の1を超える貸付が原則として禁じられているからです。これを総量規制といい、貸金業法によって定められています。
たとえば年収300万円であれば100万円を借り入れできますが、年収250万円の場合は83万円までしか借り入れできません。
総量規制が適用されるのは、あくまでも消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者です。 総量規制を無視して貸付をしようとする貸金業者は違法性が高いため、利用しないように注意してください。
収入証明書の提出が必要
銀行や消費者金融で50万円以上の借り入れをする場合、原則として収入証明書の提出が必要になります。収入証明書として利用できる書類は次のとおりです。
- 源泉徴収票
- 給与明細
- 確定申告書
- 住民税決定通知書
- 所得証明書
- 年金証書
いずれも最新の書類を提出する必要があります。古い書類を提出したり、提出が遅れたりすると、審査に余計な時間が掛かります。
100万円を借り入れるときは収入証明書の提出がほぼ必須であるため、スムーズに手続きを進めるためにも事前に用意しておきましょう。
カードローンの場合100万円超の借入の方が低金利
銀行、消費者金融ともに、利用限度額が高くなるほど金利が低くなる傾向にあります。一例として、りそな銀行カードローンの利用限度額と金利の一覧がこちらです。
利用限度額 | 金利 |
---|---|
300万円型 | 年7.0% |
200万円型 | 年10.0% |
150万円型 | 年10.0% |
100万円型 | 年13.5% |
70万円型 | 年13.5% |
50万円型 | 年13.5% |
表を見てもわかるとおり、100万円型以下は金利が一律で年13.50%と高めです。
一方、150万円型になると年10.0%にまで下がります。3.5%も利息に差があると、返済総額に大きな影響が出るでしょう。
限度額と金利の数値は金融機関によって異なりますが、基本的には限度額が上がるほど金利が低くなります。 年収に鑑みて利用限度額が100万円を超えても問題ない場合は、増額を検討してもよいのかもしれません。
毎月の最低返済金額が決まっている
ローンの返済において、基本的には毎月の最低返済金額が決まっています。
一般的には、最低借り入れ金額が多いほど最低返済金額も多くなります。 たとえば最低返済金額が借入金額の2.0%の金融機関で100万円を借り入れた場合、月々の最低返済金額は20,000円と利息分です。20,000円以下での設定はできません。
最低返済金額が高額に感じる場合は、100万円を一気に借り入れるのではなく、小分けにして借り入れましょう。返済が終わってから次の借り入れをすれば、毎月の最低返済金額を抑えられます。
返済が長期間になれば利息がかさむ
返済が長期間にわたるほど、利息はどんどん膨らんでいくものです。
もし最低返済金額で返済を進める場合、返済期間が4〜5年の長期間に及ぶため、利息合計額が20〜30万円以上になる可能性があります。
余分な利息を支払いたくない場合は、可能な限り返済を短期間で終わらせなければいけません。毎月の返済額を増やしたり、ボーナスが出たときにまとめて支払いをしたり、早めに完済できるようにしましょう。
100万円を借りる際によくある質問
100万円を借りる際によくある質問や疑問点について回答します。
- 専業主婦や学生、パートでもお金は借りられますか?
- 無職でもお金を借りられますか?
- 繰り上げ返済をすると利息は減りますか?
専業主婦や学生・パートでもお金は借りられますか?
専業主婦や学生の方でまとまった収入がない場合、100万円を借りることは厳しいと考えましょう。貸金業者から50万円以上を借り入れるためには、収入証明書の提出が必要だからです。
収入証明書なしでお金を借りる場合は50万円が限度額となるため、100万円には届きません。 複数のカードローンで借り入れをすれば合計100万円に届く可能性はありますが、カードローンは借り入れ件数が多いほど審査に落ちやすくなります。
無職でもお金を借りられますか?
原則として、無職の方がお金を借りることはできません。消費者金融は総量規制に基づいて融資をおこなっていますし、銀行も申し込み者の年収を考慮して貸し付けしているからです。
ただし、国の融資制度や生命保険の契約者貸付を利用すれば、無職でもお金を借りられる可能性があります。無職でお金を借りたい方は、消費者金融や銀行以外からお金を借りる方法を検討してみましょう。
繰り上げ返済をすると利息は減りますか?
繰り上げ返済をすると、基本的に利息は減ります。
カードローンで繰り上げ返済をした場合、返済金は元金と利息の一部に充当され、返済期間が短くなります。短くなった期間分の利息を支払う必要がなくなるため、結果的に利息合計が減額になる仕組みです。
なお、住宅ローンや医療ローンなどの目的別ローンで繰り上げ返済をする場合は、返済額軽減型と返済期間短縮型の2種類からどちらかを選べます。
返済額軽減型 | 返済期間を変更せずに毎月の返済額を減らす方法 |
返済期間短縮型 | 毎月の返済額を変えずに返済期間を短くする方法 |
一般的には返済期間短縮型の方が利息は少なくなるため、総返済額を減らしたい場合は返済期間短縮型を選びましょう。
まとめ
100万円を借りる方法や返済シミュレーション、借り入れの注意点などを紹介しました。
100万円を借りる場合は、銀行の目的別ローン、フリーローン、消費者金融のカードローンの3つの選択肢があります。 目的が決まっている場合は金利の低い目的別ローン、決まっていない場合はフリーローンを選びましょう。
すぐにでも現金が手元に必要な場合は、審査が最短即日で終わる消費者金融カードローンがおすすめです。
無理のない返済計画を立て、適切な金融機関や消費者金融で100万円を借り入れましょう。