「楽天証券の評判ってどうなの?」「楽天証券と他の証券会社との違いが知りたい」などの悩みを抱える方も多いでしょう。
楽天証券は投資におすすめの証券会社として、良く紹介されています。
ただ、実際に利用しても問題ないのか不安に感じている方もいるでしょう。
そこで本記事では、評判や口コミを中心に、楽天証券の特徴をわかりやすく解説します。他の証券会社との違いについても解説するため、これから投資を始めようとしている方は参考にしてみてください。
楽天証券とは

まずは楽天証券の特徴から確認していきましょう。
- 楽天グループの証券会社
- 楽天銀行と連携した「マネーブリッジ」がお得
次で詳しく解説します。
楽天グループの証券会社
楽天証券は日本最大級のショッピングモールを運営する楽天グループのネット証券です。楽天グループはショッピング以外にもトラベル事業や通信キャリアを運営し、金融分野では銀行やクレジットカード、電子マネー(エディ)や保険などの幅広い事業を展開しています。
楽天証券は日本で初めて「インターネット取引専業証券」としてサービスを開始し、主に個人投資家向けにサービスを提供中です。手数料の低さや、多くのキャンペーンが実施されていることで人気を集めています。
楽天証券の概要をまとめたため、確認してみましょう。
口座開設数 | 700万口座以上(2021年12月時点) |
取扱商品 | 国内株式、外国株式、投資信託、FX、CFD、債券、先物・オプション、金・プラチナ等 |
国内株式取引手数料 | 【超割コース】1約定5万円まで 55円 【いちにち定額コース】1日100万円まで 0円 |
NISA/つみたてNISA | 〇 |
iDeCo | 〇 |
単元未満株 | × |
楽天銀行と連携した「マネーブリッジ」がお得
楽天証券を利用して投資する際、楽天銀行を連携した「マネーブリッジ」を利用できます。マネーブリッジとは、楽天証券と楽天銀行の口座連携サービスのことで、楽天銀行の金利が高くなるなどのメリットがあります。
他にも楽天証券と楽天銀行をマネーブリッジするメリットがあるため、紹介します。
- 楽天銀行の普通預金金利が年0.02%(税引前)→最大年0.1%(税引前)にUP
- 「自動入出金(スイープ)」で資金移動が簡単になる
- 「ハッピープログラム」で楽天ポイントが貯まる
- 「らくらく入出金」で24時間手動で入出金ができる
- ハッピープログラムでの特典
マネーブリッジに費用は発生しないため、楽天証券を利用する方は、楽天銀行の口座開設も同時におこなっておきましょう。
楽天証券の良い評判・口コミ

ここからは楽天証券の良い評判・口コミについて紹介します。
- 楽天ポイントが付与される・利用できる
- 楽天銀行との連携で金利が上がる
- 手数料が安い
- アプリが使いやすい
- 自動資産運用ができる
次で詳しく解説します。
楽天ポイントが付与される・利用できる
楽天銀行との連携で金利が上がる
手数料が安い
アプリが使いやすい
自動資産運用ができる
楽天証券のVTIとは、米国株式に分散投資できるインデックス型投資信託です。 大企業から中小企業の株をカバーしているため、低リスクで運用できる点が魅力です。 ただし、運用するうえで、リスクや注意点もあります。 […]
楽天証券の良くない評判・口コミ

ここからは楽天証券の良くない評判・口コミについて紹介します。
- ミニ株の取り扱いがない
- IPO取り扱い銘柄数が少ない
次で詳しく解説します。
ミニ株の取り扱いがない
国内株式を購入するためには、100株単位で購入する必要があります。そのため、投資をはじめるためには、ある程度の資金力が不可欠です。
ただ、本来100株単位で取引するところを1株から株式を購入できる制度であるミニ株を取り扱っている証券会社が増えてきました。ミニ株であれば少額から投資でき、リスクも抑えられます。
しかし、楽天証券ではミニ株の取り扱いがありません。そのため、少額から国内株式の投資を始めたい方はミニ株の取り扱いがある「SBI証券」や「LINE証券」の利用をおすすめします。
IPO取り扱い銘柄数が少ない
IPOとは、Initial Public Offeringの略語で、日本語では「新規公開株」や「新規上場株式」のことです。初値が公募価格を上回るケースも多く、個人投資家から人気を集めています。
楽天証券はIPO投資の取扱数が多くありません。楽天証券と主要ネット証券のIPOの取扱実績をまとめたため、確認しましょう。
SBI証券 | SMBC日興証券 | マネックス証券 | 楽天証券 | |
---|---|---|---|---|
2021年 | 122件 | 81件 | 66件 | 74件 |
2020年 | 85件 | 53件 | 50件 | 38件 |
2019年 | 82件 | 61件 | 49件 | 26件 |
2018年 | 49件 | 66件 | 62件 | 11件 |
他のネット証券と比べるとIPO取扱銘柄数は劣っています。
ただ、楽天証券では年々増加傾向にあり、完全平等抽選制であるため、今後IPO投資をしたい方は楽天証券の口座を保有しておきましょう。
楽天証券の評判・口コミから見るメリット

ここからは楽天証券の評判・口コミから見るメリットについて紹介します。
- 楽天ポイントで株式や投資信託に投資できる
- 取引手数料が安い
- アプリ・iSPEEDが初心者でも操作方法が簡単
- ロボアドバイザーが自動で資産運用してくれる
次で詳しく解説します。
楽天ポイントで株式や投資信託に投資できる
楽天ポイントは1ポイントから1円単位で「国内株式」や「投資信託」、「米国株式」へと投資できます。
ポイントが余って消失することもなく、効率よくポイントを利用できます。
取引手数料が安い
楽天証券の国内株式の手数料には、以下の2つのコースがあります。
- 超割コース…1回の取引金額で手数料が決まるコース。手数料の1%分がポイントバックされる。
- いちにち定額コース…現物取引と信用取引を合算した1日の合計取引金額で手数料が決まるコース。
「超割コース」の現物株取引手数料を、表でまとめました。
取引金額 | ~5万円 | ~10万円 | ~20万円 | ~50万円 | ~100万円 | ~150万円 |
手数料 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 640円 |
「いちにち定額コース」では、一日の約定金額が100万円までは無料です。そのため、それぞれのおすすめタイプは次のようになります。
- 大きな金額を何度も取引する方:取引毎手数料コース
- 1日の取引金額が100万円以下である方:一日定額手数料コース
- 自身の取引スタイルにあわせて手数料プランを選べる点も魅力です。
アプリ・iSPEEDが初心者でも操作方法が簡単
楽天証券のアプリは非常に使いやすく、ユーザーから人気を集めています。
株アプリである「iSPEED 株取引」は多彩な機能を搭載しています。
- きれいにまとまっているため、直感的に見やすいアプリ
- オリジナルの投資情報画面を作成できる
- 日経テレコンが無料で閲覧でき、投資判断の材料を見つけやすい
- アラート機能があり投資タイミングを見逃さない
豊富な機能を搭載しつつも、楽天証券の口座があれば無料で利用できる点が魅力です。
ロボアドバイザーが自動で資産運用してくれる
楽天証券では、投資初心者に向けて自動で資産運用ができるロボアドバイザー「楽ラップ」を提供しています。
ロボアドバイザーとは、投資の助言や資産の運用をしてくれるサービスのことです。我々投資家は、はじめに「投資をする目的」や「リスク許容度」について答えると、最適なポートフォリオを構築できます。
楽ラップの特徴は、不安定な相場環境下で値動きのブレを軽減できる「DRC機能」が搭載されていることです。リスクを極力減らしつつ資産運用できるため、これから投資をはじめる方におすすめです。
楽天証券と人気の証券会社を比較!

ここからは楽天証券と人気の証券会社の比較をおこないます。
- 野村証券
- マネックス証券
- SBI証券
- 松井証券
次で詳しく解説します。
野村証券
会社名 | 野村証券 | 楽天証券 |
手数料 | ~10万円で152円 | ~5万円で55円 |
つみたてNISA(銘柄数) | 7本 | 182本 |
投資信託(銘柄数) | 986本 | 2650本 |
米国株取扱銘柄数 | 732銘柄 | 4702銘柄 |
口座開設所要日数 | 最短5日 | 最短翌日 |
野村証券は近年のネット証券ブームにやや押されがちですが、総合証券会社として人気を集めています。
野村証券の強みは、ネット証券では対応できない対面でのサポートや長年証券会社を運営してきた実績が挙げられます。
また、深い分析力と先見性を強みとしたリサーチ力も強みの一つです。特に投資情報アプリ「FiNTOS!(フィントス)」は、グローバルリサーチ機能を一つの組織に集約し、33の国・地域のマクロ経済をカバーした、投資情報アプリです。
多様なメディアが発信するニュース、ウォッチリスト、決算予定に加えて、これまで主に機関投資家向けに提供してきた「野村のリサーチレポート」や独自記事を購読できます。
マネックス証券
会社名 | マネックス証券 | 楽天証券 |
手数料 | ~5万円で55円 | ~5万円で55円 |
つみたてNISA(銘柄数) | 156本 | 182本 |
投資信託(銘柄数) | 1278本 | 2650本 |
米国株取扱銘柄数 | 4554銘柄 | 4702銘柄 |
口座開設所要日数 | 最短翌日 | 最短翌日 |
「米国株投資をするならマネックス証券」と多くの投資家に言われるほど、外国株投資で人気の証券会社です。
米国株の取扱い銘柄数は業界トップクラスで、投資家の要望にあわせて随時取扱銘柄数を増やしています。
マネックス証券でのおすすめは、特にクレジットカード積み立てです。クレジットカード積み立ては、投資信託の決済方法をクレジットカードに設定すると、積立金額に応じてポイント還元されます。
マネックス証券のクレジットカード積み立ては、業界最高水準の1.1%の還元率を誇り、お得に資産形成できます。
SBI証券
会社名 | SBI証券 | 楽天証券 |
手数料 | ~5万円で55円 | ~5万円で55円 |
つみたてNISA(銘柄数) | 184本 | 182本 |
投資信託(銘柄数) | 986本 | 2650本 |
米国株取扱銘柄数 | 6000銘柄以上 | 4702銘柄 |
口座開設所要日数 | 最短翌日 | 最短翌日 |
SBI証券は、楽天証券と並んで人気のネット証券です。SBIグループ全体で840万口座を達成し、ネット証券国内株式個人取引シェアNo.1(出所:東証統計資料、各社WEBサイトの公表資料よりSBI証券が集計)を誇っています。
証券業界内でも手数料が安くて知名度と実績もあります。証券会社の口座開設が初めての方でも安心して利用できるでしょう。
中でも注目すべきは国内株式の手数料が最安水準である点で、25歳以下の方は国内株式手数料は無料です。
また、SBI証券は1株から取引できるS株(ミニ株)も取り扱っているため、少額から投資をしたい方におすすめです。
松井証券
会社名 | 松井証券 | 楽天証券 |
手数料 | ~100万円で1,100円 | ~5万円で55円 |
つみたてNISA(銘柄数) | 177本 | 182本 |
投資信託(銘柄数) | 1632本 | 2650本 |
米国株取扱銘柄数 | 73銘柄 | 4702銘柄 |
口座開設所要日数 | 最短翌日 | 最短翌日 |
松井証券は日本初のインターネット証券です。
25歳以下の方は株式手数料が無料であり、一日信用取引手数料は業界最安水準で展開しています。本格的な個別株投資やデイトレードをして稼ぎたい方におすすめです。
投資信託でも低コストな商品を厳選しているため、投資家から良い評判が集まっています。操作方法で迷った時は、専用ダイヤルから丁寧にサポートしてもらえるなど、サービスも充実しています。
楽天証券に関するよくある質問

楽天証券に関して、よくある質問をまとめたため、困った時の参考にしてください。
- 楽天証券の最低購入金額は100円ですか?
- 楽天証券の手数料が無料となるのはどのような場合ですか?
- 楽天証券の口座開設で必要な書類は何ですか?
- 楽天証券の2022年の新サービスは予定されていますか?
次で詳しく解説します。
楽天証券の最低購入金額は100円ですか?
楽天証券で投資信託を購入する場合、100円から投資できます。2650銘柄から選択できるため、あなたに適した銘柄を見つけられるでしょう。
また、楽天ポイントを利用して投資できるため、現金よりも気軽に投資を始められます。
楽天証券の手数料が無料となるのはどのような場合ですか?
国内株の現物取引で手数料が無料となるのは、次の2つの条件を満たしたときです。
- 手数料体系を1日定額にする
- 1日の約定金額が100万円以下である
上記の条件を満たすときは、取引手数料が無料となります。
また、米国株投資でも約定代金が2.22米ドル以下であれば、手数料無料で取引できます。とはいえ、1株2.22米ドル以下の銘柄は多くはありません。
特に人気のあるAppleやMicrosoftなどは1株で100ドル以上必要となります。
楽天証券の口座開設で必要な書類は何ですか?
楽天証券で口座開設をする際は、メールアドレスと本人確認書類が必要です。
楽天証券で利用できる本人確認書類は次の通りです。
- 健康保険証
- パスポート
- 住民票の写し・印鑑登録証明書
- 住民基本台帳カード
- 在留カード・特別永住者証明書
証明書の有効期限が切れていれば口座開設できないため、提出する前に確認しておきましょう。
楽天証券の2022年の新サービスは予定されていますか?
楽天証券では2022年に投資信託の楽天キャッシュ決済できるサービスを追加しました。
これまではクレジットカード決済のみでしたが、電子マネーの楽天キャッシュからも投資信託で利用できるようになりました。
楽天カードから楽天キャッシュへチャージをおこなうと、0.5%のポイントが還元されるため、投資信託へ投資しながらポイントも貯められます。また、2022年12月までは楽天キャッシュで積立すると0.5%ポイント還元されるため、最大1.0%の還元となります。
まとめ

楽天証券の評判について解説してきました。楽天証券は日本最大級のショッピングモールを運営する楽天グループのネット証券です。
楽天証券の良い評判は次の通りです。
- 楽天ポイントが付与される・利用できる
- 楽天銀行との連携で金利が上がる
- 手数料が安い
- アプリが使いやすい
- 自動資産運用ができる
反対に楽天証券の良くない評判は次の通りです。
- ミニ株の取り扱いがない
- IPO取り扱い銘柄数が少ない
楽天証券では最短翌日から取引できます。楽天証券のメリットを把握して、お得に投資を始めましょう。
※本記事の情報は2022年10月時点のものです。
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<参考>
楽天証券