FXで複利運用すべき?単利との利益差やメリット・デメリットを徹底解説

FXで複利運用をおこなうと、資産の増加スピードを向上させる効果が生まれます。

しかし、複利は過去の利益を元本として投資するため、FXのように大きな損失が発生する可能性がある市場では、リスクが高まる一方です。

そのため、複利を用いたFXトレードにおいては、確固たるトレード戦略の構築と資金管理が不可欠ですが、具体的にどのように実行するべきか、多くのトレーダーが悩むことでしょう。

本記事では、FXの複利運用を成功させるポイントや、複利運用のメリット、デメリットについて解説します。

また、FXで複利運用するのにおすすめの会社5つも紹介するため、FXで複利運用をおこないたい方はぜひ参考にしてください。

目次

FXの複利と単利の基本情報

FXトレードのみならず、資産運用の方法には、複利と単利の2つがあります。

FXトレードにおいて、複利と単利は基本的な概念ですが、その違いや利用方法について理解することは、成功への重要な一歩です。

まずは、FXの複利と単利についての基本情報を解説します。

FXの複利とは

FXにおける複利とは、元本に対する利益を再投資することで、元本が成長し続ける仕組みです。

複利を用いることで、元本が増加した場合、次回の利益はそれまでの元本に加えて新たな利益にも影響を与え、資産の成長が加速します。

複利は長期間にわたる投資や運用において、資産の成長を最大化するのに有効です。

元本を保ちつつ利益を積み上げ、積み重ねられた利益が新たな利益を引き寄せるという運用イメージです。

FXの単利とは

FXにおいて単利とは、得られた利益を都度引き出し、元々の投資額をそのまま維持する方法のことをいいます。

投資元本自体が変動せずに維持されるため、資産の増加速度は複利に比べて遅くならざるを得ません。

しかし、獲得した利益を都度引き出すため、投資資金とは別に利益が手元に残る点がメリットです。

単利は複利に比べて資産の増加速度は遅いですが、リスクを最小限に抑えながら利益を手にできます。

そのため、比較的安定した資産運用スタイルといえるでしょう。

複利と単利での利益差

元本100万円を年利5%で5年間運用した場合、単利による利益は、5年間で合計25万円に対し、複利運用では総額約27万6,000円の利益が見込まれます

単利では毎年同じ金額の利益を得ますが、複利運用では「元本+利益の合計額」に対して利益が発生するため、利益額が毎年増加します。

運用期間が長くなるほど、複利と単利の利益差は顕著です。そのため、資産運用を開始する際には、複利と単利のどちらを選択するのかをよく考えることが重要です。

FXで複利運用するメリット

FXでの複利運用には、次のようなメリットがあります。

  • 単利よりも資金増加スピードが速い
  • 運用期間が長いほど資金が増える
  • 損切りしても取り返せる

それぞれ解説します。

単利よりも資金増加スピードが速い

複利運用の最大のメリットは、単利に比べて資金増加のスピードが速いことです。

複利運用では、利益が得られるたびに元本に組み入れるため、元本が成長し続け、利益もそれに応じて増加します。

一方、単利運用では元本自体が変化せず、毎回同じ金額の利益が得られます。

同じ期間で比較すると、複利運用のほうが元本が増え、それに応じて利益も増加するため、資産を早く増やしたい方には大きなメリットとなるでしょう。

運用期間が長いほど資金が増える

最初に用意できる投資資金には個人差はありますが、理論上は複利で長く運用を続けるほど資金を増やせます

複利運用は、元本に対する利益を都度再投資する運用方法です。そのため元本が成長し続け、運用期間が長いほどその影響がより顕著に現れます。

損切りしても取り返せる

損切りは投資資金を守り、損失を最小限に抑えるために不可欠です。

損切りを怠ると、一度の取引で大部分またはすべての投資資金を失う可能性が高まります

FXトレードで複利運用を採用すると、損切りをおこなった場合でも、最終的に損失を取り戻す可能性が生まれます。

複利効果により、利益が再投資され、元本が徐々に回復し、新たな利益を生み出せるからです。

複利効果で損失をカバーできる安心感は、損切りをおこなう際の心の支えとなるでしょう。

FXで複利運用するデメリット

投資にはリスクがつきものです。そのため、FXで複利運用をする場合、メリットのみでなく、デメリットについても理解しておく必要があります。

主なデメリットは、次のとおりです。

  • 儲かったお金が利用できない
  • 損切り時の損失額が大きい
  • 利益の引き出しができず過去の利益を失う可能性がある

それぞれ解説します。

儲かったお金が利用できない

複利運用は得られた利益を取引資金として再投資し、運用の効率を高める必要があるため、利益を直ちに引き出せません。

たとえ利益を積み上げていても、その利益を自由に利用できない制約が生じ、生活の充実感が得られず、投資のメリットをあまり感じられないデメリットがあります。

単利運用では利益を随時引き出せるため、FXで増やした資金を即座に利用したい場合は、単利運用を検討するとよいでしょう。

損切り時の損失額が大きい

複利による運用を続けると、投資資金の総額が着実に増加します。

そのため、資金の成長に伴い、損切りをおこなう際の損失額も自然と増大していくことが避けられません。

投資資金の一定割合で損切りをおこなっている場合でも、成長した資産に対する損切りが大きくなると、損切りを実行する際にためらいを感じることがあります。

以前と同じ損切り幅を維持していたとしても、その額が大きくなることは、トレーダーには心理的な負担となるでしょう。

損切り額の大きさが気になる場合、投資資金を一度引き下げることをおすすめします。

投資資金を減らして損切り額を小さくすると、余裕を持ちながら取引できるでしょう。

利益の引き出しができず過去の利益を失う可能性がある

複利運用は、得た利益をそのまま投資元本に再投資する運用戦略です。

得た利益は完全に投資元本に充当され、手元に現金として取り出すことはできません。

資産が順調に増加している場合は問題ありませんが、一度の取引で大幅な損失を被ると、投資元本が急激に減少し過去の運用益も失う可能性があります。

そのため、複利運用において一定額の利益を定期的に引き出すことで資産の急激な減少を防ぐことは、合理的な選択肢といえるでしょう。

FXでの複利運用を成功させるポイント

FXでの複利運用は、投資資産を持続的に増やす効果的な方法の一つですが、成功させるためにはいくつかの重要なポイントを押さえることが不可欠です。

  • 短期間でロットを上げすぎない
  • 利益の一部を定期的に出金する
  • 取引する前に損切り位置を決めておく

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

短期間でロットを上げすぎない

FXでは、取引をおこなう際にロットと呼ばれる単位で取引量を表します。

ロットを増やすことは、ポジションサイズが大きくなることにつながり、利益も大きくなりますが、それに伴うリスクも高まる点に注意が必要です。

短期間でロットを増やすことは、市場の変動に対するリスクを増大させます

為替市場は瞬時に価格が変動する場合があり、大きなポジションを持つことは市場の不確実性に敏感に反応することを意味し、急激なロットの増加は、大きな損失を被る可能性を高めます。

また、ロットを短期間で増やすことは、トレーダー自身の心理的な負担にもなりかねません。

大きなロットサイズに対するプレッシャーやストレスは、冷静な判断力を欠如させ、感情的なトレードを引き起こす可能性があります。

そのため、ロットサイズを段階的に増やす計画を立てたうえで、リスク管理の徹底が重要です。

利益の一部を定期的に出金する

FXトレードを複利でおこなう際は、資金管理の徹底が不可欠です。

為替市場は予測不能で変動が激しいため、すべての利益を再投資し続けることは、大きな損失を被る可能性を高めます。

定期的な利益の引き出しは、過度なリスクを回避し、資産を守る手段となります

また、利益の定期的な出金は、トレーダーの生活にもポジティブな影響を及ぼすでしょう。

利益を受け取りながら、自身や家族の生活品質を向上させられるため、トレーダーのモチベーションの維持につながります。

取引する前に損切り位置を決めておく

為替市場は予測不可能で変動が激しいため、トレードにおける損失を最小限に抑えるためには、取引をおこなう前に損切り位置を決めておくことが重要です。

損切り位置は、トレーダーが許容できる最大損失額を定め、それを超えないようにポジションを閉じる目安となります

大きな損失を避け、資産を守るのに役立つため、適切な損切り位置は必ず設定しておきましょう。

FXで複利運用する際の注意点

FXで資産を着実に増やすための重要な手法の一つが複利運用です。

ただし、複利運用の効果を最大限に引き出すためには注意すべき点があります。

ここではFXで複利運用する際の注意点について、詳しく解説します。

リターンが増える分、リスクも大きい

複利運用は投資元本に得た利益を再投資するため元本が成長し続けますが、一方で、大きなリスクを伴う点に注意が必要です。

市場の変動により、一度の取引で大きな損失を被ると元本が急激に減少し、その後の成長も鈍化して過去の利益も失うリスクが存在します。

また、FXトレードにおいて、1回の大きな損失を取り戻すためには、多くのリスクを冒す必要があります。

たとえば、トレードで50%の損失を被った場合、元の資本を回復するためには、資金を100%増やさなければなりません。

前回のトレードでの損失を取り戻そうとして、高いロットサイズで次のトレードをおこなうと、再び大きな損失を被る可能性が高まります。

投資元本が保証されていない

投資元本は市場の変動やトレードの結果に対して保証されていません。金融市場は不確実性が高く、価格が急激に変動するため、元本を完全に保護するのは難しいです。

市場での急激な変動や誤ったトレード判断により、一度の取引で大きな損失を被ることがあります。

複利運用では、元本が急激に減少すると、その後の利益の成長も鈍化する可能性があるため、リスクを適切に管理しなければなりません。

トレーダーは適切な資金管理や損切り戦略を実践し、元本を守りつつ長期的な利益を目指すことが重要です。

FXで複利運用するならおすすめの会社5選

FXで複利運用する場合、おすすめの会社は次の5つです。

  • SBI FXトレード
  • 松井証券のFX
  • GMOクリック証券
  • DMM FX
  • マネーパートナーズ

それぞれの会社の特徴を説明するため、FXでの複利運用を検討している方はぜひ参考にしてください。

SBI FXトレード

SBI FXトレードは、ネット証券大手が提供するFX取引サービスです。ネット証券大手がサービスを手掛けていることは、FX初心者には安心材料となるでしょう。

SBI FXトレードでは、1通貨単位からの取引が可能なため、少額からスタートし、リスクを最小限に抑えながら取引をはじめられます。

また、1,000通貨以下の取引において業界最高水準の低スプレッドを提供している点も魅力の一つです。

一般的にFX会社は、経済指標発表時にスプレッドを広げ、約定が難しくなることがありますが、SBI FXトレードは経済指標発表時にも安定したレートを提供する方針を採用しています。

約定力の安定性はトレードの成功に大きな影響を与えることを理解して取り組んでいる姿勢も、SBI FXトレードの高評価ポイントといるでしょう。

松井証券のFX

松井証券は2021年にFXサービスを全面リニューアルしました。

リニューアルにともない、取引可能通貨ペアが増加し、1通貨単位での取引も可能になったため、少額からFXをはじめたい方や複利運用を希望する方には魅力的なFX会社といえるでしょう。

リニューアルにより、ドル円のスプレッドが0.2pipsと、業界最狭水準になったため、コストを最小限に抑えての取引が可能です。

松井証券のFXでは、トレーダー自身がレバレッジを調整できる点も大きなメリットです。

1倍から最大25倍まで4種類から選択可能なため、トレーダーのリスク許容度にあわせて適切なレバレッジを選べます。

ただし、倍率が高いほどスクは上がります。

高いレバレッジを利用する際には、リスク管理を十分におこない、ロスカット水準を高めに設定することが重要です。

松井証券のFXの取引ツールは、パソコンとスマートフォンの両方に対応しており、スピード注文、チャート表示、為替ボード、経済ニュースなど、トレードをサポートする多くの機能が備わっています。

直感的に操作でき、FX初心者にも利用しやすいため安心です。

また、松井証券本体がFXサービスを提供しており、同一口座内で株式投資とFXトレードをおこなえるため、資産の統合管理が可能です。

GMOクリック証券

GMOクリック証券は、FXネオというFXサービスを提供しています。

以前までは1万通貨単位での取引でしたが、現在は初心者でもはじめやすい1,000通貨単位を採用しています。

また、FXネオは、スプレッドが業界最狭水準です。取引コストを抑えて取引したいFX初心者には、FXネオのスプレッドの狭さは大きなメリットといえるでしょう。

FXネオはブラウザから利用する取引ツールであり、取引状況やレート、ニュースなどが一つの画面にまとめて表示されるため、取引ツールに慣れていない初心者でも簡単に操作ができるのも特徴です。

GMOクリック証券のツールは、すべてこだわりの自社開発です。

とくに、はっちゅう君FXプラスは、FX初心者から上級者まで幅広いトレーダーが利用できるように、GMOクリック証券が開発した独自のシステムで、その名のとおり発注系が充実してます。

1クリックで即時注文ができるスピード注文機能や、テクニカル分析をおこなう際に役立つ基本的なテクニカル指標が数種類搭載されています。

また、ワンクリックで入金、出金、資金の振替などの金融取引手続きをおこなえる点も魅力です。

DMM FX

DMM FXは、電子書籍や動画配信などさまざまなジャンルの事業をおこなうDMMの中で、DMM.com証券が提供するFXサービスです。

申し込み時の本人確認において、スマートフォンによるスピード本人確認を利用した場合、最短1時間で取引をはじめられます

DMM FXでは、取引内容に関する問い合わせについて、メールフォームや電話に加えて、LINEでの連絡も可能です。

トーク履歴がそのまま残るため、問い合わせた内容や、返信された回答、URLなどがいつでも見返せるメリットがあります。

またDMM FXでは、取引のたびにポイントが貯まる点もメリットです。

毎回の新規取引に対してポイントが還元され、取引実績に基づいてポイントランクが決定します。1ロットの新規取引ごとに、ランクに応じて最大3倍のポイントが付与されます。

ランクはゴールド、シルバー、ブロンズの3つです。獲得したポイントは、1ポイントが1円相当の価値を持ち、現金に交換可能です。

貯めたポイントは取引に利用したり、DMM FXの口座にキャッシュバックとして受け取ったりできます。

マネーパートナーズ

マネーパートナーズは、2013年に東証一部に上場しましたが、FX専業業者としては初の快挙です。

マネーパートナーズは、2つの異なるFXサービスを提供しています。

  • パートナーズFX
  • パートナーズFX nano

パートナーズFXは1万通貨単位での取引が可能で、業界屈指の約定力を誇っているため、一度に大きな通貨量で取引をおこないたい上級者トレーダーにおすすめです。

パートナーズFX nanoは、100通貨単位での取引が可能なため、細かく取引通貨量を調節できます。

nanoではスプレッドが狭く設定されており、取引コストを最小限に抑えることも可能です。

また、パソコンやスマートフォンのみでなく、タブレット対応の取引ツールも提供しています。

外出先では100通貨から狭いスプレッドで取引できるnanoを利用し、自宅では約定力の高いパートナーズFXをパソコンやタブレットで利用するといった使い分けをするのもよいでしょう。

FXの複利運用に関するよくある質問

FXの複利運用に関するよくある質問をまとめました。

  • 初心者がFXで複利運用をしても大丈夫?
  • FXで複利運用をはじめる金額は?
  • FXで得た複利運用利益はすぐに取り出せる?

FXの複利運用について理解を深めるために、ぜひ参考にしてください。

初心者がFXで複利運用をしても大丈夫?

FX初心者は、取引に慣れるまでは単利での取引がおすすめです。

初心者はまず、基本的な取引手法や市場の動きを理解し、トレードスキルを磨く必要があります。

複利運用は取引の複雑さが増すため、取引手法が未確立の段階では単利でのトレードに集中し、基本を十分に身につけることが重要です。

単利運用を通じてトレードに自信をつけ、安定的に利益を上げるスキルを習得したあとに、複利運用へシフトすると、リスクを最小限に抑えつつ効果的な運用を実現できるでしょう。

FXで複利運用をはじめる金額は?

1通貨単位で取引できるFX会社を選ぶことで、比較的少額の資金から複利でのFXトレードをおこなえます。

1,000通貨単位のFX会社では、10万円程度の資金が必要です。

取引のスキルと経験が向上し、リスク管理が適切におこなわれていることを確認したあと、徐々に資金を増やしていくことも一つの戦略です。

自身の用意できる投資資金と、利用するFX会社の取引単位を考慮に入れながら、取引金額を決めましょう。

FXで得た複利運用利益はすぐに取り出せる?

FXトレードにおいて、損切りの遅れや一度の取引で大きな損失を被るケースは、ベテラントレーダーでも起こり得ることです

複利運用を続けることで、過去に得た利益を大きく失う可能性もあります。

複利運用をおこなう際には、定期的に一定額の利益を投資元本から取り出すことが重要です。

また、大きな利益を得たあと、一定の利益金額を取り出すことは、メンタル的な満足感を得ることにも繋がります。

利益の一部を取り出すことで、冷静な判断を保ちつつ取引を続けられるでしょう。

まとめ

今回は、FXにおける複利運用の基本的な情報から、複利運用のメリット、デメリット、成功させるためのポイントまで解説しました。

複利運用は資金増加のスピードが速い反面、一度の損失で過去の利益を失うリスクもあります。

損失を最小限に抑えるためには、徹底したリスク管理や適切な損切りポイントの設定が重要です。

また、定期的に一定額の利益を取り出すことで、過去の利益を保全し、リスクを分散できます。

トレーダーは焦らずに、市場の動向やトレンドについて学び、取引手法を確立したあとに複利運用に取り組みましょう。

<参考>
SBI FXトレード
松井証券のFX
GMOクリック証券

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