カードローンの利息により返済金額が大きくなりすぎて、借り換えを検討している方は多いのではないでしょうか。
しかし、どのようなカードローンに借り換えればよいのかわからないと悩んでいる方もいるでしょう。
借り換えを利用する消費者金融や銀行を選ぶ際は、金利や融資までのスピードをチェックして、自身に適した条件のサービスを見つける必要があります。
本記事では、カードローンの借り換えにおすすめな消費者金融と銀行について紹介します。
カードローン借り換えの際の注意点や申し込みの流れもあわせて解説するため、スムーズに借り換えをおこないたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【目的別】大手カードローン会社比較表
大手会社 | 注目ポイント | 融資時間 | 審査時間 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
プロミス | 最短3分※2の スピード融資 簡単診断する | 最短3分※2 | 最短3分※2 | 詳細を見る |
SMBCモビット | が運営 独自の審査が 期待できる 簡単診断する | クレカ会社最短60分※3 | 10秒簡易審査 | 詳細を見る |
アコム | 新規貸付率が 39.4〜44.7%と 他社より高め※4 簡単診断する | 最短20分※1 | 最短30分 | 詳細を見る |
アイフル | 独立した業者 他社より柔軟な審査が期待できる 簡単診断する | 銀行傘下でない最短18分※1 | 最短18分※1 | 詳細を見る |
カードローンの借り換えとは
カードローンの借り換えとは、現在返済している会社からほかの会社のカードローンへの乗り換えを指します。
金利の低いカードローンへ乗り換えると、支払い総額の負担が軽くなる点が主なメリットです。
借り換えと意味を混同しやすい言葉におまとめローンがあります。
カードローンの借り換えへの理解を深めるために、おまとめローンとの相違点についても確認しておきましょう。
「借り換え」と「おまとめローン」の違い
複数社からの借り入れをまとめて返済するかどうかが、借り換えとおまとめローンの異なる点です。
借り換えは、A社からB社に借り入れ先を切り替えます。
一方でおまとめローンは、新たな会社から借り入れたお金で複数社から借り入れているローンをまとめて返済します。
2社以上からの借り入れを1本のカードローンにまとめる場合は、借り換えではなくおまとめローンです。
借り換えとおまとめローンは似た意味を持つ言葉ですが、異なる点を把握して混同しないようにしましょう。
カードローン借り換えのメリット・デメリット
カードローンの借り換えをおこなうメリットとデメリットについて解説します。
カードローン借り換えのメリット
カードローンの借り換えをおこなうと、返済金額を抑えられます。
たとえば、金利年15.0%のカードローンから金利年12.0%のカードローンへ借り換えれば、金利差の年3.0%分の利息を支払う必要がなくなり、毎月の返済金額が減少します。
利用限度額を増やせる可能性がある点も借り換えのメリットの一つです。
借り換えの際は新たな会社と契約を結ぶため、もともとの契約よりもよい条件が適用されることがあります。
利用限度額が増えれば、追加の借り入れが必要になった場合にも対応できます。
カードローン借り換えのデメリット
借り換えは新たな借り入れ先に切り替えるため、再度借り換え先の審査を受ける必要があります。
審査条件は会社ごとに異なるため、現在の借り入れ先の審査は通過できた場合でも、新しい借り入れ先の審査を通過できるとは限りません。
仮に通過できたとしても契約内容が悪くなり合計返済金額が増えるケースもあります。
また、借り入れ先により利用方法や返済方法が異なる場合がある点にも注意が必要です。
乗り換えによって、返済方法が限定されたり、アプリが使いにくくなったりする場合もあるため、利用方法や返済方法についてはよく確認しましょう。
カードローンの借り換えにおすすめの消費者金融4選
カードローンの借り換えにおすすめの消費者金融は、次の4つです。
- SMBCモビット
- プロミス
- アイフル
- レイク
消費者金融を利用しての借り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
SMBCモビット
SMBCモビットは、おまとめローンを提供しています。
金利は3.0%〜18.0%、利用限度額は500万円、無利息期間はありません。
審査時間は最短30分、融資時間は最短即日、Web完結サービスも提供しています。
SMBCモビットに借り換えれば、計画的に返済を進められるほか、Web完結があり郵送物もないため、周囲の方に借り換えが発覚する可能性も低いです。
しかし、SMBCモビットのおまとめローンは、会員限定のサービスでのため、利用を検討している方は、SMBCモビットに入会しましょう。
プロミス
プロミスは借り換え専用ローンは存在しませんが、おまとめローンを借り換えローンとして利用可能です。
金利は4.5%〜17.8%、利用限度額は300万円、無利息期間ははじめての方なら30日間存在します。
審査時間、融資時間は最短3分で完了するほか、Web完結に対応しています。(※)
プロミスは融資時間が最短3分とスピーディーなため、借り換えを急いでいる方におすすめです。(※)
しかし、プロミスのおまとめローンは、用途が返済のみで追加の借り入れはできないため注意しましょう。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
アイフル
アイフルは大手消費者金融で、アイフルをはじめて利用する方向けの商品としてかりかえMAXを提供しています。
金利は3.0%〜18.0%、無利息期間はなし、利用限度額は800万円までです。
ただし、利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票や収入証明書など収入を証明するものが必要になります。
審査時間と融資時間は最短18分、Web完結には対応していません。
かりかえMAXは満20歳以上69歳までの方が審査対象であるため、幅広い年代の方が利用できる点が魅力です。
アイフルは、融資までは最短18分※と早いため、早く借り換えたい方におすすめです。
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
レイク
- 業界最長の無利息期間
- 最短15秒の審査時間
- 最短25分の融資時間
即日融資可能 | 24時間申込 | Web完結 | 郵送物なし | 電話なし※1 |
カードレス | 無利息期間 | 保証人不要 | 学生OK | 独自基準審査 |
金利 | 年4.5~18.0% |
無利息期間 | 最大180日間 |
融資時間 | 最短25分 |
レイクは、専用のフリーダイヤルから申し込める「レイク de おまとめ」を提供しています。
金利は4.5%〜18.0%(100万円以上の場合:4.5%〜15.0%)、無利息期間は最大180日間です。
審査時間は最短15秒、融資時間は最短25分ですが、Web申し込みでの最短時間であり、専用のフリーダイヤルで申し込むおまとめローンは時間が異なる場合があります。
そのため、申し込む際は時間に余裕を持って申し込みましょう。
また、100万円未満と100万円以上で上限金利が異なります。100万円以上借り入れがある方は上限金利が低くなるため、利用を検討してみてください。
カードローンの借り換えにおすすめの銀行4選
カードローンの借り換えにおすすめの銀行は、次のとおりです。
- 東京スター銀行カードローン
- みずほ銀行カードローン
- au自分銀行カードローン
- 横浜銀行カードローン
銀行を利用しての借り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
東京スター銀行カードローン
- 来店不要で24時間申し込み可能
- 月額2,000円から無理なく返済※1
- ご契約日から30日間利息0円※2
※1 ローン残高10万円以下の場合。月末時点のローン残高に応じて翌月の約定返済額が決定します。※2 お借り入れ日ではなくご契約日から30日間となりますのでご注意ください。
24時間申込 | Web完結 | キャッシュカード借入 | 口座開設不要 |
無利息期間 | 保証人不要 | 学生OK | 保障特約あり |
金利 | 年率1.5~14.6% ※3 |
無利息期間 | 契約日から30日間 ※4 |
月々の最低返済額 | 2,000円 ※5 |
融資時間 | 2週間程度 |
東京スター銀行では、複数のローンを一本化する「スターワン乗り換えローン」が提供されています。
スターワン乗り換えローンは、金利が年9.8%、年12.5%、年14.6%のいずれかで、最高金利率である年14.6%でも、大手消費者金融の金利帯と比較して低い水準です。
Web上で手続きがすべて完結するため、仕事が忙しい方でも手軽に申し込みできます。
また、前年度の税込年収が200万円を超えていれば、契約社員や派遣社員の方も利用可能です。
公式サイトでは、スターワン乗り換えローンが利用可能かどうか判断する1秒診断を公開しています。
審査が不安な方は、申し込みの前に診断してみてください。
みずほ銀行カードローン
- キャッシュカードと併用可能
- 住宅ローン利用で金利引き下げ
- みずほダイレクトで手数料がお得
24時間申込 | Web完結 | キャッシュカード借入 | 口座開設不要 |
無利息期間 | 保証人不要 | 学生OK | 保証特約あり |
金利 | 年2.0~14.0%※1 |
無利息期間 | なし |
月々の最低返済額 | 2,000円 |
融資時間 | 最短当日 |
みずほ銀行カードローンは、金利年2.0%から年14.0%、利用限度額800万円のサービスです。
利用限度額が50万円を超える場合は、源泉徴収票や納税証明書などの年収を確認できる書類が必要となります。
24時間受付しており、Webで完結できるため普段忙しくて時間が取れない方も自身の都合にあわせて申し込めます。
また、みずほ銀行ATMやイーネットATMで手数料無料で借り入れも返済もできる点も魅力です。
みずほ銀行の住宅ローンを契約中の利用者は金利がさらに年0.5%引き下げられるため、みずほ銀行で住宅ローンを契約中の方は借り換えを検討してみましょう。
au自分銀行カードローン
au自分銀行カードローンは、借り換えコースにより借り換えができます。
借り換えコースは金利年0.98%から12.5%、利用限度額800万円であり、利用限度額が60万円以上の方は収入証明書類が必要です。
ほかの銀行カードローンと比較しても金利が安く、合計返済金額を抑えられます。
毎月の返済も1,000円からと非常に安いため、生活を圧迫しないように返済できます。
au IDの登録が必要であるため、すでにau IDに登録している方やこれから登録する予定のある方の借り換えに向いているカードローンです。
横浜銀行カードローン
- カード到着前に融資可能
- 最短3秒の簡易診断あり
- 駅・コンビニATMは手数料無料※1
24時間申込 | Web完結 | キャッシュカード借入 | ※2 | 口座開設不要
無利息期間 | 保証人不要 | 学生OK | 保障特約あり |
金利 | 年1.5~14.6% |
無利息期間 | なし |
月々の最低返済額 | 2,000円 |
融資時間 | 最短翌日 |
横浜銀行カードローンは、金利年1.5%から14.6%、利用限度額1,000万円で借り入れできるサービスです。
横浜銀行の口座を所有していなくても24時間Webで申し込みでき、最短で翌日には審査結果がわかります。
また、借り入れも返済もコンビニや駅のATMを利用できるうえ、一部のATMを除き何度利用しても利用手数料がかからない点が魅力です。
利用限度額が1,000万円でほかの金融機関と比較しても高額であるため、借り入れ希望金額が多い方におすすめのカードローンです。
カードローンの借り換えに関する注意点
カードローンの借り換えに関する注意点を紹介します。
- 複数のカードローンの借り換えに申し込まない
- 延滞や滞納をしない
- 月々の最低返済額や金利を比較する
- 事前に借入診断や返済シミュレーションを確認する
それぞれ詳しく解説します。
複数のカードローンの借り換えに申し込まない
カードローンの借り換えをおこなう際は、複数のカードローンの借り換えに申し込まないように注意しましょう。
同時に複数のカードローンへ申し込むと、金融機関からさまざまなところで借り入れなければいけないほどお金に困窮しているのかと判断される可能性があります。
返済能力に不安があると判断されると審査に通過できない可能性があるため、借り換えをおこなう際はカードローンを1つに絞るようにしましょう。
次に申し込む場合は、先に申し込みをした会社から審査落ちの連絡が来たあとであれば問題ありません。
延滞や滞納をしない
延滞や滞納をすると、借り換えをできない可能性があります。
借り換えする場合、新たな借り入れ先で再度審査を受けなければいけません。
審査をおこなう金融機関は、申込者の信用情報を信用情報機関をとおして確認します。
過去の信用情報には延滞や滞納した記録が残るため、審査で確認されたときに返済能力に問題があると判断されて審査に落ちる可能性があります。
借り換えをスムーズに進めるために、延滞や滞納はしないように注意しましょう。
月々の最低返済額や金利を比較する
カードローンを借り換える際は、月々の最低返済金額や金利を比較する必要があります。
借り換えるときは再度審査を受けるため契約内容が変わる可能性があり、必ずしもよい契約内容に変わるとは限りません。
契約内容によっては、返済額が申し込むまえよりも高くなる可能性があるでしょう。
そのため、毎月の返済金額や金利をあらかじめ確認し、借り換えまえよりも条件のよいカードローンに申し込みましょう。
事前に借入診断や返済シミュレーションを確認する
事前に借入診断や返済シミュレーションの確認も重要です。
事前に借入診断や返済シミュレーションをおこなえば、自身が借り入れできるのかがわかるほか、無理のない返済計画が立てやすくなります。
借り換えローンの審査への通過や、借り換えによって損をしないためにも、借入診断や返済シミュレーションをあらかじめ実施すると安心して申し込めるでしょう。
カードローン借り換えの申し込みの流れ
カードローン借り換えの申し込みの流れは、大きく5つのステップにわかれています。
- 利用申し込み
- 必要書類の提出・審査
- 審査結果の通知・契約手続き
- 借り換え元のカードローンを返済する
- 借り換え後のカードローンを返済していく
それぞれのステップについて詳しく解説します。
1:利用申し込み
カードローンの借り換えの申し込みをします。
申し込み手続きは、公式サイトでのオンライン手続きや郵送手続きなどがあるため、自身の都合にあわせて選択しましょう。
とくに理由がない方は、書類を郵送する手間や時間がかからないため、比較的早く手続きを済ませられるオンラインでの申し込みがおすすめです。
2:必要書類の提出・審査
利用申し込み後は必要書類を提出し、審査を受けます。
必要書類は各金融機関で異なるものの、基本的には運転免許証や源泉徴収票などです。
スムーズに審査を進めるためにも、あらかじめ用意しておきましょう。
また、審査時間も金融機関ごとに異なるため、時間には余裕を持ちましょう。
早く借り換えをおこないたい方は、あらかじめ各金融機関の審査時間について確認するとよいです。
3:審査結果の通知・契約手続き
必要書類を提出し審査が終了したら、審査結果が通知されます。
審査結果は、主に電話やメールなどで通知されるため、登録する際に、電話番号やメールアドレスを間違えないように注意しましょう。
審査に通過したら契約の手続きをおこないます。
4:借り換え元のカードローンを返済する
契約が完了したら、新たに借り入れたお金を用いて借り換え元に返済します。
借り換え元への返済手続きは、新たに契約した金融機関がおこなう場合と利用者自身がおこなう場合があります。
借り換え元への返済手続きをおこなう際は、返済する金額や利息に誤りがないように注意が必要です。
自身での手続きが面倒だと感じる方は、借り換え元への返済手続きまでおこなってもらえる金融機関を選びましょう。
5:借り換え後のカードローンを返済していく
借り入れ元にカードローンの返済が済んだら、借り換えは完了です。
借り換え後は、新たに借り入れたカードローンの返済を進めます。
返済金額や返済日などが変わる可能性があるため、事前に確認して返済を進めましょう。
返済金額や返済日に変更があり返済が滞ると、信用情報に傷がつくため注意が必要です。
カードローンの借り換えに関するよくある質問
カードローンの借り換えに関するよくある質問について回答します。
借り換え審査を受ける際のチェックポイントや審査の厳しさについて解説するため、ぜひ参考にしてみてください。
借り換え審査を受けるときのチェックポイントは?
借り換え審査を受けるときは、次のポイントをチェックしましょう。
- 支払い遅延や延滞が過去にないか
- 申し込みの際に虚偽の申告をしていないか
審査の際に、支払い遅延や延滞が生じていると、信用情報に問題があると判断されるため、審査への通過が困難になります。
また、申し込みの際に、虚偽の申告をしていると、発覚した際に借り換えができなくなるほか、今後の融資にも影響を及ぼす可能性があるため注意が必要です。
借り換え審査に申し込むまえに、信用情報の確認や正しい情報の記入をおこない、申請しましょう。
借り換えは新規申込時よりも審査が厳しい?
借り換えは、新たに申し込むときよりも審査が厳しくなる傾向にあります。
借り換える際は、すでに他社から借り入れがあるため、新規申し込み時よりも高い返済能力が要求されるためです。
借り入れ時よりも年収が上昇している、今後上がる見込みのある方であれば、問題なく通過できるでしょう。
しかし、返済能力が高いかどうか判断が難しい方は、できる限り借り入れ残高を減らしておくとよいです。
借り入れ残高が少なければ、無理のない返済計画が立てられるうえに、金融機関も貸倒になるリスクが低くなることから審査に通過する可能性も高くなります。
まとめ
カードローンの借り換えは、ほかの会社から借り入れたお金で現在借り入れている会社へ返済をおこなう方法です。
もともと借り入れていた会社よりも低い金利の会社を選べば利息分の支払いが浮き、毎月の返済金額を抑えられるメリットがあります。
しかし、借り換えは再度審査を受ける必要があり、希望する条件で契約できるのかわからないほか、必ずしも契約できるとは限りません。
本記事で解説した注意点とおすすめの消費者金融、銀行を確認し、自身に適した借り換え先を見つけましょう。