カードローンの遅延損害金とは?損害金利率や計算方法から延滞のリスクや対処法まで解説

カードローンでの借り入れは、返済期日に遅れると遅延損害金が発生します。

融資を受けるうえで、遅延損害金の額や延滞したときのリスクが気になる方も多いのではないでしょうか。

滞納する期間が長引けば長引くほど、自身の支払い負担が増えます。

余計なお金を支払わないためにも、期日までに必ず返済しましょう。

本記事では、カードローンの遅延損害金の概要、あわせて損害金利率や計算方法を解説します

記事後半まで読むと、延滞のリスクや対処法について理解が深まります。

カードローンの支払いで悩んでいる方は、本記事を読んで遅延損害金による負担を回避しましょう。

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目次

カードローンの遅延損害金とは?

カードローンの遅延損害金とは、支払いが遅れたときの延滞料です。

たとえば、カードの支払いを返済期日までにできなかった場合は、遅延損害金が発生してカードの利用が停止となります。

遅延損害金を支払うことにより、カードが利用できる状態に戻る仕組みです。

期日を過ぎると、請求されているお金と利息、遅延損害金を加えた金額を支払うことになるため、なるべく早めに返済しましょう

遅延損害金の発生条件

遅延損害金は、返済期日の翌日から発生するため、1日でも返済が遅れると発生します。

支払い期日は、一般的には遅延損害金が発生した日の翌々月以降の支払日です。

たとえば、下記のようなケースで遅延損害金が発生します。

  • カードの支払いを延滞
  • 家賃の支払いを延滞
  • 水道代の支払いを延滞

延滞する期間が長引くと、日に日に遅延損害金の支払いが増えていくため注意が必要です。

返済期日を忘れないようにし、遅延損害金が発生しないようにしましょう

遅延損害金の計算方法

遅延損害金の計算式は、下記のとおりです。

遅延損害金=借り入れ金×年率×延滞日数÷365日

返済期日に支払いができなかった場合の遅延損害金を算出した事例を表で解説します。

返済が遅れている金額60万円
遅延損害金利率20.0%
延滞日数30日

一括で返済する場合の計算式は、下記のとおりです。

60万円×20.0%×30日÷365日=約9,863円

借り入れ残高が60万円で30日間返済が遅れた場合の遅延損害金は、約9,863円です。

分割払いをしているときの遅延損害金の事例を、下記の表で解説します。

毎月の返済額20万円
遅延損害金利率20.0%
延滞日数50日

分割払いで返済する場合の計算式は、下記のとおりです。

1か月目:20万円×20.0%÷365×30日=約3,287円
2か月目:40万円(返済2回分)×20.0%÷365×20日=約4,383円
合計:7,670円

1か月目の約3,287円に対して、2か月目は約4,383円であるため、滞納する期間が長引くと支払額が増えるとわかります。

滞納する期間が長引くと、支払いが膨らんで厳しくなるため早めに支払いを済ませましょう

カードローンの遅延損害金利率

遅延損害金は、貸金業法の改正で実質年率20.0%が上限と規定されています。

現在では借り入れに関する遅延損害金はすべて20.0%以下です。

大手銀行カードローンと大手消費者金融カードローンの遅延損害金利率は、下記のとおりです。

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金融機関名遅延損害金利率通常利率
東京スター銀行カードローン年14.6%1.5%〜14.6%
住信SBI銀行カードローン年14.0%1.89%〜14.79%
楽天銀行スーパーローン年19.9%1.9%~14.5%
SMBCモビット年20.0%3.0%~18.0%
アコム年20.0%3.0%~18.0%
アイフル年20.0%3.0%~18.0%
プロミス年20.0%4.5%~17.8%

遅延損害金は延滞料になるため、通常利率よりも高く設定されています。

支払いが遅れてしまうほど、負担が多くなるので注意しましょう

遅延損害金以外のカードローン延滞のリスク

遅延損害金以外のカードローン延滞のリスクは、カードローン利用の停止や信用情報に延滞履歴がつくなどがあります。

それぞれのリスクについて詳しく解説するため、参考にしてください

カードローン利用の停止

期日までに返済ができないと、カードローン利用停止や解約になる場合があります。

カードローンの利用が停止になると、支払いを完了させてカード会社の確認が済んでから再び利用できる状態に戻ります。

口座にお金を入れ忘れて返済ができなかった場合でも延滞になるため、口座の残高は確認しておきましょう

解約になった場合は、今後ローンを組めなくなるリスクもあるため十分に注意が必要です。

信用情報に延滞履歴がつく

カードローンを利用すると、信用情報機関に登録され、銀行系や消費者金融系などの金融機関が情報を閲覧できます。

延滞すると、信用情報に延滞履歴がつくため、金融機関に知られてしまいます。

また、延滞する期間が長くなると、信用情報の評価が悪くなる(傷がつく)ため注意が必要です。

信用情報に傷がつくと、クレジットカードや住宅ローンの審査などに影響を与えます。

カードローンは返済能力がある方に向けて、融資をおこなう傾向にあります。信用情報に延滞履歴がつくと、今までのように利用するのは難しいです。

信用情報は借り入れをするうえで重要なステータスであると理解しておきましょう

カードローン遅延損害金の発生後どうなる?

万が一、返済を遅延してしまった場合は、すぐに返済すれば大きな問題にはなりません。

しかし、カードローン会社からメールや電話などで連絡が来たときに無視し続けると、大きな問題になります。

ここからは、カードローン遅延損害金の発生後の流れについて解説します

メールでの確認連絡

メールやショートメッセージで状況確認の連絡が入ります。はじめは、状況確認の連絡であるため過度に心配する必要はありません。

「いつまでにどの程度返済できるのか」「なぜ延滞してしまったのか」を借入先に共有し、自身の状況を説明する必要があります。

自身の状況を借入先に説明すれば、大きな問題になるのを事前に防げます。

無視し続ければ大丈夫と考えないようにし、借入先から連絡が来た場合すみやかに対応しましょう

催促の電話

メールやショートメッセージでの連絡を無視し続けると、支払いの催促の電話が入ります。

カードローンの返済期日を過ぎて、借入先からの電話に対応しないと、郵便で督促状が届きます。

督促状が届いたら、すぐに支払いを済ませて遅延損害金が増えないようにしましょう。

どうしても返済できなくて困っている場合は、弁護士に相談してください

一括返済の要求

督促状を無視し続けると、催告書が届き遅延損害金の一括返済を求められます。

もし、催告書が届いても対応しないままの場合は、法的措置を取られる場合があります。

催告書が届いた場合は、弁護士への相談が必要です。

滞納する期間が長引くほど、状況は悪くなるため、すぐに返済へ向けて行動しましょう。

遅延損害額の減額は認められていないため、放置すると裁判や財産の差し押さえのリスクがあります

そのため、次の項目で説明する支払い手順に沿って手続きをしてください。

カードローンの遅延損害金の支払い手順

カードローンの遅延損害金の支払い手順は、下記の3ステップです。

  • 遅延損害金を会員ページで確認
  • 遅延損害金と返済金額の返済
  • 返済明細の受け取り

それぞれ解説します。

1:遅延損害金を会員ページで確認

遅延損害金は、いつから、どの程度発生するかを会員ページから確認できます。

遅延損害金は日割り計算になるため、会員ページ確認後の翌日に返済をすると遅延損害金が増えます。

遅延損害金の利率は非常に高額なことから、なるべく早く返済しましょう

2:遅延損害金と返済金額の返済

会員ページで遅延損害金と返済金額を確認したら、返済計画を立てましょう。

返済計画を立て、カードローン会社の返済シミュレーションを活用すれば、どの程度で返済が終わるのか把握しやすくなります。

返済計画が立てたあとは、遅延損害金と返済金額を支払いましょう

3:返済明細の受け取り

遅延損害金と返済金額の返済をすると、返済明細を受け取れます。

返済明細は、郵送以外に会員ページや電話、ATMで確認ができます。どのような方法でも返済明細は確認しましょう。

返済明細を確認すれば、返済計画どおりに遅延損害金の返済が進んでいるのかわかります

カードローンで遅延損害金の発生を防ぐコツや対処法

カードローンで遅延損害金の発生を防ぐコツや対処法は、下記のとおりです。

  • 借り入れ金額の徹底管理
  • 毎月の支出の見直し
  • 複数社からの借り入れを一本化
  • 放置せずカードローン会社に相談
  • 最悪の場合は債務整理を検討

上記について理解を深め、遅延損害金の発生を未然に防ぎましょう

借り入れ金額の徹底管理

カードローンで遅延損害金の発生を防ぐためには、借り入れ金額の徹底管理をする必要があります。

自身がいくら借り入れをしているのか把握できていないと、必要以上に借り入れをする可能性があるからです。

定期自動入金サービスやローンアプリを活用すれば、返済日を把握でき支払いを忘れなくなります。

また、返済期日までに返済が難しい場合は、追加融資で次月の返済に間に合わせる方法もあります。

必要以上の借り入れはしないようにして、定期的に借入残高を確認しましょう

毎月の支出の見直し

カードローンで遅延損害金の発生を防ぐコツは、毎月の支出を見直すことです。

たとえば収入が上がらなくても、固定費を見直して支出を減らせば、余ったお金で返済ができます。

「保険を見直す」「不要なサブスクリプションを解約」「格安SIMに乗り換えて通信費を減らす」などをおこなえば、固定費の削減が可能です。

また、家賃の安いアパートに引っ越して、毎月1万円程度削減できれば返済に充てられます。

返済が滞りそうな場合は、どうしても必要な買い物以外の購入を控えて、借入金の返済をしましょう

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複数社からの借り入れを一本化

複数社からの借り入れを一本化するのも対処法の1つです。

おまとめローンや借り換えなどのカードローンを利用すると、複数社からの借り入れを一本化できます。

複数社からの借り入れを一本化するメリットは、主に下記の3つです。

  1. 返済管理がしやすくなる
  2. 月々の返済額を減らせる
  3. 利息負担を減らせる

複数社からの借り入れを一本化すれば、今月はどこにいくら支払いをすればよいのか考える必要はありません。

月に何度もあった返済を1回にできれば管理がしやすくなるためです。

また、おまとめローンは金利が下がる可能性があり、月々の返済額や利息負担を減らせて楽になります。

借り入れを一本化するメリットを活かして、なるべく早く返済をしましょう

放置せずカードローン会社に相談

事前に支払いが困難であるとわかったら、放置せずすぐにカードローン会社に相談してください。

いつ頃までに、どの程度の金額なら返済できるのか現状を伝えておきましょう。

「滞納の理由」「返済不可能な期間」「支払う意思があること」を伝えれば、返済期間を延ばしたり、返済の減額をしてもらえたりする可能性があります。

延滞について何か言われるのではないかと考え、連絡をしないで放置するのは推奨できません。

連絡をしないで放置すると、訴訟や口座の差押えなどの大きな問題に発展するため、早めにカードローン会社に相談しましょう

最悪の場合は債務整理を検討

どうしてもカードローンの返済が難しい場合は、弁護士や司法書士などに相談して債務整理を検討しましょう。

債務整理とは、借入額の減額や利息免除をしてもらい返済をする公的制度のことです。

借入額を減額する場合は借入先と交渉が必要になり、利息免除の場合は裁判所の許可が必要です。

自身で手続きをおこなうのは難しいため、弁護士や司法書士に依頼する必要があります。

債務整理をおこなうと、信用情報に登録されて新たな借入れが5〜10年程度できません。

ただし新たな借り入れができなくても、無理なく返済ができれば精神状態は安定します。

自身でどうすることもできなくなった場合は、弁護士や司法書士などに相談しましょう

まとめ

本記事では、カードローンの遅延損害金、損害金利率や計算方法から延滞のリスクや対処法まで解説しました。

遅延損害金は、返済期日の翌日から発生するため、支払いを忘れないようにしましょう。

返済期日までに返済しないと、遅延損害金以外に「カードローンの利用停止」「信用情報に延滞履歴がつく」などのリスクがあります。

信用情報に延滞履歴がつくと、クレジットカードや住宅ローンの審査などに影響するため、延滞しないことが重要です。

遅延損害金の発生は、借り入れ金額を徹底管理したり、毎月の支出を見直したりして防げます。

また複数社からの借り入れを一本化すると、月々の返済額を減らせる、返済管理がしやすくなるなどのメリットがあります。

どうしても支払いが難しい場合は弁護士事務所に相談して債務整理をおこない、借金問題を解決させましょう

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