借金の一本化とは?メリット・デメリットやおまとめローンの選び方を徹底解説

複数社から借り入れをしている方のなかには、金利の高さや管理の複雑さに不満を感じている方もいるのではないでしょうか。

そのような方には借り入れ先をまとめる「借金の一本化」がおすすめです。

借金の一本化とは、複数の借金をまとめ、返済の手間を省いたり金利を下げたりする返済方法のことです。

この記事では、借金の一本化の内容やメリット、デメリット、おまとめローンの選び方などについて解説します。

借金の一本化の仕組みを把握し、返済の負担を軽減したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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おまとめ
ローン
実質
年率
限度額総量規制の例外
(年収1/3以上の借入)
詳細

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※1:おまとめローンご希望の方は申込後、オペレーターさんにご相談ください
※2:リンク先はフリーキャッシング/レディースキャッシングの申込ページです
目次

借金の一本化とは?

まずは、借金の一本化について解説します。

どのような仕組みなのか把握していない方は、確認してみてください。

借金を一本化できる「おまとめローン」

借金の一本化とは、おまとめローンと呼ばれる商品を利用し、複数の借金をまとめる返済方法です。

借金を一本化すると、返済先が一つにまとまるため、複数の借入先に返済する手間が省けます。

また、現在の借り入れよりも金利が低いおまとめローンに一本化すると、支払う利息を抑えられてお得になります。

金融機関が取り扱う3種類のおまとめローン

金融機関が取り扱うおまとめローンは、次の3種類です。

  • 銀行系のおまとめローン
  • 消費者金融のおまとめローン
  • 全国労働金庫のおまとめローン

それぞれに特徴があるため、自身に最適なおまとめローンを選ぶ必要があります。

たとえば、銀行系のおまとめローンは、他のおまとめローンよりも安心の金利であり、利息を抑えられます。

限度額も高く設定されており、複数の借入がある方も一つの銀行系のおまとめローンにまとめやすいです。

おまとめローンには3つの種類があり、それぞれの商品に特徴があると把握しておきましょう。

借金を一本化するメリット

借金を一本化するメリットは、次の5つです。

  • 返済の手間が減る
  • 金利が下がる
  • 月々の返済額が少なくなる
  • 信用情報に傷がつかない
  • 総量規制の対象外になる

一つずつ解説します。

返済の手間が減る

借金を一本化する大きなメリットは、返済の手間が省けることです。

複数の借入を一つにまとめられ、これまで複数の借入先に対して実施していた返済の手間がなくなり、一回の返済で済むようになります。

返済先が複数あると、返済日も管理する必要があるため、毎月の返済を大きな負担に感じている方も多いでしょう。

返済先を一つにまとめて手間を省き、負担を軽減したい方は、借金を一本化しましょう。

金利が下がる

借金を一本化すると、金利が下がる場合があります。

基本的に、借金の一本化に利用するおまとめローンは、現在借りている業者よりも低い金利のものを利用できます。

借金の利息が減り、返済金額を抑えられる点は、大きなメリットです。

たとえば、次のように2社から借り入れている場合を想定しましょう。

  • A社:20万円(税込)を金利17.0%で借入
  • B社:20万円(税込)を金利16.0%で借入

上記の場合に、金利15.0%で40万円(税込)を借りられるおまとめローンを利用すると、金利が下がります。

高い金利で複数の借入先から借りている場合は、おまとめローンを利用して金利を下げてみてください。

月々の返済額が少なくなる

借金の一本化は、月々の返済額が少なくなる点がメリットです。

お金を借りると、元本の返済とは別に、金利によって算出される利息を支払う必要があります。

しかし、おまとめローンで現在の借入先よりも金利が低い業者にまとめると、これまでよりも低い金利が適用され、毎月返済する利息を抑えられます。

借金の利息の支払いが大きな負担になっている方は、おまとめローンを利用して、毎月の返済額を抑えましょう。

信用情報に傷がつかない

借金を一本化しても、信用情報に傷はつきません。

複数の同時申し込みをおこなうと、信用情報に傷がつくことから、おまとめローンも危険だとイメージする方が多く見られます。

しかし、おまとめローンは複数の借入先を一つにまとめるだけの商品のため、信用情報に傷がつくような金融事故に該当しません。

信用情報に傷がつくことを気にしている方も、安心して利用しましょう。

総量規制の対象外になる

借金を一本化する場合、総量規制の対象外になります。

総量規制とは、借主の年収の3分の1以上の借入を禁止する法律です。

借金を一本化する際に、自身の年収の3分の1以上を借りると総量規制に該当すると考えている方も多いですが、借主が有利になる借入は、例外的に認められています。

元々、総量規制は借主がお金を借りすぎないように定められた法律のため、借主が返済に有利になる借入であれば、総量規制は適用されません。

おまとめローンを利用すると、借金の金利が下がり、借主が有利な状態で返済できることから、例外が適用されると把握しておきましょう。

借金を一本化するデメリット

借金を一本化するデメリットは、次の3つです。

  • 借金の返済期間が長くなる
  • 審査に通らない可能性もある
  • 総返済額が増える可能性がある

順番に解説します。

借金の返済期間が長くなる

借金を一本化すると、借金の返済期間が長くなる場合があります。

おまとめローンは、複数の借金を一つにまとめる仕組みのため、借金額によっては一つの業者から高額な借入が必要です。

高額な借入を短期間で返せる余裕がある方であれば問題ありませんが、おまとめローンを利用する多くの方は、毎月の返済の負担を軽減したい方であり、それほど余裕はありません。

そのため、毎月の返済額を低く設定する必要があり、返済期間が長くなります。

たとえば、A社から30万円(税込)、B社から30万円(税込)借りている方がおまとめローンを利用すると、C社に60万円(税込)借りる必要があります。

A社とB社から借りている場合と比較すると、単純に借入額が2倍になるため、返済額を高く設定しない限り、返済期間も2倍になる計算です。

場合によっては、おまとめローンを利用すると借金の返済期間が長くなると把握しておきましょう。

審査に通らない可能性もある

借金の一本化を申し込んでも、必ず審査に通るとは限りません。

借金を一本化するためには、おまとめローンの審査に通過する必要があります。

おまとめローンは金融商品であり、お金を貸すサービスです。

審査のうえ返済能力がある方にのみ提供するため、場合によっては審査に落ちて利用できません。

たとえば、SMBCモビットのおまとめローンの申し込み条件には、満20~65歳の安定した収入がある方と記載されています。

対象の年齢ではなかったり安定した収入がなかったりする方は、審査に通過できません。

また、公表していないものの、業者の基準がある場合は、申し込み条件を満たしていても審査に落ちます。

借金の一本化を検討している方は、自身が利用できる適用条件を設定したおまとめローンに申し込みましょう。

総返済額が増える可能性がある

借金を一本化すると、返済総額が増える可能性があります。

基本的に、おまとめローンを利用する場合、現在の借入先よりも金利が低いものを選ぶため、返済総額が減る可能性が高いです。

しかし、複数の借入先の借金を一つにまとめると、返済回数が増えて高額な利息が発生する場合もあります。

毎月の返済の負担をできるだけ減らそうと考え、返済期間を延ばすと、利息によって最終的に支払う返済額が高くなると覚えておきましょう。

借金を一本化できるおまとめローンの選び方

借金を一本化する場合は、おまとめローンを利用する必要があります。

しかし、業者ごとにおまとめローンの商品内容が異なるため、次の選び方に沿って最適なものを選びましょう。

  • 上限金利が低いものを選ぶ
  • 月々の返済額の設定で選ぶ
  • まとめられる借金の範囲で選ぶ

一つずつ解説します。

上限金利が低いものを選ぶ

おまとめローンを選ぶ際は、上限金利が低いものを選びましょう。

金利が低いほど、利息を抑えられるため、最終的な返済額が少なくなります。

たとえば、50万円(税込)を金利15.0%と18.0%で借り、3年かけて返済する場合、利息は次のように異なります。

  • 金利15.0%の利息の総額:12万3,959円(税込)
  • 金利18.0%の利息の総額:15万721円(税込)

上記のとおり、金利15.0%よりも18.0%の方が、3万円ほど高いです。

返済期間や金利によってはさらに差が開くため、上限金利を確認したりシミュレーションしたりして、最もお得に借りられるおまとめローンを選びましょう。

月々の返済額を低く設定できるものを選ぶ

おまとめローンを選ぶ際は、月々の返済額を低く設定できるものを選びましょう。

最低返済額が低く設定できるおまとめローンの場合、複数の借入をまとめ、返済期間を長く設定すれば、毎月の返済額を抑えられます。

複数の借入先に返済している方のなかで、毎月の返済額が高く負担に感じている方は、最低返済額に注目して選びましょう。

しかし、返済期間が長引くほど、利息の影響を大きく受け、最終的な返済額が高額になる点に注意してください。

まとめられる借金の範囲で選ぶ

おまとめローンは、まとめられる借金で選ぶのもおすすめです。

おまとめローンの中には、まとめられないローンを設定しているものがあります。

そのため、自身が借りているローンが、おまとめローンの対象なのかを確認し、申し込む必要があります。

たとえば、消費者金融系カードローンはまとめられるものの、キャッシング枠はまとめられないおまとめローンも多いです。

自身の借金の種類を把握し、まとめられるおまとめローンを選んでみてください。

借金の一本化におすすめのおまとめローン3選

借金の一本化におすすめのおまとめローンを3つ紹介します。

それぞれの特徴を理解して、自身に最適なサービスへ申し込みましょう。

アイフルおまとめMAX

アイフルおまとめMAXは、最大800万円(税込)(※1)までを金利3.0〜17.5%で借りられるおまとめローンです。

※1:ご利用限度額50万円超、または他社を含めた借り入れ金額が100万円超の場合は源泉徴収票など収入を証明するものが必要です。

次の3種類の借金が対象のため、多くの方が利用しやすいでしょう。

  • 貸金業者
  • 銀行ローン
  • リボ払い

申し込み条件は、満20歳以上の定期的な収入と返済能力があり、アイフルの基準を満たす方です。

申し込みはWeb上で完結するため、外出の必要はありません。

さらに、24時間365日手続きを受け付けており、利用したいタイミングでいつでも申し込めます。

また、カードの郵送もなく、家族に発覚せずに利用できます。

アイフルを利用中の方やアイフルを利用した経験がある方は、アイフルおまとめMAXに申し込んでみてください。

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プロミスおまとめローン

プロミスおまとめローンは、最大300万円(税込)までを金利6.3〜17.8%で借りられるおまとめローンです。

対象となる借金の種類は、次のとおりです。

  • 消費者金融からの借入
  • クレジットカードからの借入(無担保ローン)

銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠は、対象外です。

また、申し込み条件は、20歳以上65歳以下の本人に安定した収入がある方です。

年齢の上限が決まっている点には注意してください。

借入の上限額が300万円(税込)以下で十分な方は、プロミスおまとめローンを利用しましょう。

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SMBCモビット

SMBCモビットのおまとめローンは、最大500万円(税込)までを金利3.00〜18.00%で借りられます。

対象の借金は、次のとおりです。

  • 消費者金融からの借入
  • クレジットカードからの借入(無担保ローン)

プロミスと同様に、銀行カードローンやクレジットカードのショッピング枠は対象外です。

申し込み条件は、満20歳~65歳の安定した収入があり、SMBCモビットの基準を満たす方です。

すでにSMBCモビットに入会している方が対象のため、該当する方は利用してみてください。

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借金の一本化に関するよくある質問

ここでは、借金の一本化に関するよくある質問に回答します。

借り換えとの違いは?

借り換えとは、1つの借金を金利が低いローンに乗り換え、返済の負担を軽減する方法です。

借金の一本化は、複数の借金を1つにまとめる方法のため、内容が異なります。

しかし、業者によっては同じ意味で利用している場合もある点に注意しましょう。

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債務整理との違いは?

債務整理は、利息のカットや元本の減額などによって、完済を目指す公的制度です。

一方、借金の一本化は、利息のカットや元本の減額はできません。

借金の一本化以外で返済額を減らす方法は?

借金の一本化以外に、債務整理でも返済額を減らせます。

債務整理の種類は、次の3つです。

  • 任意整理:利息のカット
  • 個人再生:元本を大幅に減額
  • 自己破産:支払い義務の免除

債務整理は、利息のカットや元本の減額などによって、借金を完済しやすくする公的制度です。

しかし、債務整理を実行すると信用情報に傷がつき、クレジットカードの発行や新たな借入ができなくなります。

債務整理の実行を検討する際は、メリットのみでなくデメリットも把握しておきましょう。

まとめ

今回は、借金の一本化の基本情報やメリット、デメリット、おすすめのおまとめローンなどについて解説しました。

借金の一本化には、返済の手間が減ったり金利を下げて返済額を抑えられたりするメリットがあります。

また、信用情報に傷がつかないため、借金の一本化を実行しても、新たな借入が可能です。

ただし、返済期間が長期化したり総返済額が増えたりする点は、デメリットといえます。

現在、複数の借入先から借り入れている方のなかで、利息を抑えたい方や返済の手間を省きたい方は、おまとめローンで借金の一本化をしましょう。

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<参考>
アイフル
プロミス
SMBCモビット

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