NISAのおすすめ銘柄10選!初心者によくある質問や購入時の注意点も解説

投資初心者の方は、NISAの銘柄選びでつまづくことが多いです。

さまざまな銘柄があり、どの商品を選べばよいのか、どのような基準で選べばよいのか、迷う方もいるでしょう。

投資である以上、元本割れの可能性はあります。

銘柄選びを適当にすませて、損するのは避けたいところです。

この記事では、NISAの銘柄選びで悩む方に向けて、チェックすべきポイントや注意点を解説します。

おすすめの銘柄や、銘柄の組み合わせを、ファンドの具体名を記載して紹介しているため、初心者でも、銘柄が選びやすくなります。

NISAの銘柄選びで失敗したくない方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

NISAの銘柄を選ぶときのポイント

NISAの銘柄を選ぶときのポイントを解説します。

銘柄選びで注意すべきポイントは、次のとおりです。

  • インデックスファンドかアクティブファンドか
  • 信託報酬はどれくらいかかるか
  • 全世界か米国か
  • 純資産額は高いか

インデックスファンドかアクティブファンドか

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インデックスファンドアクティブファンド
指数に沿う投資プロの判断で投資
指数と同じ動きを目指す指数をうわまわる成績を目指す
手数料が安い手数料は高め
投資初心者におすすめ初心者にはハードルが高い

具体的な銘柄を選ぶまえに、インデックスファンドにするか、アクティブファンドにするかを決める必要があります。

インデックスファンドとアクティブファンドでは、投資の方向性が大きく異なるからです。

インデックスファンドは、指数との連動を目指す運用です。

指数は、市場の動きをあらわす指標を意味します。

指数は一つではありません。

指数は複数あり、代表的な指数は、次のとおりです。

  • 日経平均株価
  • S&P500
  • MCSI Emergency Markerts Index
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指数名指数の特徴
日経平均株価日本企業の株価に連動
S&P500米国企業の株価に連動
MCSI Emergency Markerts Index新興国の株価に連動

インデックスファンドは、指数の動きに一致するよう運用します。

運用の判断は指数の動きによって決まり、自動で行われます。

インデックスファンドでは、人間の判断は介在しません。

人件費がかからず、運用コストの低い点が、インデックスファンドの特徴です。

インデックスファンドが、指数との一致を目指すのに対して、アクティブファンドは、指数をうわまわる運用を目指します。

指数をうわまわる運用をするためには、人間の判断が必要です。

アクティブファンドでは、ファンドマネージャー(投資の専門家)が、銘柄を選び、プロの判断で運用します。

人間の判断で投資判断する以上、アクティブファンドには人件費がかかります。

人件費がかかるため、アクティブファンドはインデックスファンドにくらべて、運用コストが高いです。

運用コストがかかるため、アクティブファンドは、負担する手数料が、より大きくなります。

アクティブファンドは、指数をうわまわる運用を期待できる点が強みです。

しかし指数以上の運用が達成されるかは、ファンドマネージャーの力量に左右されます。

インデックスファンドと同じ、または、それ以下の運用成績であれば、インデックスファンドにくらべて損です。

アクティブファンドは、インデックスファンドよりも手数料が高いからです。

インデックスファンドとアクティブファンド、どちらを選ぶべきかについては、明確な答えがありません。

インデックスファンドのほうが、NISAに適しているからです。

NISAは、非課税枠が無期限で利用可能で、長期間の投資と相性のよい設計がされています。

投資期間が長くなるほど、支払う手数料の総額は大きくなります。

長期投資の場合、手数料の高いアクティブファンドは、コスト面において不利になる可能性が高いです。

投資初心者は、手数料の安いインデックスファンドを選ぶほうが無難といえるでしょう

なお、ファンド運用にかかる手数料を、信託報酬といいます。

信託報酬はどれくらいかかるか

銘柄選びで欠かせないのは、信託報酬のチェックです。

信託報酬は、ファンド運用にかかる手数料です。

投資信託は、運用会社が本人の代わりに銘柄選びや売買をおこなうため、人件費や調査費、システム費用などが発生します。

それらの費用をまとめて信託報酬といいます。

信託報酬は、ファンドを保有しているかぎり、つねに払い続ける必要があります。

投資期間が長くなれば、そのぶんトータルで支払う信託報酬も大きくなります。

NISAは投資期間が長くなりがちなため、信託報酬は、銘柄選びにおいて重要な参考材料です。

信託報酬を安くおさえたい方は、アクティブファンドよりも、インデックスファンドを優先しましょう

アクティブファンドは、ファンドマネージャーに支払う報酬が上乗せされるぶん、信託報酬が高めに設定されるからです。

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インデックスファンド0.1~0.5%
アクティブファンド0.9~1.3%

インデックスファンドでも、選ぶ銘柄により、信託報酬にバラつきがあります。

同程度の運用実績であれば、より信託報酬の安いインデックスファンドを選ぶほうが有利です。

信託報酬のほかにも、銘柄選びで重要なポイントはあります。

しかし長期運用をめざす場合、信託報酬が投資に与える影響は、より大きくなります。

銘柄選びの際は、信託報酬のチェックを怠らないようにしましょう。

全世界か米国か

全世界に投資するか、米国に投資するかの選択は、銘柄選びの重要ポイントです。

全世界の経済成長に期待する投資が全世界投資で、米国の経済成長に期待する投資が米国投資です。

米国投資は、米国の成長に投資成績が依存します。

米国の経済成長でリターンが見込めますが、米国が衰退すると、投資で損します。

直近10年のデータを参考にするかぎり、米国の経済は順調です。

この10年間、米国に投資した方は、期待どおりのリターンを得られました。

直近の経済動向をもとに投資するのであれば、米国への投資が正解です。

しかし、直近10年で、米国経済が成長したからといって、今後も米国の躍進が続くとはかぎりません。この先、米国衰退の可能性もあります。

米国のみに期待を持つのは、危険と判断する方もいるでしょう。

米国頼みの投資に不安を感じる場合は、世界投資が視野にはいります。

全世界投資は、文字どおり、世界への投資です。

米国のみならず、さまざまな国に分散して投資します。

米国投資が、米国企業に集中して投資するのに対して、全世界投資は、世界に点在するさまざまな国・企業に分散投資します。

全世界投資の強みは、安定性です。

米国以外にも投資するため、米国経済が衰退しても、そのほかの国の成長により、米国衰退によるダメージをふせげます。

直近10年をみるかぎり、米国投資を選んだ方にくらべて、全世界投資を選んだ方のリターンが小さかったのは事実です。

しかし、今後のアメリカ経済に不安を覚えるのであれば、リスクをおさえるため、全世界投資を選んだほうがよいでしょう。

全世界と米国、どちらの選択が正しいかは、悩ましいポイントといえます。

世界経済の正確な予測は、不可能に近いからです。

全世界か米国かの選択は、投資経験者でも迷います。

しかし、投資初心者で選択に迷うのであれば、全世界投資を選びましょう

初心者に全世界投資をすすめる理由は次のとおりです。

  • 低リスク
  • 全世界を選んでも60%は米国への投資
  • ポートフォリオ理論との相性

すでに述べたとおり、全世界投資はリスクの低い投資です。

米国投資は、米国衰退により大きなダメージを被りますし、米国以外の国が急成長した場合の取りこぼしも大きいです。

一方で、世界投資は、米国が衰退しても損失を低減できます。

米国以外にも投資するため、中国やインドなどの成長に乗じたリターンも獲得できます。

一点集中によるリスクをおさえつつ、リターンの取りこぼしをふせげる点が、全世界投資の強みです。

また、全世界を選んでも、投資先の60%は米国になります。

全世界投資は、時価総額を基準に投資配分が調整されるため、おのずと、時価総額の大きい米国に集中して投資する結果になるからです。

全世界の投資先にも、GAFAMのような巨大米国企業が含まれます。

迷うのであれば、米国よりも全世界を選びましょう。

ノーベル経済学賞を受賞したポートフォリオ理論でも、全世界投資をすすめています。

なお、全世界を選んでも、元本割れのリスクがある点には注意です。

米国投資にくらべて、全世界投資のリスクが低いのは事実です。

しかしリーマンショック規模の、世界を巻き込む大不況が到来した場合、損失は避けられません。

投資期間が長ければ、途中で大不況が起こったとしても、トータルでリターンを得られる確率は高くなるでしょう。

しかし、15年以下の短い投資期間で考えた場合、全世界への投資といえども、元本割れのリスクはあります。

ポートフォリオ理論では、投資と貯蓄とのバランスの大切さも説いています。

大不況にも耐えられるよう、貯蓄とのバランスも考慮しつつ、全世界投資をしましょう。

純資産額は高いか

純資産額も銘柄を選ぶ際のポイントです。純資産額は、ファンドの規模を意味します。

純資産額の小さいファンドは、途中で運用が継続できなくなるリスクがあるため、注意が必要です。

運用能力が高く、投資家からの信頼が厚いファンドは、純資産額も大きいです。

一方で、収益性にとぼしく運用能力のよくないファンドは、純資産額が小さくなりがちです。

純資産額の小さいファンドは、途中で繰上償還される可能性があります。

繰上償還がされると、そのファンドでの運用は継続できなくなるため、運用効率の悪い投資になります。

繰上償還は、長期運用による利益拡大を目指していた方にとっては痛手です。

NISAは、短期ではなく、長期にわたっての投資を想定した設計とされています。

購入したファンドが途中で運用できなくなると、NISAの利点は活かせません。

繰上償還を避けるためにも、純資産額の大きいファンドを選びましょう

目安として、純資産額100億円以上のファンドであれば、繰上償還のリスクは低いといえます。

おすすめのNISAの銘柄10選を紹介!

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
  • eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  • ニッセイ日経225インデックスファンド
  • ひふみプラス
  • セゾン・グローバルバランスファンド
  • セゾン・資産形成の達人ファンド
  • ニッセイ日本株ファンド
  • のむラップ・ファンド(積極型)

インデックスファンドのおすすめ5選

インデックスファンドのおすすめを5つ紹介します。

全世界投資の代表ファンドは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。

一方で、アメリカ投資の代表ファンドは、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドになります。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)

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ファンド名eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
基準価額18,606円
信託報酬(年率)0.1133%
純資産額1兆1,470億円
リターン(1年)10.43%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)は、分散重視、バランス重視のインデックスファンドです。

eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)の特徴は、次のとおりです。

  • 国内・米国・先進国・新興国のすべてに投資
  • 投資対象国は約50か国
  • 分散重視
  • ローリスク
  • Fund of the Year 2022で1位

投資対象国となる国は約50か国以上で、日本、米国、米国以外の先進国、新興国と、すべてをカバーします。

投資対象国が広範囲に及ぶため、米国が衰退しても、ダメージは最小限です。

また、経済状況に応じ、ファンドに組み入れる銘柄が自動調整されるため、ほったらかしでも問題ありません。

eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)は、全世界投資の典型例といってよいでしょう。

分散重視でリスクが低いため、インデックスファンド選びで迷ったら、eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)をおすすめします。

ネットでの評判もよく「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2022」で、1位に選ばれた実績があります。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

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ファンド名eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
基準価額22,206円
信託報酬(年率)0.09889%
純資産額4699億700万円
リターン(1年)11.43%%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、先進国成長で高いリターンが得られる、インデックスファンドです。

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスの特徴は、次のとおりです。

  • 米国以外にも分散投資
  • 投資対象国は先進国のみ
  • 低水準の運用コスト
  • 長期投資向き

eMAXIS Slim 先進国株式インデックスは、分散重視の世界投資です。

しかし、eMAXIS Slim 全世界株式 (オール・カントリー)と違い、投資対象国は、(日本をのぞく)先進国のみで構成されます。

全世界投資をしたいけれども、新興国への投資は省きたい方は、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスがおすすめです。

運用コストは最低水準レベルを保っており、信託報酬の安さも魅力です。

運用コストがかからないため、長期投資向きのファンドといえるでしょう。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

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ファンド名eMAXIS Slim 新興国株式インデックス
基準価額13,150円
信託報酬(年率)0.1859%
純資産額1121億7000万円
リターン(1年)2.09%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスは、新興国を対象としたインデックスファンドです。

eMAXIS Slim 新興国株式インデックスの特徴は、次のとおりです。

  • 新興国を対象に分散投資
  • 投資先は中国・台湾がメイン

投資先には、中国、台湾、韓国、インド、ブラジルなどが含まれます。

ファンドの半分以上が、中国と台湾の銘柄で構成されています。

米国よりも、中国の経済成長に期待する方は、eMAXIS Slim 新興国株式インデックスがおすすめです

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

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ファンド名SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
基準価額19,452円
信託報酬(年率)0.0638%
純資産額9380億7700万円
リターン(1年)11.75%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、米国投資の代表銘柄といえます。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの特徴は、次のとおりです。

  • 米国への集中投資
  • 主要アメリカ企業500社で構成
  • S&P500指数に連動
  • 米国投資のなかで最安値クラスの手数料

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、典型的な米国投資です。

米国に集中して投資を希望する方向けのファンドといえます。

AppleやMicrosoftなど、世界有数の巨大企業への投資が多めに配分されており、安心感があります。

「S&P500指数」との連動を目指すファンドのなかでは、信託報酬が低めに設定されており、お得感のあるファンドといえるでしょう。

米国投資を希望する方は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドがおすすめです。

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ニッセイ日経225インデックスファンド

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ファンド名ニッセイ日経225インデックスファンド
基準価額38,371円
信託報酬(年率)0.275%
純資産額2296億6000万円
リターン(1年)15.44%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

ニッセイ日経225インデックスファンドは、日本企業をメインに投資するインデックスファンドです。

ニッセイ日経225インデックスファンドの特徴は、次のとおりです。

  • 日本株がメイン
  • 日経平均株価と連動

日本経済に期待する方には、ニッセイ日経225インデックスファンドをおすすめします。

アクティブファンドのおすすめ5選

アクティブファンドのおすすめを5つ紹介します。

アクティブファンドは、インデックスファンドよりもファンドの中身が複雑です。

初心者の方で、難しく感じる方は、インデックスファンドのみの投資でも構いません。

インデックスファンド中心で運用し、投資に慣れてきたころに、アクティブファンドに挑戦する方もいます。

ひふみプラス

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ファンド名ひふみプラス
基準価額49,578円
信託報酬(年率)1.078%
純資産額5137億3800万円
リターン(1年)8.31%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

ひふみプラスは、日本の銘柄を中心に構成されたアクティブファンドです。

ひふみプラスの特徴は、次のとおりです。

  • 日本企業メインのアクティブファンド
  • 10%弱の海外株式組み入れ
  • 安価な信託報酬
  • 十分な純資産総額

日本への投資メインですが、10%弱の海外株式も取り入れています。

アクティブファンドのなかでは、信託報酬が低めな点も強みです。

日本の経済成長に期待し、なおかつインデックスファンドよりも高いリターンをのぞむ方は、ひふみプラスがおすすめです。

セゾン・グローバルバランスファンド

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ファンド名セゾン・グローバルバランスファンド
基準価額20,808円
信託報酬(年率)0.495%
純資産額3734億5300万円
リターン(1年)6.73%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

セゾン・グローバルバランスファンドは、リスクが低めのアクティブファンドです。

セゾン・グローバルバランスファンドの特徴は次のとおりです。

  • 株式と債券に50:50の割合で投資
  • 米国の株式と債券が全体の60%
  • インデックスファンドに近似

NISAにおいて、セゾン・グローバルバランスファンドは、アクティブファンドに指定されています。

しかし、内容はインデックスファンドに近いです。

S&P500に連動するインデックスファンドが、全体の30%弱を占めているからです。

値動き幅の小さい債券が50%も配分されており、ローリスク商品といえます。

米国への投資が60%を占めるため、米国の経済成長を期待する方におすすめのファンドです。

高いリターンはのぞみにくいアクティブファンドです。

しかし、アクティブファンドの割にリスクが低いため、初心者向きともいえます。

セゾン・資産形成の達人ファンド

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ファンド名セゾン資産形成の達人ファンド
基準価額35,005円
信託報酬(年率)0.572%
純資産額2550億6500万円
リターン(1年)14.84%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

セゾン資産形成の達人ファンドは、世界投資型のアクティブファンドになります。

セゾン資産形成の達人ファンドの特徴は、次のとおりです。

  • 投資先は各国の投資信託証券
  • 実質的に世界中の株式に分散投資

投資先は、世界中の投資信託証券です。

資産規模、運用成績、運用方針など、さまざまなな要素をリサーチしたうえで、投資信託証券が選ばれます。

ニッセイ日本株ファンド

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ファンド名ニッセイ日本株ファンド
基準価額31,260円
信託報酬(年率)0.88%
純資産額1268億8000万円
リターン(1年)15.68%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

ニッセイ日本株ファンドは、100%日本株式の銘柄で構成されたアクティブファンドです。

ニッセイ日本株ファンドの特徴は、次のとおりです。

  • TOPIX(東証株価指数)超えが目標
  • 100%日本株式で構成

ニッセイ日本株ファンドは、TOPIX(東証株価指数)をうわまわる投資成績を目指します

国内株式のみのアクティブファンドを求めるなら、ニッセイ日本株ファンドがおすすめです。

のむラップ・ファンド(積極型)

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ファンド名のむラップ・ファンド(積極型)
基準価額30,611円
信託報酬(年率)1.518%
純資産額1301億3900万円
リターン(1年)5.69%

2023年6月8日現在で公開されているデータ

のむラップ・ファンド(積極型)は、海外REITを含む、世界投資型のアクティブファンドです。

のむラップ・ファンド(積極型)の特徴は次のとおりです。

  • 投資先は国内・海外
  • 株式からREITまで幅広く分散投資

のむラップ・ファンド(積極型)は、国内外の株式・債券から、海外REITまで、投資対象の幅は広いです。

株式・債券のほかに、海外REIT(不動産投資信託)も含む点が特徴的です。

海外REITを含めた投資を希望する方にとって、のむラップ・ファンド(積極型)はおすすめです。

NISAでおすすめの組み合わせ

NISAでおすすめの組み合わせを紹介します。

NISAは、アクティブファンドとインデックスファンドの、両方を混ぜた運用も可能です。

インデックスファンドとアクティブファンドの組み合わせは、バランスのよい投資につながります。

異なる性質のファンドを組み合わせることで、リスクをおさえながら、ハイリターンも狙えるからです。

コストパフォーマンスの観点からは、信託報酬の安い、インデックスファンドがおすすめです。

しかしアクティブファンドは、指数との連動を目指すだけのファンドです。

面白味に欠けると感じる方もいるでしょう。

とはいえ、初心者にとって、アクティブファンド中心の投資はハードルが高いです。

アクティブファンドに挑戦したいのであれば、インデックスファンドとの組み合わせがおすすめです。

インデックスファンドをメインにしつつ、10%程度、アクティブファンドを混ぜてみるのもよいでしょう。

具体的な組み合わせパターンですが、たとえば次の内容が考えられます。

  • BI・V・S&P500インデックス・ファンド
  • ニッセイ日本株ファンド

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、アメリカ株式中心のインデックスファンドです。

一方で、ニッセイ日本株ファンドは、日本株式メインのアクティブファンドになります。

2か国のファンドを組み合わせることで、アメリカ株中心のインデックスファンドで安定をしつつ、日本株式のアクティブファンドでハイリターンを狙えます。

ほかには、次の組み合わせもおすすめです。

  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • のむラップ・ファンド(積極型)

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、世界各国の株式に投資できるファンドです。

一方で、のむラップ・ファンド(積極型)は、株式のほかに、債券や海外REITを含むファンドです。

株式と債券は、逆の値動きをするため、世界の株式市場が悪化しても、債券の保有でマイナスを打ち消すことができます。

のむラップ・ファンド(積極型)なら株式以外にも債券やREITにも投資しているため、株式がダメでも他でカバーできる可能性が高いです。

異なる投資商品の組み合わせにより、お互いのマイナス面を補える点が、複数ファンド購入のメリットといえるでしょう

NISAを購入するときの注意点

NISAを購入する際の注意点は、次のとおりです。

  • 元本保証ではない
  • 銘柄の変更に制限がある

元本保証ではない

NISA投資は、元本が保証されません。

運用がうまくいかなければ、購入したファンドの価値は目減りします。

NISAは投資であり、融資ではないからです。

融資であれば、元本が保証されます。貸したお金は返してもらうのが当然だからです。

しかし投資は、融資とは違います。

融資は利益を見越して、相手に資本提供する行為です。

お金を貸すわけではないため、投資先に返済義務はありません。

投資は、支払ったお金が、プラスで返ってくる保証をするものではないです。

マイナスになって返ってくる可能性もあります。

NISAで投資する際は、元本が保証されるわけではない点を、認識しておきましょう。

元本割れのリスクがある以上、貯蓄全額をNISAにつぎこむのは危険です。

投資と貯蓄のバランスが大切になります

銘柄の変更に制限がある

NISAの銘柄変更には、制限があるため注意です。

NISAで銘柄変更するには、積み立てたものをいったん売却する必要があります。

売却したお金で、あらたに別銘柄を購入すれば、銘柄変更は可能です。

NISAを購入するのにおすすめの証券会社5選

NISA購入でおすすめの、証券会社5選を紹介します。

今回紹介するのは、手数料の低い証券会社ばかりです。

どの証券会社もおすすめですが、ポイントが付与されたり、便利なツールが利用できたりと、金融機関にも個性があります。

また、証券会社によって、取り扱うファンドに違いがあります。

SBI証券

SBI証券は、国内トップクラスの口座開設数をほこる、大手証券会社です。

SBI証券の特徴は、次のとおりです。

  • 国内トップクラスの口座開設数
  • 豊富な商品数
  • 100円から積立可能
  • 毎週積立・毎日積立が可能

SBI証券は初心者から経験者まで、幅広いユーザーに利用されている証券会社です。

取り扱う商品数も豊富で、NISAの銘柄のみで180本以上になります。

とくにSBI・バンガード・S&P500は人気商品で、この商品目的で、SBI証券の口座を開設する方もいるくらいです。

積立のタイミングも、毎月・毎週・毎日と、柔軟に選べます

100円から積立できる点もありがたいです。

auカブコム証券

auカブコム証券は、三菱UFJ銀行とauの、2社共同で設立された証券会社です。

auカブコム証券の特徴は、次のとおりです。

  • Pontaポイント獲得
  • 売買手数料が最大5%オフ
  • ファンド選びがしやすいサポートシステム

au PAYカードによるクレジットカード支払いで、Pontaポイントを獲得できます。

獲得したPontaポイントは、投資信託の購入にも利用でき、ポイントの消費が容易です

売買手数料が最大で5%オフになる、NISA割の存在も見逃せません。

顧客の好みにあわせたファンドを紹介するサービスもあり、初心者でも投資に参加しやすいです。

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松井証券

松井証券は、最低水準の取引手数料が魅力の証券会社です。

松井証券の特徴は、次のとおりです。

  • 安価な取引手数料
  • 初心者向けサポートが充実
  • 無料ツールが豊富

松井証券は、投資の初心者が投資をしやすい体制を整えています。

松井証券では、複雑な仕組みの銘柄を扱っておらず、初心者でも混乱せずに投資ができます。

使いやすい無料ツールが豊富に揃っている点や、レポートが充実している点も強みです。

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マネックス証券

マネックス証券は、海外株を豊富に取り扱う証券会社です。

マネックス証券の特徴は、次のとおりです。

  • 海外株の種類が豊富
  • 高還元率のクレカ積立

マネックス証券の一番の強みは、海外株の取扱数でしょう。

米国株と中国株を合わせて5,000種類以上あるため、米国や中国の成長に期待して投資する方には、おすすめの証券会社といえます。

また、クレカ積立の条件がよいのも魅力です。

マネックスカードでクレカ積立すると、1.1%の高還元率で、ポイントが付与されます。

楽天証券

楽天証券は、楽天グループが運営する証券会社です。

楽天証券の特徴は、次のとおりです。

  • クレカ積立で楽天ポイント獲得
  • 高性能の取引ツール
  • 使いやすいアプリ

楽天グループの証券会社であるため、投資をとおして楽天ポイントが貯まります。

クレカ積立のポイント還元率も1%と高く、楽天経済圏にいる方にはおすすめです。

アプリの使いやすさに定評があり、高性能の取引ツールも人気です。

NISAの購入についてよくある質問

NISAの購入に関して、よくある質問に回答します。

NISAはどうやって始めるの?

NISAの開始は、次の4つの手順に沿ってすすめます。

  • 金融機関の選定
  • 口座開設
  • 投資商品の選定
  • 積立設定

金融機関は手数料の安い、ネット証券がおすすめです。

口座開設の流れは、金融機関によってまちまちですが、一般的には次の手順に従います。

  1. メールアドレスの認証
  2. 個人情報の記入(入力)
  3. 規約の確認
  4. 口座開設方法の選択
  5. 本人確認書類の提出
  6. 初期設定

口座開設手続きの完了後は、購入する商品を選んで、積立設定をするのみです。

積立設定では、月の積立金額と、購入のタイミングを決めます。

購入のタイミングは、毎日積立と毎月積立の、いずれかを選ぶのが一般的です。

金融機関によっては、クレジットカードで決済すると、ポイントが貯まりお得です。

今からNISAを始めても大丈夫?

NISAは、今からはじめても大丈夫です。

たとえ今が、下落、暴落のタイミングであっても、歴史をみるかぎり、いずれ相場は回復します。

リーマンショック時ですら、5年以内に、相場は元に戻っています。

現在の相場に一喜一憂せず、長期計画で、コツコツ積み立てていくことが投資成功の秘訣です。

まとめ

投資初心者の方で、NISAをはじめる場合は、インデックスファンドを中心に選びましょう。

インデックスファンドを選ぶ際のポイントは、次のとおりです。

  • 迷ったら米国より全世界
  • 信託報酬
  • 純資産額

NISAは、長期間を想定した投資です。

長期間の投資では、信託報酬が低めのインデックスファンドがおすすめです。

ただし、アクティブファンドと組みあわせることで、投資がより効率的になるメリットもあります。

今回紹介した10銘柄をうまく組み合わせて、目的にあったファンドを購入しましょう

<参考>
SBI証券
auカブコム証券
松井証券

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