債務整理後に住宅ローンを組む際のポイント!住宅ローンを残した債務整理の方法も紹介

債務整理をしたうえで住宅ローンは組めるのか、疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。結論からお伝えすると、債務整理を実行しても住宅ローンは組めます。

しかし、いくつかのポイントを押さえて申し込まないと、審査に落ちる可能性が高いため、注意が必要です。

債務整理を実行した後住宅ローンを組むためには、安定した収入の確保や頭金を多めに用意しておかなければなりません。

この記事では、債務整理実行後の住宅ローン、自宅がある場合の債務整理の方法、債務整理後に住宅ローンを組む際のポイントなどをまとめました。

住宅ローンを組みたいものの、債務整理を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

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減額報酬返還額の11%返還額の11%返還額の11%返還額の11%返還額の22%返還額の11%返還額の11%
個人再生495,000円〜385,000円〜385,000円〜330,000円〜要相談330,000円〜住宅なしの場合
330,000円〜※1
自己破産385,000円〜330,000円〜330,000円〜220,000円〜要相談220,000円〜330,000円〜
過払い報酬返還額の22%〜27.5%返還額の14%〜22%返還額の14%〜22%返還額の22%〜27.5%返還額の22%〜27.5%返還額の22%〜27.5%
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※料金は全て税込表示です。※1.住宅ローン特例がある場合は440,000円〜の着手金になります。
目次

債務整理をすると住宅ローンはどうなる?

債務整理をすると、住宅ローンがどうなるのか気になる方も多いでしょう。

現在、住宅の購入のために住宅ローンを組んでいる方の中で、債務整理の実行を検討している方は、事前に確認しましょう。

一定期間新たな住宅ローンは組めなくなる

債務整理を実行すると、一定期間新たな住宅ローンは組めなくなります。自己破産や個人再生をすると、信用情報に傷がつくためです。

住宅ローンを組む際は、審査に通過する必要がありますが、信用情報に傷がつくと返済能力がないと判断され、審査に通過できません。

組めなくなる期間は、債務整理の種類によって次のように異なります。

  • 任意整理:5年程度
  • 個人再生:5〜7年程度
  • 自己破産:5〜7年程度

任意整理の場合は5年ほど、個人再生と自己破産は最長で7年間は信用情報に傷が残るため、新たな住宅ローンの審査に通過できません。また、あくまでも上記の年数は目安であり、期間が上下する可能性もあります。

債務整理を実行すると、5〜7年間は新たな住宅ローンを組めなくなると把握しておきましょう。

債務整理後にローンが組めなくなる理由

債務整理を実行すると、信用情報機関に債務整理を実行した情報が記録されます。

いわゆる信用情報に傷がついている状態です。住宅ローンを組むためには、審査に通過する必要がありますが、審査の際に信用情報を確認し、返済能力があるのかを判断されます。

信用情報に傷がある方は、借金が返済できず債務整理を実行しているため、返済能力がない方だと判断され、審査に通過できません。

返済能力がない方にお金を貸すと、最悪の場合貸し倒れにつながることから、審査に通過できないと把握しておきましょう。

【タイプ別】債務整理・借金の返済方法

住宅ローンを契約した状態で債務整理する場合、種類によっては自宅を手放す必要があります。

自宅を残したい場合と残さなくてよい場合の債務整理や返済方法を紹介するので、自身にあてはまる方は確認してみてください。

自宅を残したい場合

自宅を残して債務整理したい場合は、任意整理か住宅ローン特則付個人再生がおすすめです。

任意整理

任意整理とは、借金の将来利息をカットして、完済を目指す債務整理です。

任意整理は整理する借金を自身で選択できるため、住宅ローンを任意整理の対象にしなければ、自宅を手放さずに手続きできます。

元本の減額ではなく、将来利息のカットのみで借金の返済が可能な方は、任意整理を選び、自宅を手元に残しましょう。

住宅ローン特則付個人再生

自宅を手元に残して債務整理を実行したい方は、住宅ローン特則付個人再生もおすすめです。

住宅ローン特則付個人再生とは、個人再生を実行する際に、自宅を個人再生の対象から外して手続きできる特則です。

任意整理と同様に、自宅を債務整理の対象から外して手続きすれば、手元に残せるため、自宅を手放したくない方におすすめできます。

しかし、住宅ローン特則付個人再生は、次の条件を満たさないと利用できません。

  • 住宅資金貸付債権
  • 個人再生を実行する方が所有する住宅
  • 個人再生を実行する方が住んでいる住宅
  • 他の借入の担保ではない
  • 代位弁済後6か月以内に再生手続開始を申し立てている

条件を満たしている方は、住宅ローン特則付個人再生を検討してみてください。

自宅を残さなくてもよい場合

自宅を残さなくてもよい場合は、自己破産や自宅を売却して返済に充てる方法などがあります。

自己破産

自己破産とは、借金の返済義務が免除される債務整理です。

自己破産は、整理する借金を自身で選択できず、住宅ローンも債務整理の対象になり、自宅を手元に残したまま手続きできません。

しかし、自宅を残す必要がない方は、すべての借金の返済義務が免除されるため、返済の負担を避けられます。借金が膨れ上がり、自身の返済能力ではどうにもならない方は、自己破産の実行を検討しましょう。

自宅を売却し債務を返済

自宅を残す必要がない方は、売却して得たお金を借金の返済に充てましょう。

自宅はなくなりますが、債務整理のように信用情報に傷がつかないため、今後も今までと同様に不自由なく生活できます。また、住宅ローンを組んでいる住宅でも、住宅ローンを完済し、抵当権を抹消すれば売却できます。

住宅ローンの残債を確認し、売却益で完済できるのかを判断してみてください。

自身で判断するのは難しいため、不動産会社のシミュレーションを利用し、査定してみましょう。自宅を残す必要がない方は、売却して得たお金を借金の返済に充てましょう。

自宅はなくなりますが、債務整理のように信用情報に傷がつかないため、今後も今までと同様に不自由なく生活できます。また、住宅ローンを組んでいる住宅でも、住宅ローンを完済し、抵当権を抹消すれば売却できます。

住宅ローンの残債を確認し、売却益で完済できるのかを判断してみてください。自身で判断するのは難しいため、不動産会社のシミュレーションを利用し、査定してみましょう。

債務整理後に住宅ローンを組む際のポイント

債務整理後に住宅ローンを組む際は、次のポイントに注意しましょう。

  • 頭金を多めに用意
  • 安定した収入を持っておく
  • 借入状況はチェックされる
  • ペアローンの利用も検討

順番に解説します。

頭金を多めに用意しておく

債務整理後に住宅ローンを組む際は、頭金を多めに用意しておきましょう。

頭金を多めに準備すれば、住宅ローンで借りる金額が低くて済みます。

住宅ローンの金額が下がるほど、審査に通過できる可能性が高くなるため、審査が不安な方は頭金を多めに準備してみてください。

あくまで目安ではありますが、一般的に購入額の10%前後を頭金として準備する場合が多いため、審査が不安な方は10%以上準備しておきましょう。

安定した収入を持っておく

債務整理後に住宅ローンを組む際は、安定した収入を確保しておきましょう。

住宅ローンに返済して生活が苦しくならないために、通常の生活を送る準備が必要です。

安定した収入とあわせて、支出の管理もおこないましょう。無駄なことにお金をかけず、支出を減らせば、高収入な仕事に就かなくても通常の生活を無理なく送れます。

債務整理後は借金の返済があり、生活が苦しくなる場合もあるため、定職に就き、安定した収入を持ってから住宅ローンを組みましょう。

借入状況はチェックされる

債務整理後に住宅ローンを組む場合、審査で借入状況をチェックされる可能性が高いです。

他社から高額な借入がある場合、お金に困っており、返済能力がないと判断され、審査に落ちる原因になります。

そのため、住宅ローンを組む前に、できるだけ他社の借入は減らしておきましょう。

理想はすべての借入先への完済ですが、難しい場合は借入先の数を減らし、少しでも金融機関に悪い印象を与えないようにしてみてください。

ペアローンの利用も検討

債務整理後に住宅ローンを組む際は、ペアローンの利用も検討しましょう。

ペアローンとは、1つの住宅に対して、複数人が住宅ローンを組む仕組みです。たとえば、夫と妻の2人でペアローンを組む場合、2人の合計の年収で審査が受けられるため、審査に通過する可能性が高まります。

妻に住宅ローンを組ませたくない方も多いですが、審査が不安な方にとって有効な選択肢になるのではないでしょうか。

住宅ローンを組む際は信用情報の確認がおすすめ

債務整理後に住宅ローンを組む際は、申し込む前に信用情報を確認しましょう。

信用情報の確認が必要な理由や、確認方法を詳しく解説します。

自身の信用情報は問い合わせが可能

住宅ローンを組む際は、自身の信用情報を確かめておきましょう。

信用情報は、開示請求すると、現在の状況を確認できます。

万が一、住宅ローンを組む際に信用情報に傷がついていると、審査に大きく影響します。

審査に通過するためにも、過去に債務整理を実行した方は、住宅ローンを組む前に開示請求をおこない、傷がついているのか確認しましょう。

信用情報の確認方法

信用情報を確認する際は、CICかJICC、KSCに開示請求する必要があります。CICは、クレジット会社や銀行などが加盟している機関で、インターネット上か郵送で開示請求ができます。

費用は、インターネット上から申請する場合は500円(税込)、郵送の場合は1,500円(税込)程度です。インターネット上から申請する場合は即日、郵送の場合は10日程度で結果がわかります。

JICCは、消費者金融やクレジット会社などが加盟している機関で、スマートフォンや郵送、窓口で開示請求できます。スマートフォンからの申請が最も手軽で、手数料1,000円(税込)を支払うと、最短数分から数時間で結果の確認が可能です。

KSCは、銀行や信用金庫などが加盟している機関で、インターネットか郵送で開示請求できます。インターネットからの請求が最も手軽で、1,000円(税込)支払うと1週間から10日ほどで報告書がアップロードされます。

債務整理と住宅ローンに関する注意点

債務整理と住宅ローンに関する注意点は、次の3つです。

  • 債務整理は信用情報に傷がつく
  • 債務整理をした会社でのローンは組みにくい
  • 弁護士や司法書士への依頼も検討する

一つずつ解説します。

債務整理は信用情報に傷がつく

債務整理を実行すると、信用情報に傷がつきます。

信用情報に傷がつくと、住宅ローンや自動車ローン、クレジットカードなどの審査に通過できません。

返済能力を確認する審査は、信用情報をもとに、本人の返済能力を審査します。債務整理の履歴がある場合は、お金に困って返済できなかったと推測され、返済能力がないとみなされます。

返済能力がない方への融資は貸倒れのリスクがあるため、審査に通過できないと把握しておきましょう。

債務整理をした会社でのローンは組みにくい

債務整理をした会社のローンは組みにくくなります。

金融事故の信用情報が消えても、債務整理をした会社内に情報が残り、共有されるため、信用情報が回復しても審査に通過できる可能性は低いです。

債務整理後に住宅ローンを組む際は、債務整理をしていない他の会社の審査を受けましょう。

弁護士や司法書士への依頼も検討する

債務整理を実行する際は、弁護士や司法書士への依頼を検討しましょう。

債務整理を弁護士や司法書士に依頼する場合、費用はかかりますが、面倒な作業を代理してもらえるため、手間が省けます。

債務整理は自身でも実行できますが、専門知識がない方がおこなう場合、調べつつ書類を作成したり債権者と交渉したりする必要があります。

スムーズに債務整理したい方は、専門の事務所に依頼を検討しましょう。弁護士や司法書士事務所の中には、無料相談を受け付けているところも多いです。

まずは無料相談を利用し、どの債務整理を実行するべきなのか、費用はどれほどかかるのかなど、気になる部分を相談してみてください。

債務整理と住宅ローンに関するよくある質問

ここでは、債務整理と住宅ローンに関するよくある質問に回答します。

債務整理をすると持ち家はどうなる?

債務整理の種類によって、持ち家がどうなるのかは異なります。

任意整理と個人再生であれば、持ち家を手元に残したまま手続きできる可能性がありますが、自己破産の場合は差し押さえられるため、手元には残せません。

持ち家を残したい方は、実行する債務整理を慎重に選択する必要があります。

債務整理のメリットは?

債務整理のメリットは、現在の借金を返済しやすくなる点です。

たとえば、任意整理を実行すると将来利息をカットできたり、個人再生を実行すると元本を大幅に減額できたりします。

借金が膨大で、利息のカットや元本を減額しても完済できない場合は、自己破産がおすすめです。自己破産を実行すると、借金の返済義務がなくなります。

しかし、債務整理を実行すると信用情報に傷がつき、クレジットカードや住宅ローンの審査に通過できなくなります。

メリットがある反面、デメリットもあるため、慎重に検討する必要があると把握しておきましょう。

住宅ローン返済中に債務整理は可能?

住宅ローンの返済中も、債務整理は可能です。

任意整理であれば、整理する借金を自身で選べるため、住宅ローンを対象にしなければ自宅を手元に残したまま債務整理できます。

また、個人再生も条件を満たせば、住宅を手元に残したまま手続き可能です。

個人再生を検討している方は、住宅ローン特則を満たしているのかを確認してみてください。

債務整理をした場合保証人への影響は?

債務整理を実行すると、基本的に保証人に請求がいきます。

保証人が設定されている借金を債務整理しようと考えている方は、迷惑がかかる可能性がある点に注意してください。

まとめ

今回は、自宅を残して債務整理する方法や債務整理後に住宅ローンを組む際のポイント、債務整理後に住宅ローンを組む際の注意点などについて解説しました。

債務整理後に住宅ローンを組む際は、頭金を多めに用意しておくと、審査に通過する可能性が高まります。

また、ペアローンを利用すると、自身の年収ではなく住宅ローンを組む方との合計の年収で審査されるため、審査に通過しやすくなるでしょう。

債務整理を実行する際は、弁護士や司法書士への依頼がおすすめです。費用はかかりますが、自身で実行するよりも時間や手間を大幅に省けます。

債務整理の種類によっては、自身に有利な内容で和解できる可能性も高いため、有利に手続きしたい方は、弁護士や司法書士に依頼してみてください。

※本記事の情報は2023年8月時点のものです。
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