医療ローン(メディカルローン)とは?特徴や申し込みまでの流れ・選び方を解説

医療ローン(メディカルローン)とは、高額な医療費を支払うために、クリニックや銀行からお金を借りる制度です。

医療ローンの利用を検討している方の中には「医療ローンの特徴がわからない」「医療ローンが自身に適しているか知りたい」と疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

自身に合ったローンを選ぶためには、医療ローン(メディカルローン)について詳しく知る必要があります。

そこで本記事では、医療ローンの基本情報や申し込み方法、注意点などをわかりやすくまとめました。

医療費が高額で支払いに悩んでいる方、資金面から治療や施術に踏み出せない方は、ぜひ参考にしてみてください。

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目次

医療ローン(メディカルローン)とは

まずは医療ローンの基本的な情報に関して、次の順に解説します。

  • より幅広い医療を受けるためのローン
  • 医療ローン(メディカルローン)のカバー対象
  • 医療ローン(メディカルローン)の金利
  • 医療ローン(メディカルローン)の申し込み条件
  • 医療ローン(メディカルローン)申し込みに必要な書類

上記の項目別に解説するので、確認してみてください。

より幅広い医療を受けるためのローン

医療ローンは、より幅広い医療を受けるためのローンです。

医療ローンを利用すると、保険適用外の医療や先進医療などを受ける際に、支払いに充てるお金を融資してもらえるため、自身の希望する医療を受けられます。

医療ローンには利息がかかりますが、資金不足で治療を受けられないところを、必要なときに医療が受けられる点においては、大きなメリットです。

医療ローンは、クリニックが提携しているメディカルローンのみでなく、銀行が提供する商品もあります。

融資条件や金利、返済期間など内容が異なるため、自身に最適な内容の医療ローンを利用してみましょう。

医療ローン(メディカルローン)のカバー対象

医療ローン(メディカルローン)は、幅広い分野の治療に利用できる融資制度です。

一例として、医療ローンの対象を紹介します。

  • 美容整形
  • 歯列矯正
  • 脱毛
  • レーシック
  • AGA治療
  • 治療費
  • 手術費
  • 入院費
  • 検査費

上記のとおり、入院や手術費用以外にも、美容整形や歯列矯正の資金にも利用できるため、治療対象が幅広い点が特徴です。

しかし、上記のような対象であれば、誰でも医療ローンを利用できるわけではありません。医療ローンを利用するためには、融資審査を受けて通過する必要があります。

融資の審査に落ちると医療ローンを利用できないため、対象の医療を受ける予定の方は融資条件や医療ローンを提供する金融機関についてよく調べておきましょう。

医療ローン(メディカルローン)の金利

医療ローンの金利は、融資を受ける金融機関やローン商品により異なりますが、5〜10%ほどの金利が多数です。

一例として、いくつかの医療ローンの金利を紹介します。

医療ローンの種類金利
ちばぎん医療ローン5〜5.4%
名古屋銀行 先進医療ローン2.9%
横浜銀行 先進医療ローン3.8%

消費者金融のカードローンの金利と比較すると、非常に低く設定されています。

できるだけ利息の支払いを抑えたい方は、金利が低く設定されている医療ローンを選んでみてください。

また、毎月の支払い額を抑える目的で返済期間を長く設定すると、返済額のトータルは増えてしまいます。

医療ローンの返済計画を立てる際は、金利に加えて返済金額や返済期間についても慎重に考えましょう。

医療ローン(メディカルローン)の申し込み条件

医療ローンの申し込み条件は、利用する金融機関やクリニックごとに異なる場合があります。

一般的に求められる共通の融資条件は、次のとおりです。

  • 年齢が満20歳以上である
  • 安定した収入がある
  • 信用情報が良好である

基本的に、年齢と収入の条件が設定されています。また、満18歳以上の方が申し込む際も、安定した収入がないと融資の審査を通過できません。

アルバイトやパートでも医療ローンは申し込めますが、収入がない状態では審査に通過できる可能性は低いため、注意しましょう。

なお過去にローン返済の長期滞納や、債務整理の経験がある方は信用情報に傷がついているため、融資を受けられない可能性があります。

医療ローン(メディカルローン)申し込みに必要な書類

医療ローンの必要書類は金融機関によって異なりますが、一般的には次のような書類の提出を求められます。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書
  • 資金使途確認書類

すべての医療ローンで本人確認書類の提出は必要です。

また、返済能力があるのかを判断する目的で、収入証明書として源泉徴収票や確定申告書の提出を求められる場合があります。

医療ローンは治療にかかる金額を融資するものであるため、資金使途確認書類を提出し、治療目的や治療費用を明確にする必要もあります。

必要書類の中にはすぐに準備できないものもあるため、余裕をもって必要書類を事前に準備しておき、医療ローンの審査をスムーズに進めましょう。

医療ローン(メディカルローン)の特徴

医療ローンの特徴は、次の3つです。

  • カードローンと比較して低金利
  • 高額な医療費も分割で支払い可能
  • 先進医療や自由診療にも利用可能

一つずつ解説します。

カードローンと比較して金利が低い

医療ローンのメリットは、カードローンと比較して金利が低い点です。

しかし金利が低い分、審査は厳しめに設定されています。

返済能力がない方に貸し付けると貸倒れのリスクが高いため、医療ローンの審査では安定収入や信用情報を確認し、貸倒れや返済遅延のリスクが低い方にのみ融資をおこないます。

医療ローンの審査内容は公表されていませんが、融資の金額に対してどれほどの収入があるのかが重視される可能性が高いでしょう。

無職や安定収入がない方は、アルバイトやパートで安定収入を得てから医療ローンに申し込んでみてください。

高額な医療費も分割で支払いが可能に

医療ローンは高額な医療費を分割で支払えるため、医療費用の資金調達に悩んでいる方には大きなメリットです。

たとえば、入院や手術を伴うような治療を受ける際は、数百万円以上の高額な医療費用がかかる場合もありますが、自身の返済計画で医療ローンを利用すれば治療を諦める必要はありません。

ただし返済期間を長くするほど、利息による返済負担が大きくなるため、毎月の返済額を減らす目的で返済期間を長く設定する行為は避けましょう。

医療ローンはできるだけ早く返済し、利息の支払いを最小限に抑えることを意識してみてください。

先進医療や自由診療にも利用できる

医療ローンは、先進医療や自由診療にも利用可能です。医療ローンと聞くと、入院費や手術費などの必要な医療行為にのみ利用できると考えている方も多いでしょう。

しかし、自身で選択して受ける先進医療や美容医療のような自由診療にも利用できるため、幅広い医療に活用できる制度です。

一例として、先進医療や自由診療の種類をいくつか紹介します。

  • 未承認の抗がん剤治療
  • 適用外検査
  • 美容整形
  • レーシック手術
  • 歯列矯正

上記のような医療も医療ローン対象のため、融資を受けられるのか不安に思う方も一度検討してみてください。

医療ローン(メディカルローン)は大きく分けて3種類

医療ローン(メディカルローン)には、大きく分けて次の3タイプがあります。

  • 銀行系の医療ローン(メディカルローン)
  • クリニック提携の医療ローン(メディカルローン)
  • 医療に限らない消費者金融のカードローン

それぞれの特徴を解説するので、自身に最適な医療ローンを選択しましょう。

銀行系の医療ローン(メディカルローン)

銀行系の医療ローンはクリニック提携の医療ローンよりも金利が低い傾向にあり、5%以下に金利設定されている銀行系医療ローンも豊富です。

そのため、できるだけ利息を抑えたい方や、返済期間が長めになりそうな方に向いています。

一例として、銀行系医療ローン数社の金利や申し込み条件などを解説します。

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項目金利借入限度
ちばぎん医療ローン5〜5.4%500万円
名古屋銀行 先進医療ローン2.9%1,000万円
イオン銀行3.8〜8.8%700万円

金融機関によって金利と借入限度額が大きく異なるため、自身に最適な条件の医療ローンを利用する必要があるでしょう。

クリニック提携の医療ローン(メディカルローン)

クリニック提携の医療ローンは銀行系よりも金利が高く設定されていますが、クリニックで数社まとめてローンを比較検討できるため、非常に便利です。

銀行系医療ローンと比較して、クリニック提携の医療ローンは申し込み条件がそれほど厳しくありません。

一例ではありますが、いくつかのクリニック提携の医療ローンを紹介します。

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項目金利借入限度額
オリコ6〜13.2%300万円
ジャックス3.3%(12〜120払い)500万円
セディナ3.9〜5.9%500万円

上記のとおり、クリニック提携の医療ローンの中には金利が低いものもあり、中には10%を下回るものもあります。

クリニック提携の医療ローン(メディカルローン)は、利息の面でお得な医療ローンを組みたい場合におすすめのサービスです。

医療に限らない消費者金融のカードローン

消費者金融のカードローンは医療ローンではありませんが、利用目的に制限がないため、医療資金の調達にも利用できます。

銀行系カードローンとは異なり、消費者金融系カードローンは即日の融資に対応しています。

最短30分程度で融資できる場合もあるため、今すぐにお金を借りたい方におすすめです。

一例として、数社の消費者金融の金利や借入限度額を紹介します。

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項目金利借入限度額
プロミス4.5%〜17.8%500万円
アコム3.0%〜18.0%800万円
レイク4.5%〜18.0%500万円

銀行系医療ローンやクリニック提携の医療ローンよりも金利が高く、初回融資は50万円ほどの借入になると理解しておきましょう。

少ない金額ですぐにお金を借りたい方は、消費者金融系カードローンの利用を検討してみてください。

医療ローン(メディカルローン)の申し込みまでの流れ

自身に最適な医療ローンが決まったら、次の流れで融資を受けましょう。

  1. 申し込み
  2. 必要書類の提出
  3. 審査
  4. 契約
  5. 手続きをおこない融資を受ける

医療ローン申し込みの流れを順番に解説します。

1:申し込み

まずは、医療ローンに申し込みましょう。医療ローンにはさまざまな種類があるため、自身に最適な条件の医療ローンに申し込んでみてください。

2:必要書類を提出

医療ローンの申し込み時には、必要書類の提出が必要です。

  • 本人確認書類
  • 収入証明書
  • 資金使途確認書類

利用する機関ごとに提出する書類は異なりますが、多くの場合で上記の提出を求められます。

本人確認書類とは、次のような書類です。

本人確認書類の例
  • 運転免許証
  • 健康保険証
  • マイナンバーカード
  • パスポート

必要書類を事前に準備しておくと、医療ローンの審査をスムーズに受けられます。

3:審査

医療ローンの申し込みが完了すると、審査に進みます。

医療ローンの審査基準は公開されていないため一概には言えませんが、主に次の部分を中心に審査がおこなわれるとされています。

  • 収入
  • 信用情報
  • 機関が定める独自の基準

医療ローンの申し込み条件を見ると、安定した収入と年齢が条件になるため、多くの場合でこの2点は審査されるでしょう。

医療ローンを提供する機関が独自に定めている融資基準がある場合は、上記2点とあわせて確認します。

金融機関によっては、特定の保証会社を利用できるか、特定の住所に住んでいるかなどの基準を設けているため、事前に確認しておきましょう。

4:審査結果を待ち契約

審査を通過したら、あらためて医療ローン契約をします。

5:手続き・融資

医療ローンの契約手続きが完了すると、医療費用にかかる金額が融資されます。

医療ローン(メディカルローン)の注意点

医療ローンは、先進医療や自由診療など保険適用外の医療を受ける際に便利なローンです。

しかし、医療ローンには次のような注意点があるため、融資を受ける前に確認してみてください。

  • 医療ローンによっては自身での立替が必要
  • 転院すると全額返済が必要になる可能性
  • 審査の際は在籍確認が必須
  • 医療ローンは総量規制の対象

一つずつ解説します。

医療ローン(メディカルローン)によっては自身での立替が必要

医療ローンによっては、自身で医療費を立て替えたあとに融資を受ける必要があります。

銀行系医療ローンやクリニック提携の医療ローンは、消費者金融系カードローンのように即日融資に対応していません。

そのため、まずは自身で医療費を支払い、あとで融資を受け取る必要があると理解しておきましょう。

どうしても自身で医療費用を立て替えるお金がない場合は、消費者金融系カードローンを利用してみてください。

最短30分ほどで融資可能なカードローンも多いため、資金不足が原因で適切な医療を受ける機会を断念する必要がなくなります。

転院すると全額返済が必要な場合もある

医療ローンの中には、転院すると全額返済が必要なものもあるため、注意が必要です。

とくに、クリニックと提携している医療ローンの場合は、金融機関ではなくクリニック側と契約する形式のため、全額返済を求められる可能性が高くなります。

クリニックの対応や入院環境などに不満があるからと転院を検討する場合は、医療ローンの支払いの取り扱いに注意しなければなりません。

また、長期間入院する際は、転院が必要にならないように、自身に最適な環境で医療が受けられるクリニックを選んでみてください。

審査の際は在籍確認が必須

医療ローンを申し込む際は、審査で在籍確認する必要があります。在籍確認とは、医療ローンを申し込む際に申告した勤め先で働いているのかどうかを確認する作業です。

嘘の申告の場合は、返済能力がないと判断されて審査に通らず、融資を受けられなくなります。

基本的には、勤め先に個人名で電話をかけて、在籍を確認します。個人名での電話なため、医療ローンを利用したと会社の方に発覚する恐れはほぼありません。

また、在籍確認を本人が対応する必要はなく、同僚や上司が対応して外出している旨を伝えるのみでも、本人確認は完了します。

在籍確認がおこなわれる日に会社にいない場合は、同僚や上司に声をかけておきましょう。

医療ローン(メディカルローン)に関するよくある質問

ここでは、医療ローンに関するよくある質問に回答します。

資金使途証明書類とは何ですか?

資金使途証明書類とは、利用する医療ローンを提供している金融機関から、申し込みの際に求められる場合がある書類です。

クリニックが発行する見積書が資金使途証明書類に該当するため、医療ローンを申し込む前に発行しておきましょう。

医療ローン(メディカルローン)以外に利用できる制度はありますか?

医療ローン(メディカルローン)以外にも、高額医療費制度を利用できる場合があります。

高額医療費制度とは、1か月間に支払った医療費の自己負担額が一定の金額を超えた場合、払い戻しを受けられる公的制度です。

自己負担額の上限は、所得区分で細かく分かれています。所得が変わると、自己負担額の上限も変わるため、自身の区分を明確にして自己負担額の上限を把握し、どれほど払い戻されるのかを計算してみてください。

所得区分は、全国健康保険協会の公式サイトで確認できます。

カードローンと異なる点は?

医療ローンとカードローンが異なる点は、次のとおりです。

  • 融資までの時間
  • 審査基準
  • 用途

医療ローンは即日融資に対応していないため、すぐに借りたい方にはカードローンがおすすめです。また、審査基準にも異なる点があります。

収入や信用情報はどちらも確認されますが、他にも独自の基準を設けている場合があるため、カードローンの審査に通過しても医療ローンに落ちる可能性があると理解しておきましょう。

さらに、用途も異なります。医療ローンは、医療に関係する用途にのみ利用できるローンですが、カードローンは基本的に自由です。

どちらが最適なのかは人によって異なるため、最適な方を選んでみてください。

まとめ

医療ローンの基本的な情報や特徴、注意点などについて解説しました。

医療ローンは、高額な医療費が支払えない場合に利用するもので、クリニック提携の医療ローンや銀行系医療ローンなどがあります。

【医療ローンの主なメリット】
  • カードローンと比較して低金利
  • 高額な医療費も分割で支払い可能
  • 先進医療や自由診療にも利用可能

とくに、医療ローンは金利が低いため、消費者金融のカードローンよりも利息を抑えて借入できます。

医療費が高額で支払いに困る方や、受けたい医療があるものの治療の金額が高額で諦めようと考えている方は、ぜひ利用してみてください。

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※本記事の情報は2023年4月時点のものです。
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<参考>
オリコ
ジャックス
セディナ

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