「18歳でも借りられるカードローンを知りたい」「高齢者も利用しやすいカードローンを知りたい」と考えている方は多いのではないでしょうか。
カードローンには原則年齢制限が設けられており、対象外の方は審査を受けることもできません。
18歳の方や高齢の方がカードローンを利用する場合は、年齢制限の対象になっていないか確認する必要があるでしょう。
今回の記事では、カードローンの年齢制限における特徴や高齢者がカードローンを利用する際の注意点、未成年が利用対象外となる原因や対象年齢でも審査に落ちる原因について解説します。
また、年金受給者や若い学生も利用できるカードローンや、カードローンの年齢制限が不安な方におすすめの対処方法についてもあわせて紹介します。
カードローンの年齢制限によって借り入れが不安な方、自身の年齢や条件でも借りられるカードローンを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。
【目的別】大手カードローン会社比較表
大手会社 | 注目ポイント | 融資時間 | 審査時間 | 公式サイト |
---|---|---|---|---|
プロミス | 最短3分※2の スピード融資 簡単診断する | 最短3分※2 | 最短3分※2 | 詳細を見る |
SMBCモビット | が運営 独自の審査が 期待できる 簡単診断する | クレカ会社最短60分※3 | 10秒簡易審査 | 詳細を見る |
アコム | 新規貸付率が 39.4〜44.7%と 他社より高め※4 簡単診断する | 最短20分※1 | 最短30分 | 詳細を見る |
アイフル | 独立した業者 他社より柔軟な審査が期待できる 簡単診断する | 銀行傘下でない最短18分※1 | 最短18分※1 | 詳細を見る |
カードローンに年齢制限はある?
すべてのカードローンには年齢制限が設けられており、未成年の方はカードローンを利用できない仕組みです。
カードローンの年齢制限は、下限が満20歳以上、上限は70歳未満のものが一般的です。
成人年齢が18歳未満に引き下げられたことを受け、現在は高校生を除く18歳以上の方が借りられるカードローンもあります。
まずはカードローンの年齢制限について、詳しく解説します。
消費者金融と銀行で年齢制限が異なる
カードローンの年齢制限は、消費者金融と銀行でそれぞれ制限される年齢が異なります。
消費者金融が提供するカードローンは満20歳以上69歳以下、銀行が提供するカードローンは満20歳以上65歳以下の年齢制限が一般的です。
ただし、消費者金融や銀行によっては、上記と異なる年齢制限を定めている商品もあります。
利用したいカードローンがある場合は、事前に申し込み条件を確認し、自身の年齢が制限されていないかチェックしてみてください。
年齢制限なしのカードローンはない
年齢制限が設けられていないカードローン商品はありません。
万が一年齢制限なしと表記されている商品があった場合は、闇金などの違法業者の可能性が高いため注意しましょう。
なかでも、18歳未満の未成年や18歳の高校生が借りられるカードローンはありません。
未成年の方は社会経験や知識、判断能力が乏しいと判断されるため、未成年を守るために法律が制定されています。
成人である18歳でも原則高校生は対象外
成人年齢の法改正に伴い、18歳での契約が認められるカードローンもあります。
しかし、18歳の高校生は原則カードローン利用の対象外です。
高校生は学業が本分であり、アルバイトをしている高校生でも返済能力は低いと判断されるためです。
また、高校生以外の18歳の方が利用できるカードローンは現在のところごく一部に限られており、適用している商品は多くありません。
高齢者がカードローンを利用する際の注意点
カードローンの申し込み可能年齢は、上限も設定されています。
多くのカードローンは65歳〜70歳未満としていますが、中には80歳未満と定めている商品もあります。
高齢者がカードローンを利用する際の主な注意点は、次のとおりです。
- 上限年齢に達すると追加融資が不可能
- 高齢者を対象とした闇金業者に注意
- 年金収入のみでは契約できない場合あり
申し込み時は制限内の年齢であっても、上限年齢に達すると追加融資ができなくなります。
また、高齢者をターゲットとした悪徳な闇金業者も増えているため注意しましょう。
収入が年金のみの場合、収入が安定していないと判断されてカードローン契約を締結できないケースがあります。
それぞれの詳しい注意点について、具体的に解説します。
上限年齢に達すると追加融資が不可能
カードローン商品を契約済みの場合でも、カードローン会社が定めた上限年齢に達すると契約の更新ができなくなります。
そのため、上限年齢に達した場合は追加融資が不可能です。
追加での借り入れを希望する場合は、上限年齢に達する前に借り入れ手続きを済ませましょう。
なお、上限年齢に達しても一括返済を求められることはないため、計画に沿って返済を進めましょう。
高齢者を対象とした闇金業者に注意
近年、高齢者をターゲットとした闇金業者が増加しているため、カードローン商品を選ぶ際は十分に注意しましょう。
年齢制限なしや審査なしのカードローンは存在しないため、そのように謳っている商品がある場合は絶対に契約してはいけません。
違法な金融機関から融資を受けると、返済額が何倍にも膨れ上がり返済ができなくなる可能性があります。
カードローンを提供している業者が闇金業者であるかどうかは、金融庁への登録の有無から調べられます。
少しでも違和感や疑問を抱いた場合は、利用しようとしているカードローン会社が正規の登録をしているかチェックしてみてください。
年金収入のみでは契約できない場合あり
収入が年金に限られている場合は、カードローンの新規契約ができない可能性があります。
職に就いていない場合、収入が安定していないと判断されるためです。
一方、アルバイトや自営業、不労所得があるなど、年金以外に安定した収入がある方は申し込み可能です。
商品によっては年金収入のみでも申し込み可能なものやシニア向けのフリーローンもあるため、他のサービスもあわせて検討してみてください。
年金受給者でも利用できるカードローン3選
年金受給者でも利用できる、おすすめのカードローンは次のとおりです。
- auじぶん銀行
- 三菱UFJ銀行バンクイック
- オリックス銀行
なお、年齢制限には「未満」と「以下」があるため、自身の年齢が制限の対象に該当していないか適切に把握する必要があります。
それぞれのカードローンにおける特徴やおすすめするポイントについて、詳しく解説します。
auじぶん銀行
年齢制限 | 満20歳以上70歳未満 |
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利用限度額 | カードローンau限定割 誰でもコース:10万円以上800万円以内(10万円単位) カードローンau限定割 借り換えコース:100万円以上800万円以内(10万円単位) |
金利 | 通常:年1.48%~17.5% カードローンau限定割 誰でもコース:年1.38%~17.4% カードローンau限定割 借り換えコース:年0.98%~12.5% |
審査時間 | 最短1時間 |
- 1,000円から返済可能
- 借り換えもできる
- 手続きはすべてスマートフォンで完結
auじぶん銀行は1,000円から返済でき、初めてカードローンを利用する方も安心です。
最大800万円までの借り換えも可能であり、すでに他社で借り入れをしている方にもおすすめです。
手続きはすべてスマートフォンで完結し、利用明細書の郵送もありません。
ネット銀行ならではの金利で利用でき、ATM手数料は完全無料です。
三菱UFJ銀行バンクイック
年齢制限 | 満20歳以上65歳未満 |
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利用限度額 | 10〜500万円 |
金利 | 年1.8%〜14.6% |
審査時間 | 最短即日 |
- Webからすぐに借り入れ診断が受けられる
- 三菱UFJ銀行の口座がなくても申し込み可能
- 返済サポートも充実
三菱UFJ銀行バンクイックは、三菱UFJ銀行の口座がなくてもすぐに申し込みができるカードローンです。
申し込みはWebから24時間可能であり、土日も対応しています。
最小返済額は月1,000円からで、返済忘れ防止のために返済期日の3営業日前にメールで連絡を受けられるサービスも登録できます。
利用を検討している方は、まずは借り入れ診断を公式サイトから受けてみましょう。
オリックス銀行
年齢制限 | 満20歳以上69歳未満 |
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利用限度額 | 最大800万円(10万円単位) |
金利 | 年1.7~14.8% |
審査時間 | 土、日、祝日が間に入る場合や申込状況、審査状況によって時間がかかる場合もあり |
- 初めての契約なら、契約日の翌日から30日間利息無料
- ガン保障特約付きプラン「Bright」への加入の申し込みも可能
- 全国10万台以上の提携ATMの手数料が無料
オリックス銀行のカードローンを初めて契約する方は、契約日の翌日から30日間の借り入れが無利息で利用できます。
期間内に追加で借り入れた分も対象となるため、短期間で返済できる目処がある方におすすめです。
ガン保障特約付きプラン「Bright」の保証内容は、次のとおりです。
- 死亡・高度障害またはガンと診断確定された場合、借り入れ残高が無料
- 保険料は負担なし
- 金利の上乗せなし
万が一に備えたい方は、Brightへの加入も検討してみてください。
未成年者がカードローンの利用対象外である理由
未成年者がカードローンの利用対象外となる原因は、次のとおりです。
- 未成年取消権で契約後に解約されるリスク
- 返済能力を示すための勤続年数が少ない
未成年には「未成年取消権」が定められており、本人や親が契約を取り消すことができます。
さらに就労している場合でも勤続年数が少なく、返済能力を計れないことも原因のひとつです。
それぞれの詳しい原因について、具体的に解説します。
未成年取消権で契約後に解約されるリスク
未成年取消権は、民法が定める権利のひとつです。
未成年は原則、親などの法定代理人の同意なく法律行為ができません。
カードローンの契約は法律行為にあたり、上記に反した場合は本人や親が契約を取り消せます。
契約の取り消しがおこなわれた場合、金融機関はローンとして貸し付けをおこなった金銭の返済が受けられません。
未成年取消権によるリスクを避けるため、カードローン商品では未成年への貸し付けをおこなっていません。
返済能力を示すための勤続年数が少ない
未成年の方は、義務教育を終えてすぐに就業したとしても勤続年数は3年程度です。
また、高校を卒業してすぐの場合も、勤続年数は非常に短いです。
そのため返済能力を示すための勤続年数が足りず、実際にどの程度返済能力があるか調べることが困難です。
返済能力が未知の顧客に貸し付けをおこなうことは、カードローン会社にとってリスクとなるため、未成年者には貸し付けをおこなっていません。
年齢が低い学生におすすめのカードローン3選
成人してすぐの方や大学生、専門学校生などの学生の方におすすめのカードローンは、次のとおりです。
- アコム
- SMBCモビット
- プロミス
それぞれの特徴やおすすめポイントについて、具体的に解説します。
アコム
- 新規貸付率が他社より高め※4
- 2ステップで申込み可能
- 借り入れまでスマホ1つでOK
最短20分で融資可能 | 24時間申込 | Web完結 | 郵送物なし | ※1 | 電話なし
カードレス※1 | 無利息期間 | 保証人不要 | ※2 | 学生OK独自基準審査 |
金利 | 年3.0~18.0% |
無利息期間 | 最大30日間 |
融資時間 | 最短20分※3 |
※4.2023年10月~2024年2月の新規貸付率は39.4〜44.7%
アコムのカードローンでは、20歳以上で安定した収入がある方は誰でも審査対象です。
最短20分で融資が受けられるため、急いでいる方にもおすすめです。
利息の発生は利用日数分のみのため、余分に利息がかかるリスクがありません。
返済方法はWebやATMなど、自身の都合に応じてさまざまな方法から選択できます。
SMBCモビット
SMBCモビットのカードローンは、10秒で簡易審査の結果がわかります。
そのため、カードローンの借り入れを検討している方は一度公式サイトから簡易審査を受けてみましょう。
申し込みや借り入れなどの手続きはすべてWebで完結し、電話連絡や郵送物は一切ありません。
スマートフォンアプリを利用すると、よりスムーズに手続きが可能です。
プロミス
プロミスは、カードレスで利用できるアプリローンを提供しています。
借り入れ内容や返済日などはすべてアプリで確認でき、原則24時間利用可能です。
また、高校生を除く満18歳以上の方から利用できる点もメリットです。
他のカードローンの年齢制限は満20歳以上からの場合が多いため、18歳や19歳の方でカードローンを利用したい方はプロミスのアプリローンを検討してみてください。
カードローンの対象年齢でも審査に落ちる原因
カードローンの対象年齢であっても、審査の結果カードローンを利用できないケースがあります。
審査に落ちる主な原因は、次のとおりです。
- 信用情報に問題がある
- 総量規制の条件を満たしていない
- 安定した収入がない
信用情報に傷がついているなどの問題があったり、借り入れ希望金額に対して必要な収入がないと判断されたりした場合は、審査に通りません。
また、他社からの借り入れがあり総量規制に抵触する場合は、新たな借り入れができません。
それぞれの原因について、詳しく解説します。
信用情報に問題がある
カードローンを利用する際に最も重要なポイントは、個人の信用情報です。
信用情報は過去のクレジットカードやカードローンなどの利用状況をもとに、取引情報を記録したものを指します。
信用情報は信用情報登録機関に登録され、新たな借り入れの申し込み時に照会されます。
主な信用情報機関は次のとおりです。
JICC(日本信用情報機構):銀行、消費者金融、クレジットカード会社からの情報を取り扱っている
CIC:消費者金融やクレジットカード会社からの情報を取り扱っている
KSC:主に銀行からの情報を取り扱っている
過去に支払いを延滞したり、債務整理の手続きをしたなどの経験がある場合、信用情報に問題があると判断され、審査に通りにくくなります。
総量規制の条件を満たしていない
総量規制とは、年収の3分の1を超える借り入れを規制するものです。
1社あたりの借り入れ金額ではなく、利用者あたりの借り入れ上限を定めているため、他社からの借り入れがある場合は総量規制の条件を満たしているか確認しましょう。
なお、借り入れの中でも不動産ローンやマイカーローン、医療費支払いのための貸し付けなどは総量規制の対象外です。
安定した収入がない
借り入れを希望する金額に対して収入が足りなかったり、安定した収入がないと判断されたりした場合は、カードローンの審査に通りにくいでしょう。
審査に通らなかった場合は、期間をおいて再度申し込む際に希望金額を減らしたり、収入を増やしたりして、審査に通る可能性を上げるようにしましょう。
カードローンの年齢制限に不安な方におすすめの対処法
カードローンの年齢制限が不安な方におすすめの対処方法は、次のとおりです。
- 無理な借り入れや返済の長期化は避ける
- 毎月の返済計画を事前に立てる
- 審査通過のために年齢を偽らない
- クレジットカードのキャッシングを検討
- 学生の場合は奨学金や学生ローンを検討
カードローンの借り入れ前に無理のない返済計画を立て、本当に返済が可能かシミュレーションしましょう。
審査に通るため年齢や収入を偽ることは信用を損なうため、絶対にやめましょう。
また、クレジットカードのキャッシングや学生ローンなど、他の方法を検討する手もあります。
それぞれの対処方法について、より詳しく解説します。
無理な借り入れや返済の長期化は避ける
借り入れ後、計画通りに返済できないと取引履歴が登録され、新たな借り入れが難しくなります。
また、返済が長期化すると余分に利息が発生します。
そのため、無理のない返済計画を立てられる範囲で借り入れをしましょう。
毎月の返済計画を事前に立てる
毎月の返済計画を事前に立てておくと、返済の見通しが立つため安心です。
返済できない金額は決して借りず、計画的に確実に返せる金額を借り入れをしましょう。
不測の事態があっても返済を続けられるよう、余裕を持って計画を立ててみてください。
審査通過のために年齢を偽らない
審査通過のために年齢を偽ったり、収入を多く記載したりしても、すぐに発覚します。
申し込み時には本人確認書類や収入の証明書類が必要なため、情報を偽ることはできません。
嘘が会社側に発覚すると心象も悪くなり、審査にも通りにくくなります。
申し込み時には必ず正しい情報を記載し、送信前に誤りがないか必ず確認するよう心がけましょう。
クレジットカードのキャッシングを検討
すでにクレジットカードを持っている方は、クレジットカードのキャッシングの利用を検討してみてください。
キャッシングはカードローンよりも借り入れの利用枠は少なめですが、ショッピングと借り入れに利用可能です。
すでにキャッシング機能が付帯している場合、新たな審査を受けずに利用できます。
学生の場合は奨学金や学生ローンを検討
学生の場合、奨学金や学生ローンを利用する方法もあります。
場合によっては収入証明書の提出が求められる場合もあるため、準備しておきましょう。
奨学金や学生ローンは学生向けの商品のため、年齢により審査に落ちる可能性が少ない方法です。
まとめ
今回の記事では、カードローンの年齢制限について、高齢者がカードローンを利用する際の注意点や未成年が利用対象外となる原因、対象年齢でも審査に落ちる原因について解説しました。
カードローンには年齢制限があり、年齢対象外の方は申し込みができません。
そのため、申し込み前に自身の年齢が制限の対象になっていないか確認しましょう。
また、年金受給者や若い学生も利用できるカードローンや、カードローンの年齢制限が不安な方におすすめの対処方法についてもあわせて紹介しました。
カードローンにはカードレスのものやWebで手続きができるものも増えてきています。
借り入れをする場合は事前に無理のない返済計画を立て、滞らないように返済を続けましょう。
カードローン以外にもクレジットカードのキャッシングや学生ローン、フリーローンなどのさまざまな方法があるため、自身に合う方法を見つけてみてください。