リボ払いがやばい・怖いのはなぜ?リボ払いの仕組みから安全に利用する方法を紹介

生活費が足りず、支払いが追いつかない状況では、リボ払いを利用してみたいと考えるでしょう。

しかし、リボ払いにはネガティブなイメージがあるため、「一度利用したら返済できないかもしれない」と心配になる方も多いです。

リボ払いは利用方法に注意していれば、多額の借金を抱えることはなく、支払いの負担を減らせます

そこで、本記事では、リボ払いの仕組みや安全に利用する方法を解説します。正しい知識をつけ、リボ払いを上手に活用してみてください。

目次

リボ払いはやばい!怖いと言われる原因

リボ払いが危険視されている理由は、3つあります。

  • 高額な手数料によって返済がなかなか終わらない
  • 返済期間が長期化しやすい
  • 毎月の利用額を把握しにくい

高額な手数料で借金の返済が終わらないため

リボ払いの手数料は、15.0%〜18.0%で設定されています。借入金額によってはカードローンの金利よりも高く、高額な手数料が発生します。

リボ払いを利用した際に発生する手数料を確認してみましょう。

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借入額毎月支払う元金完済までに支払う手数料の合計
10万円5,000円12,953円
20万円1,0000円25,915円

リボ払いは、借入残高に対して手数料がかかる仕組みです。完済する前に追加でリボ払いを利用すると、さらに手数料が増える可能性があります。

結果的に手数料の支払いが多くなり、元金がなかなか減らず、返済が終わらないリスクがあります

返済期間が長期化しやすいため

リボ払いは、自由に返済額を設定できるメリットがありますが、その反面、返済期間が長期化する傾向にあります

利用者は、支払いを楽にしたい思いから、ついつい返済額を低めに設定しがちです。

しかし、少額の返済では、完済までの期間が長期化し、総支払額が大きくなります。

借入額が20万円で、月々の返済額を5,000円、1万円、2万円に設定した場合の返済期間や総支払額を見てみましょう。

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毎月支払う元金返済期間総支払額
5,000円40か月250,899円
1万円20か月225,915円
2万円10か月213,418円

返済期間が長引くほど総支払額が大きくなり、利用者の負担は増えることがわかります。

総支払額を抑えるためには、毎月の支払額を高めに設定することが重要です。

毎月の利用額が把握しにくくなるため

リボ払いでは、毎月の返済額が一定であるため、自身の利用額を把握しにくくなります

毎月の返済額を1万円に設定すれば、月の利用額が5万円でも10万円でも、返済金額は1万円のままです。

返済額が変わらないため、使いすぎに気づかず、いつの間にか利用額が大きくなる可能性があります。

リボ払いを利用する際には、常に利用明細をチェックし、現在の利用残高を把握しましょう。

リボ払いの仕組みについておさらい

リボ払いを正しく活用するために、仕組みについて理解しましょう。

クレジットカードの支払い方法の一種

クレジットカードの支払い方法には、一括払い、分割払い、リボ払いの3つがあります。いずれもクレジットカード会社がお金を立て替え、利用者はクレジットカード会社に返済します。

リボ払いは、クレジットカードの利用額を一括で支払わず、あらかじめ設定した金額で毎月少しずつ返済する方法のことです。

完済するまでの間、お金を立て替えてもらう代わりに利用者は手数料を支払います。

カードでの支払い時に一括払いを選択した場合でも、後からリボ払いを設定すれば、一定額での返済に切り替えられます。

利用額にかかわらず毎月一定額の返済をおこなう

リボ払いの特徴は、利用額に関係なく、毎月一定額での返済をおこなうことです。

分割払いの場合、利用金額によって毎月の返済額が変動しますが、リボ払いでは自身で決めた金額で返済できます。

リボ払いで10万円を利用し、返済額を5,000円に設定した場合、5,000円(もしくは利息を上乗せした金額)を支払い続けます。

手数料はかかりますが、毎月の支出が一定になるため、家計を管理しやすくなるでしょう。

リボ払いの支払い方式は2種類

リボ払いには、大きく分けて2種類の支払い方式があります。

  • 定額方式
  • 残高スライド方式

定額方式

定額方式は、毎月定められた金額を返済する支払い方式です。

定額方式の中でも「元利定額方式」と「元金定額方式」の2つに分類されます。

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支払い方式特徴月々の返済金額
元利定額方式・支払う金額が常に一定
・元金が減りにくいため、返済期間が長期化しやすい
一定額
(利息が含まれる)
元金定額方式・返済が進むにつれて支払う金額は減る
・返済初期は支払う金額は多いが、返済期間が短く、利息がかかりにくい
一定額+利息分

元利定額方式では、毎月の支払いが一定ですが、元金定額方式と比較すると総支払額は大きくなります。

一方で、元金定額方式の場合、返済当初は負担が大きいですが完済までの期間が短い傾向にあります。

現在利用するクレジットカードがどちらの支払い方式を採用しているかを確認しましょう。

クレジットカードによっては、次に紹介する「残高スライド方式」と組み合わせた支払い方式を採用しています。

残高スライド方式

クレジットカード会社は、リボ払いの毎月の最低支払額を定めています

残高スライド方式は、借入残高に応じて毎月の最低支払額が変動する返済方式です。

たとえば、三井住友カードの「マイ・ペイすリボ」の場合、次のように最低支払い金額を設定しています。

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借入残高最低支払い金額
10万円以下5,000円
10万円超え20万円まで10,000円
20万円超え30万円まで15,000円
40万円超え50万円まで20,000円
残高10万円増加するたびに5,000円増額する

一般的にクレジットカード会社では、残高スライド元利定額方式や残高スライド元金定額方式を採用している場合が多いです。

毎月加算される手数料が高額な場合が多い

リボ払いの手数料は、15.0%〜18.0%で設定されている場合が多いため、手数料(利息)が高額になりやすいでしょう

借入残高が100万円、元金を毎月1万円支払う場合の利息を計算しました。

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支払い月支払い金額支払い金額に含まれる利息支払い金額に含まれる元金
1か月目36,767円16,767円20,000円
2か月目34,981円14,981円20,000円
3か月目34,202円14,202円20,000円
4か月目34,370円14,370円20,000円
5か月目33,610円13,610円20,000円

上記の表のとおり、返済金額が少額の場合、返済当初は支払い金額の半分近くを利息にあてられます。

高額な利息が発生しないように、毎月の支払額を適切に設定し、無理なく返済できるかを常に確認しましょう。

リボ払いを安全に利用する方法

リボ払いは高額な利息が発生しやすいですが、支払いが苦しくなりやむなくリボ払いを利用することもあるでしょう。

リボ払いを利用する際には、次の4つを覚えておきましょう。

  • 支払いの計画を立ててから利用する
  • 分割払いの利用を検討する
  • 月々の返済額を見直す
  • すでにリボ地獄の場合は債務整理を検討

支払いの計画を立ててから利用する

リボ払いを利用する前に、返済計画を立てましょう。現在の収入と支出状況から返済可能な金額を計算し、返済期間や支払う利息を確認します。

順調に返済するために、完済するまで追加でリボ払いを利用しないことも大切です。

返済計画を立てずにリボ払いを利用すると、支払いがいつまで続くかわからず、ストレスになる可能性があります。

クレジットカード会社の公式サイトにある、返済シミュレーションを活用し、返済計画を立てましょう。

公式サイトに返済シミュレーションがない場合は、JCBカードのリボ払い返済シミュレーションを利用してみてください。

JCBカードの返済シミュレーションでは、初月から完済月までの毎月の支払額を確認できます。

ただし、残高スライド元金定額方式でのシミュレーションであるため、支払い方式によって計算結果が異なる点に注意しましょう。

分割払いの利用を検討する

リボ払いは、毎月の返済を一定額でおこなう方式です。一方で、分割払いは支払いの回数を決定し、回数に応じた返済額を支払う方式です。

分割払いでは、事前に支払い回数を指定するため、リボ払いよりも返済期間を短縮できる可能性があります。

分割払いでは、毎月の支払いが負担になるかもしれませんが、リボ払いのように返済が長期化するリスクはないでしょう。

また、分割払いは回数に応じた手数料が発生し、少ない回数を選択すると手数料が安くなります。2回払いの場合、手数料は無料です。

分割払いに対応した支払いでは、積極的に分割払いを利用しましょう。

月々の返済額を見直す

リボ払いは自由に返済額を決められるため、ついつい返済金額を低く設定しがちです。しかし、返済額を少額にした場合、手数料が高くなる傾向にあります。

早く完済するために、できるかぎり返済額を高めに設定してみてください

たとえば、返済額を2万円以上に設定する、半年以内に完済するなど、利用する際のルールを作るとよいでしょう。

「支払いがやや厳しい」と感じる返済額の方が、無駄な散財がなくなり、完済までの期間が早まります。

すでにリボ払いを利用している方も、返済額を見直しましょう。

すでにリボ地獄の場合は債務整理を検討

リボ払いによって利用金額が高額になり、返済の目処がつかない場合には、債務整理を検討しましょう

債務整理とは、借入残高を減額したり利息をカットしたりして返済の負担を減らすことです。

債務整理には、自己破産や個人再生、任意整理の3種類があります。安定した収入があれば、裁判の必要がない任意整理を選択しましょう。

任意整理では、将来発生する利息をカットし、3〜5年で完済できるようにする手続きのことです。弁護士や司法書士を代理に立て、手続きをおこないます。

任意整理をおこなうと、弁護士がクレジットカード会社に任意整理の通知をおこない、一時的に支払いの督促が停止します。

返済額が減額され、完済しやすくなるでしょう。

ただし、任意整理をおこなうと信用情報に傷がつき、クレジットカードやローンの審査に通過しにくくなります。利用していたクレジットカードも解約されます。

上記のリスクを把握したうえで、任意整理を検討しましょう。

リボ払いを利用する際の注意点・ポイント

クレジットカードを利用する際には、次の2つを覚えておいてください。

  • 知らない間にリボ払いを選択している可能性がある
  • 取り返しがつかなくなる前に専門家に相談する

知らない間にリボ払いを選択している可能性

クレジットカードによっては、申し込んだ時点でリボ払いに設定されている可能性があります。中には、リボ払い専用のクレジットカードも存在します

申し込みの段階で、気づかないうちにリボ払いを選択している場合もあるでしょう。

現在利用しているクレジットカードがある場合や、これから新規で申し込む方は、支払い方法がリボ払いに設定されていないかを確認してみてください。

利用明細を確認し、明らかに引き落とし額が少ない場合は、リボ払いに設定されている可能性が高いです。

取り返しがつかなくなる前に専門家に相談

「リボ払いの支払いが終わらないかもしれない」「長期間支払いが続いて苦しい」と感じたら、弁護士や司法書士などの専門家に相談しましょう。

専門家を頼れば、取り返しのつかない事態になる前に解決できます

債務整理に関する相談を無料でおこなう法律事務所もあります。依頼するかどうかは相談後に自由に決められるため、まずは相談予約からはじめてみましょう。

リボ払いの相談におすすめの法律事務所3選

リボ払いに関する相談は、次の3つの法律事務所から選びましょう。

  • アディーレ法律事務所
  • 東京ロータス法律事務所
  • はたの法律事務所
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法律事務所アディーレ法律事務所東京ロータス法律事務所はたの法律事務所
事務所のある地域全国65か所東京都台東区東京都杉並区と大阪市淀川区
※無料で出張面談が可能
相談料何度でも無料何度でも無料何度でも無料
基本費用、着手金44,000円2,2000円無料
解決報酬金(和解した場合)2,2000円2,2000円22,000円〜
減額報酬金減額した額の11%減額した額の11%減額した額の11%
分割払いに対応原則4回まで
電話の受付時間9時〜22時(土日祝日も含む)10時〜19時(土日祝日も含む)8時半から21時半(土日祝日は21時まで)
備考依頼日から90日以内の返金補償制度あり1件につき諸費用が5,500円債権額が1件140万円を超える案件は依頼できない
※料金はすべて税込表示です。

アディーレ法律相談事務所

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法律事務所アディーレ法律事務所
事務所のある地域全国65か所
相談料何度でも無料
基本費用、着手金44,000円
解決報酬金(和解した場合)2,2000円
減額報酬金減額した額の11%
分割払いに対応原則4回まで
電話の受付時間9時〜22時(土日祝日も含む)
備考依頼日から90日以内の返金補償制度あり
※料金はすべて税込表示です。

アディーレ法律事務所は、テレビCMで有名な法律事務所です。債務整理に関するトラブルを中心に、さまざまな相談に対応しています。

弁護士が225名以上在籍しており、相談実績は90万人以上です。事務所を全国65拠点に構えているため、地方に住む方でも利用しやすいでしょう。

キッズスペースも備える法律事務所もあり、子ども連れの方でも利用可能です。

土日祝日を問わず、9時から22時の間まで電話での予約も受け付けており、Web経由での予約もできます。

依頼日から90日以内に契約解除を希望した場合、基本費用の全額を返金する補償制度があります。

有名かつ実績の豊富な法律事務所を利用したい方は、アディーレ法律事務所で相談予約からはじめてみましょう。

東京ロータス法律事務所

東京ロータス法律事務所
対応エリア全国
相談料金無料
任意整理■着手金
1社22,000円〜
■基本報酬
1社22,000円〜
■減額報酬
11%相当
個人再生330,000円〜
自己破産220,000円〜
※料金は全て税込表示です
  • 受任実績が7,000件以上と豊富
  • 土日祝日も電話・メール相談可能
  • 何度でも相談費用が無料

東京ロータス法律事務所は、東京都台東区東上野に位置する、債務整理に力を入れている法律相談事務所です。

債務整理の受任実績は7,000件以上あります。御徒町駅から徒歩圏内に位置しているため、都内にいる方は利用しやすいでしょう。

任意整理後の代行返済も依頼できます

弁護士が、返済中のクレジットカード会社からの連絡や郵送物に対応するため、家族や知人に借金を知られるリスクが低いでしょう。

電話が苦手な方のために、メールフォームからの相談申し込みも受け付けています。

都内や東京近郊に住んでいる方は、東京ロータス法律事務所で相談予約をしてみましょう。

はたの法律事務所

はたの法務事務所
対応エリア全国
相談料金無料
任意整理■着手金
無料
■基本報酬
1社22,000円〜
■減額報酬
11%相当
個人再生385,000円〜
自己破産330,000円〜
※料金は全て税込表示です
  • 全国出張費用が無料
  • 司法書士歴27年の信頼実績
  • 過払い報酬が業界最安値クラス

はたの法律事務所は、相談件数20万件を超える司法書士法人です。東京(杉並区窪塚)と大阪(大阪市淀川区西中島)に支店があり、全国無料で出張面談をおこなっています。

着手金が無料であるため、他の法律事務所よりも安い費用で任意整理をおこなえる可能性があるでしょう

ただし、司法書士法人であるため、債権額が1件140万円を超える場合は依頼できません。

リボ払いの借入残高の合計が140万円を超える場合でも、1社の債権額が140万円以下であれば依頼可能です。

できるだけ費用を抑えたい方は、はたの法律事務所に依頼してみましょう。

リボ払いに関するよくある質問

リボ払いに関するよくある質問に回答します。

リボ払いと分割払いの違いは?

返済金額を決める支払い方法がリボ払い、返済回数を決める支払い方法が分割払いです。

リボ払いと分割払いでは、手数料がかかる仕組みも異なります。

リボ払いは借入残高に対して手数料がかかりますが、分割払いは利用金額に対して手数料がかかり、分割する回数によって手数料の割合が変動します。

ただし、2回の分割払いの場合は手数料が無料です。

リボ払いは返済金額を任意で設定できるため、自由度が高い支払い方法といえるでしょう。

途中でリボ払いを解除するとどうなる?

返済途中でリボ払いの設定を解除しても、借入残高が残っているかぎり、支払いは止まりません

今すぐリボ払いをやめたい方法は、借入残高を一括で支払う方法のみです。

法律事務所に相談すると家族や知人に知られる?

弁護士は守秘義務を負っているため、弁護士から相談や依頼内容が漏れることはありません

ただし、電話や郵送物によって家族に知られるリスクがあるため、自宅への電話を避けてほしいことや、郵便物を送付しないでほしいことを事前に伝えましょう。

自己破産や個人再生を選択した場合は、裁判所を通じた手続きであるため、家族の協力が必要になります。

任意整理であれば、家族に知られるリスクは低いでしょう。

まとめ

リボ払いは返済額を自由に設定できる反面、手数料が高額になるリスクがあります。

リボ払いを利用する際には、できるかぎり毎月の返済額を大きくし、定期的に返済額の見直しをおこないましょう。貯金に余裕があるときにまとめて支払い、利用額を減らすことも重要です。

支払いがいつまでも続き、完済の目処が立たない場合には、弁護士や司法書士に相談をしてみてください。

計画的な返済計画を立て、リボ払いを上手に活用しましょう。

<参考>
アディーレ法律事務所
東京ロータス法律事務所
はたの法律事務所

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