ビューカードは、JR東日本グループが発行するSuicaとクレジットカードが一体化したカードです。Suica以外にも、オートチャージ機能も搭載しているため、通勤、通学のときに便利に利用できます。
しかし、ビューカードは10以上の種類があり、何を選べばよいか悩む方も多いでしょう。
そこで本記事では、おすすめのビューカード5選を紹介します。
ほかにも、ビューカードを利用するメリット、デメリットやキャンペーン情報も紹介するので、本記事を参考にしてあなたにピッタリのビューカードを発行しましょう。
ビューカードの基本情報
まずは、ビューカードの基本情報について詳しく解説します。
- ビューカードとは
- ビューカードのJRE POINT
ビューカードの特徴を知り、カード選びの参考にしてください。
ビューカードとは
ビューカードは、JR東日本グループが発行しているカードです。ICカードのSuicaとクレジットカードが一体となっており、両方の機能が搭載されています。
ICカードのSuicaは公共交通機関で利用できる便利なカードです。改札口にカードをかざすのみで支払いができる特徴があります。
Suicaは、コンビニや飲食店などのタッチ決済にも対応しているため、多くのシーンで活躍しているカードです。
ビューカードは、Suicaのオートチャージ機能も搭載しており、券売機で現金をチャージする手間も減らせます。
さらに、オートチャージするたびに「JRE POINT」が付与されるため、通勤に利用すれば、意識していなくてもポイントが貯まります。
カードの種類は、10以上も用意されており、用途にあわせて好みのカードを選択できるのも魅力です。
ビューカードのJRE POINT
ビューカードで決済をすると「JRE POINT」が貯まります。貯めた「JRE POINT」は、次のような用途に利用可能です。
- Suicaへチャージする
- 駅ビル店舗のショッピングに利用する
- JRE MALLで利用する
- 商品券やグッズと交換する
- Suicaグリーン券と交換する
JRE POINTは、Suicaへチャージして電車やバスの運賃に利用できます。
ほかにも、Suicaに対応している自動販売機やコンビニ、飲食店などで利用できるため、汎用性が高く便利です。
また、カードを利用すると「JRE POINT」の還元率がアップするサービスを用意しています。
毎日通勤、通学で電車やバスを利用する方は、ビューカードを利用して効率よくJRE POINTを貯めて、ショッピングや交通費などに活用しましょう。
ビューカードのメリット
ビューカードには、次の4つのメリットがあります。
- Suicaオートチャージで還元率1.5%
- 特約店利用でポイントアップ
- ビューカード会員限定特典がある
- 国内外の旅行傷害保険が付帯
ポイント還元率アップや会員限定特典などの魅力的な特徴があるため、1つずつ詳しく解説します。
Suicaオートチャージで還元率1.5%
ビューカードは、Suicaのオートチャージで1.5%の還元を受けられます。通常の還元率は、0.5%ですが、オートチャージ設定に変更するのみで1.5%の還元率に上がります。
また、モバイルSuicaへのオートチャージでも同様に1.5%のポイント還元を受けられるのもメリットです。
日ごろから、電車やバスなどの公共交通機関を利用する方は、オートチャージ設定に変更すれば、意識せずとも簡単にポイントが貯められるでしょう。
特約店利用でポイントアップ
ビューカードは特約店の利用でポイントアップします。次のJRE加盟店では、1.0%のポイント還元です。
- アトレ
- リエール
- ラスカ
- ペリエ
- シャボー
- シャルプラット
- ビーンズ
関東の駅ビルの多くの店舗はJRE特約店のため、駅ビルでの買い物でもポイントを貯められます。
国内外の旅行傷害保険が付帯
ビューカードには、国内外の旅行傷害保険が付帯しています。
クレジットカードのなかには、旅行保険が付帯していないカードや国内の旅行のみの対応カードもあるため、国内外の旅行で補償を受けられるのはメリットです。
たとえばビューカードの1つであるビュー・スイカカードには、次の保険が付帯しています。
国内旅行傷害保険 | 最大1,000万円 |
海外旅行傷害保険 | 最大500万円 |
海外旅行の場合は、自動付帯のためカードを所有しているのみで自動的に保険が適用されます。
国内旅行傷害保険は、利用付帯のため、ビューカードできっぷや旅行先のホテルの支払いなどの条件をクリアしていないと、適用されないため注意しましょう。
国内、海外旅行に出かける機会が多い方は、保険が充実している「ビューカード」が適しています。
ビューカードのデメリット
ビューカードには次の4つのデメリットがあります。
- 年会費がかかる
- 家族カードの1枚目が有料
- 国際ブランドが選べないカードがある
- JR東日本を利用しない方には不向き
利用する方により向き不向きがあるカードでもあるため、デメリットを理解して申し込みましょう。
それぞれのデメリットについて、詳しく解説します。
年会費がかかる
ビューカードは、年会費がかかるクレジットカードです。年会費無料のクレジットカードもあるため、有料のビューカードはデメリットに感じる方も多いでしょう。
ただし、ビューカードには魅力的なポイント還元が数多く用意されています。
- オートチャージで1.5%ポイント還元
- 定期券の購入で3.0%ポイント還元
- JRE加盟店の利用で1.0%ポイント還元
「ビュー・スイカ」カードの場合は、年会費は524円(税込)かかります。ただし公共交通機関をよく利用する方や、駅ビルで買い物をする方は、ポイント還元で年会費の元が取れる可能性が高いです。
ポイント還元の恩恵を受けられない方は、年会費がかかる点に注意しましょう。
家族カードの1枚目が有料
ビューカードは、1枚目の家族カードに年会費がかかります。そのため、家族でクレジットカードを利用したい方には、ビューカードはデメリットに感じるかもしれません。
たとえば、ビューカードの1つである「ビュー・スイカ」カードでは、家族カードの発行で年会費524円(税込)がかかります。
クレジットカードのなかには、1枚目から家族カードが無料のカードも存在します。そのため、家族でクレジットカードを利用したい方には、ビューカードは不向きといえます。
国際ブランドが選べないカードがある
ビューカードのなかには、国際ブランドが選べないカードがあります。たとえば、次の3種類のビューカードは、JCB以外のブランドは選べません。
- JALカードSuica
- JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード
- ビューゴールドプラスカード
海外旅行によく出かける方は「VISA」や「MasterCard」などの国際ブランドが選べないのはデメリットに感じるでしょう。
国際ブランドを自由に選択したい方は、3ブランドの取り扱いがある、ルミネカードやJREカード、ビュー・スイカカードを検討しましょう。
JR東日本を利用しない方には不向き
ビューカードは、JR東日本を利用しない場合、オートチャージ機能が利用できず、それほどポイントがたまりません。
オートチャージ機能が利用できないと、1.5%のポイント還元が受けられず、メリットが薄くなります。
ビューカードのオートチャージ機能は、次の地域のみが対象です。
- 首都圏
- 新潟県
- 仙台市のSuica対応エリアとPASMO対応エリア
JR西日本エリアの方や、上記の地域以外の方は、オートチャージ機能が利用できないため注意してください。
おすすめのビューカード5選
おすすめのビューカード5選は、次のとおりです。
- 「ビュー・スイカ」カード
- JRE CARD
- ビックカメラSuicaカード
- ルミネカード
- ビューゴールドプラスカード
年会費や詳しい特徴などについて、1つずつ解説します。
「ビュー・スイカ」カード
「ビュー・スイカ」カードは、Suica機能を利用するたびにJREポイントが貯まるため、日ごろから電車やバスなどに乗る方に最適です。
定期券の利用も可能なため、通勤での利用に便利といえるでしょう。
ビューカードで定期券が購入できるカードは限られていますが「ビュー・スイカ」カードは、定期券が購入できるカードの1つです。
そして「ビュー・スイカ」カードを通じて定期券を購入すると、3.0%ものポイント還元が受けられます。
「ビュー・スイカ」カードは、オートチャージ機能も付いているため、通勤のときもカード残高を気にせずに改札口を通れます。
チャージを忘れて、残高が足りずに改札で止められる心配がありません。
通勤時や買い物で貯めたJREポイントは「1ポイント=1円」として、Suicaへチャージできます。
「ビュー・スイカ」カードを通勤で利用すれば、利便性が高まりポイントも貯まりやすくなるでしょう。
JRE CARD
JRE CARDは、JRE優待店で買い物をするとポイント還元率が3.5%までアップするカードです。次のJRE優待店を利用する方は、高いポイント還元が受けられるため、お得なカードといえるでしょう。
- アトレ
- グランデュオ
- ビーンズ
- アトレヴィ
- シャポー
- ラスカ
- ペリエ
- エキュート
上記の駅ビルの店舗をよく利用する方は、2年目以降から発生する524円(税込)の年会費を、ポイント還元で取り戻せる可能性が高いです。
また、Suica機能とオートチャージ機能付きのため、通勤、通学で利用する方にもおすすめのカードです。
ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラポイントとJREポイントの2種類のポイントが還元されます。
ビックカメラの利用以外にも、公共料金の支払いでもビックポイントとJREポイントが還元されるため、ポイントが貯まりやすいカードといえるでしょう。
Suicaへチャージしたお金でビックカメラで買い物をすると、最大11.5%のポイント還元が受けられます。
さらに、前年に1度でもクレジットカードの利用があれば次年度の年会費は無料になります。
公共料金の支払いや通勤などに利用すれば、条件は簡単にクリアできるでしょう。
また、Suicaへのオートチャージにも対応しているため、通勤時の利用にも便利なカードです。
ルミネカード
ルミネカードは、都内にある「ルミネ」と「NEWoMan(ニュウマン)」での利用で、常に5%OFFで買い物できるお得なカードです。
年に4回開催しているセールでは10%OFFとなり、さらにお値打ち料金で買い物ができます。
買い物を多くする方には、利用金額に応じて次の特典も用意されています。
年間決済額 | 商品券の贈呈 |
---|---|
100万円~ | 5,000円分の商品券+VIP特典 |
70万円~100万円未満 | 3,000円分の商品券 |
50万円~70万円未満 | 2,000円分の商品券 |
20万円~50万円未満 | 1,000円分の商品券 |
年会費は1,048円(税込)かかりますが、買い物で5〜10%OFFや商品券の特典をあわせると、十分に年会費の元は取れるでしょう。
また、国内外の傷害旅行保険や不正利用に対する補償も充実しており、手厚いサポートが受けられるのも魅力のカードです。
ビューゴールドプラスカード
ビューゴールドプラスカードは、Suica機能以外にも、空港のラウンジの無料利用や、手厚い補償などの豪華特典が売りのカードです。
ビューゴールドプラスカードの会員であれば、家族を含めた国内主要空港とハワイの「ダニエル・K・イノウエ国際空港」のラウンジを無料で利用できます。
ドリンクや軽食、シャワー室、Wi-Fiまで完備されており、飛行機を利用した旅行を快適に楽しめるでしょう。
また、旅行傷害保険も充実しており、国内、海外の両方で最大5,000万円までの補償を用意しており、サポートも手厚いです。
ほかにも、定期券やきっぷ、グリーン券の購入で最大10%のポイント還元を受けられます。一般カードで定期券やきっぷを購入すると最大でも5%のポイント還元のため、差は2倍です。
ただし年会費は11,000円(税込)とやや高めな点に注意しましょう。
ビューゴールドプラスカードは、Suica機能やオートチャージ機能も付いているため、旅行での利用はもちろん、通勤でも便利なカードです。
ビューカードのキャンペーン
ビューカードでは、次の3つのキャンペーンを実施しています。
- 抽選!ビュースイカ入会で最大8,000ポイント
- 抽選!ビューゴールドプラス入会で最大29,000ポイント
- JRE CARD入会で最大5,000ポイント
それぞれのキャンペーン概要について、詳しく解説します。
抽選!ビュースイカ入会で最大8,000ポイント
ビューカードでは「ビュー・スイカ」カードへの入会で、最大8,000ポイントプレゼントキャンペーンを開催中です。
もらえるポイントの概要は、次の通りです。
特典① | JCBブランドの入会で2,000ポイント |
特典② | 合計15万円以上のカード利用で3,000ポイント |
特典③ | 合計30万円以上のカード利用の方に抽選で3000ポイント |
特典④ | 年齢が20歳以下の方に2,000ポイント |
開催期間は、2023年6月1日(木)〜9月30日(土)です。
注意点として、ポイントをもらうには、事前にエントリーの必要があります。
ビューカード会員限定のインターネットサービスの「VIEW’s NET」へログインして、キャンペーンにエントリーしてください。
エントリー期間は2023年11月30日(木)までのため、忘れずにおこないましょう。
抽選!ビューゴールドプラス入会で最大29,000ポイント
ビューカードでは、ビューゴールドプラスカードへの入会で、最大29,000ポイントのプレゼントキャンペーンを開催しています。
ビューゴールドプラスカードの年会費が11,000円(税込)のため、キャンペーンのポイントのみで元が取れるキャンペーンです。
もらえるポイントの概要は、次のとおりです。
通常キャンペーン | 新規入会で5,000ポイント |
特典① | 新規入会で6,000ポイント |
特典② | 家族カードの入会で2,000ポイント |
特典③ | 合計30万円以上のカード利用で6,000ポイント |
特典④ | 合計60万円以上のカード利用がある方に抽選で10,000ポイント |
特典⑤ | 20代の方の入会で3,000ポイント |
キャンペーンの開催期間は2023年6月1日(木)〜9月30日(土)までです。また、キャンペーンに参加するためには、事前にエントリーが必要なため、注意してください。
ビューカード会員限定のインターネットサービス「VIEW’s NET」へログインして、キャンペーンのエントリーを済ませましょう。
キャンペーンのエントリー期限は、2023年11月30日(木)までのため、忘れないように注意してください。
JRE CARD入会で最大5,000ポイント
ビューカードでは「JRE CARD」への入会で、最大5,000ポイントプレゼントキャンペーンを開催しています。
キャンペーンでもらえるポイントの詳しい概要は、次のとおりです。
特典① | JCBブランドのカード入会で2,000ポイント |
特典② | 5万円以上のカード利用で3,000ポイント |
キャンペーンの開催期間は2023年6月1日(木)〜8月31日(木)までです。キャンペーンに参加するためには、事前にエントリーが必要なため注意しましょう。
ビューカード会員限定のインターネットサービスの「VIEW’s NET」へログインして、キャンペーンにエントリーしてください。
エントリー期限は、2023年10月31日(火)までのため、忘れないうちにエントリーを済ませておきましょう。
ビューカードに関するよくある質問
ビューカードに関して、よく挙げられる次の4つの質問を紹介します。
- ビューカードの支払日はいつなのか
- ビューカードの利用可能枠は変更できるのか
- ビューカードで分割払いはできるのか
- 現在利用しているSuicaをカードと紐付けることはできるのか
それぞれの質問について、1つずつ回答します。
ビューカードの支払日はいつ?
ビューカードの支払い日は、翌月の4日です。カードの利用代金は5日で締め切りとなり、20日ごろに「ご利用明細書」が送られます。
その後、翌月の4日に先月のご利用代金の支払いとなります。
ビューカードの利用可能枠は変更できる?
ビューカードの利用可能枠は、変更可能です。ただし、枠を増額する場合には審査があるため、必ず利用枠が上がるわけではありません。
利用可能枠の変更は、会員限定のインターネットサービス「VIEW’s NET」または、次の電話番号からできます。
ビューカードセンター | 03-6685-7000 |
受付時間 | 9:00~17:30(年中無休) |
ビューカードで分割払いはできる?
ビューカードは、分割払いが可能です。利用状況にあわせて2回〜24回に分けて支払いができます。
ただし、分割払いは3回目の支払いから手数料が発生します。支払い回数により発生する手数料は、次のとおりです。
支払い回数 | 手数料率 |
---|---|
3回~10回 | 分割手数料率(実質年利)12.0% |
11回~24回 | 分割手数料率(実質年利)15.0% |
分割回数が増えるほど、手数料の負担が上がるため、無理のない範囲で計画的に利用しましょう。
現在持ってるSuicaをカードと紐付けることはできる?
現在利用しているSuicaを、ビューカードと紐付けできるかは、Suicaやビューカードの種類により異なります。
次の4つのSuicaやビューカードを利用している場合に、Suicaの残高や情報の引き継ぎが可能です。
- Suica定期券
- My Suica(記名式)
- 定期券機能付きビューカード
上記のカードを所有している場合は、駅の多機能券売機にて残高を引き継ぐことができます。
無記名のSuicaや、定期券機能付きのビューカードではない場合には、残高や情報をカードに紐づけできません。
まとめ
ビューカードは電子マネーのSuicaが付帯しており、通勤、通学に便利なカードであるとわかりました。
オートチャージ機能を搭載しているカードを利用すれば、チャージの手間を減らせ利便性も向上します。
また、Suicaへのオートチャージでポイント還元率が1.5%にアップする点もメリットです。
そして、ビューカードでは現在ポイントプレゼントキャンペーンを実施中です。
ビューカード選びに悩んでいる方は、「ビュー・スイカ」カードやJRE CARDに入会して、キャンペーンのポイントをもらいましょう。