家族カードとは、クレジットカードの利用者の家族が利用できる追加カードのことです。
また、年会費を抑えて本カードと同じようなサービスや特典が受けられるため、お得にカードの利用ができます。
ただし、発行を考えている方の中には「家族カードの発行は本当にお得なのか」「家族カードの発行で注意すべき点はあるのか」などの悩みを抱える場合もあるでしょう。
家族カードは利用するポイントを理解してから発行しないと、のちのち問題が起こる可能性が高くなります。
本記事では、家族カードの発行がおすすめなクレジットカード15選に加えて、家族カードのメリットやデメリットなどについて解説しています。
家族カードの発行を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
おすすめクレジットカード比較表
クレジットカード | 年会費 | ポイント還元率 | 還元率UP | キャンペーン |
---|---|---|---|---|
JCBカードW | 永年無料 詳しく見る | 1.00%~10.50% ※3 | 【最大21倍】 Amazon セブンイレブン | 最大13,000円 キャッシュバック※4 詳細を見る |
楽天カード | 永年無料 詳しく見る | 1.0%〜3.0% | 【最大17倍】 楽天市場 楽天トラベル | 最大5,000円相当 プレゼント 詳細を見る |
ライフカード | 永年無料 詳しく見る | 0.5% | 【最大25倍】 楽天市場 るるぶトラベル | 最大10,000円 キャッシュバック 詳細を見る |
PayPayカード | 実質無料 ※学生無料 詳しく見る | 1.0~5.0% | 【最大5%】 Yahoo!ショッピング ※5のつく日は+4% | 特典 PayPayステップ ポイント還元率 0.5%アップ 詳細を見る |
セゾンdigital | 永年無料 詳しく見る | 0.30%~3.3% | 【最大8%OFF】 tabiデスク | 最大6,000円相当 プレゼント 詳細を見る |
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【目的別】おすすめの家族カード15選
家族カードとは、クレジットカードの利用者である本会員の家族が発行できる追加カードのことです。
家族カードを利用する方は、本カードと同じようなサービスや特典が受けられます。
ただし、クレジットカードは還元率、利用できる国際ブランド、利用限度額が異なるため、それぞれの特徴を知ることが重要です。
ポイント還元率が高い家族カード4選
ポイント還元率が高い家族カードは、次の4つです。
- au PAY ゴールドカード
- dカード GOLD
- 楽天プレミアムカード
- MICARD+GOLD
ポイント還元率が高い家族カードを選ぶと、普段の買い物で効率よくポイントが獲得できるようになります。
ただし、効率よくポイントを獲得した場合は、自身が利用しているサービスやお店との相性が重要です。
au PAY ゴールドカード
au PAY ゴールドカードは、ポイント還元率が最大で11.0%になるゴールドカードです。
通常の還元率は1.0%ですが、各種auサービスも併せて利用すると、次のように還元率が高くなります。
各種auサービス | ポイント還元率 |
---|---|
auの携帯電話回線 | 最大11% |
au PAY | 最大1.5% |
auでんき、都市ガスfor au | 最大3% |
au PAY マーケット | 最大9% |
利用限度額は公表されておらず、利用できる国際ブランドはMastercardとVISAの2種類です。
dカード GOLD
dカード GOLDは、ショッピング枠の利用100円につき1ポイントが貯まるゴールドカードです。
ただし、公式サイトに記載されているdカード特約店やdポイント加盟店で利用すると、1.5%〜7.0%のポイントアップや最大10%の割引が受けられます。
また、Amazonや楽天市場など普段からネットショッピングを利用する方にも、dカード GOLDはおすすめです。
dカード ポイントモールを経由してネットショッピングをすると、ポイントが1.5倍〜10.5倍と効率よく貯められます。
利用限度額は最大300万円で、利用できる国際ブランドはMastercardとVISAの2種類です。
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカードは、通常のポイント還元率が1%のゴールドカードです。
とくに楽天市場や楽天トラベル、楽天Payなど、楽天グループの各種サービスを利用する方に発行のおすすめができます。
楽天市場や楽天トラベルにおいては、毎月5と0のつく日に還元率が高くなり、次のような特典が受けられます。
- 楽天市場はポイント最大5倍
- 楽天トラベルはホテル、宿が最大20%オフ
また、楽天プレミアムカードから楽天Payにチャージして利用すると、ポイント還元率が1.5%となり普段の買い物がお得になります。
利用限度額は最大300万円で、利用できる国際ブランドはMastercard、VISA、JCB、American Expressの4種類です。
MICARD+GOLD
MICARD+GOLDは、100円につき1ポイント貯まる還元率1%のゴールドカードです。
ただし、カード発行会社である三越伊勢丹グループで利用すると、還元率が常時8%、最大で10%になります。
その他にも、MICARD+GOLDでは次のような特典やサービスが受けられます。
- 4,200円分のクーポンを毎年配布
- 空港ラウンジの無料利用
- 補償額が最大1億円の旅行傷害保険
- 空港と自宅間の手荷物宅配サービス
- 海外での利用は常に1.5%〜2.0%(国際ブランドによって異なる)
また、利用限度額は公表されておらず、利用できる国際ブランドはVISAとAmerican Expressの2種類です。
コンビニや店での買い物にお得な家族カード4選
コンビニや店での買い物にお得な家族カードは、次の4つです。
- イオンカードセレクト
- JCB カード W
- 三井住友カード(NL)
- LC JCBカード
コンビニやスーパーの買い物で、割引が受けられたり還元率が高くなったりするクレジットカードも存在します。
普段最も利用する店舗でポイント還元率が高くなるクレジットカードを選択すると、効率よくポイントが貯まるためお得です。
イオンカードセレクト
- イオングループでよく買い物する
- 映画館で話題作を堪能したい
- ゴールドカードがほしい
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB Mastercard VISA |
ポイント還元率 | 0.5%〜1.0% |
申し込み対象 | 18歳以上、高校生不可 |
メリット |
---|
2倍還元・5%OFFの特典付帯 イオンシネマが300円割引 キャッシュカード機能付き |
デメリット |
---|
イオングループ以外は還元率が低め 受取りまで2〜3週間程度かかる 海外旅行傷害保険の付帯なし |
イオンカードセレクトは、イオンフィナンシャルサービス株式会社が発行するクレジットカードです。
イオングループ対象店で利用するとポイントが常に2倍になり、毎月20日と30日の「お客様感謝デー」では買い物の代金が5%オフになります。
毎月10日の「AEONCARD Wポイントデー」では、イオングループ対象店以外の利用でもポイント2倍とお得です。
また、条件を満たすとイオンゴールドカードに無料でグレードアップでき、さらにお得なサービスが受けられます。
利用限度額は基本的に100万円まで、利用できる国際ブランドはMastercard、VISA、JCBの3種類です。
ただし、利用限度額に関してはイオンカードコールセンターに電話すると、100万円以上利用できる可能性があります。
JCB カード W
- メインカードがほしい
- Amazonでよく買い物する
- カードを紛失したことがある
年会費 | 無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 1.00%~10.50%※ |
申し込み対象 | 18歳〜39歳 |
メリット |
---|
年会費は永年無料 最大21倍の高還元率 安心のナンバーレス |
デメリット |
---|
クレカ積立に非対応 ブランドがJCBのみ 40歳以上は申込み不可 |
JCB カード Wは、18歳以上39歳以下が発行できるいつでもポイント2倍の常にお得なクレジットカードです。
また、セブンイレブンやStarbucks、Amazonなどのパートナー店で利用するとさらにお得で、ポイントが最大で21倍になります。
年会費無料で発行でき、家族カードへの入会で4,000円がキャッシュバックされるキャンペーンも開催しています。
利用限度額は最大500万円で、利用できる国際ブランドはJCBのみです。
JCBオーソリセンターに電話すると、利用限度額を500万円以上に設定できる可能性があります。
- 新規入会&利用でAmazon.co.jpご利用分最大12,000円キャッシュバック!(2024年9月30日終了予定)
- 新規入会&利用でApple Pay・Google Pay・アプリご利用分最大3,000円キャッシュバック!(2024年9月30日終了予定)
- お友達紹介でカード発行すると紹介者・被紹介者に1,500円キャッシュバック!(2024年9月30日終了予定)
- 家族カード入会&家族カード会員の方がMyJCBにログインで最大4,000円キャッシュバック!(2024年9月30日終了予定)
- 【18~24歳限定】新規入会&JCBアプリログインでもれなく1,000円分のAmazonギフトカードがもらえる!(2024年4月30日終了予定)
三井住友カード(NL)
三井住友カード(NL)は、対象のコンビニや飲食店で利用すると還元率が5%になるクレジットカードです。
また、家族カードの発行とVポイントプログラムをあわせて利用すると、ポイント還元率は最大15%になります。
利用限度額は最大100万円で、利用できる国際ブランドはMastercardとVISAの2種類です。
LC JCBカード
LC JCBカードは、200円につき1ポイント付与されるクレジットカードです。
スーパー「ライフ」で利用すると、ポイント還元率が実質3倍になり、200円につき3ポイントが付与されます。
2023年6月現在、新規入会特典として合計2,000ポイントがプレゼントされるキャンペーンも開催中です。
家族カードも含め、入会翌月末までに合計2万円以上の利用をすると、2,000ポイントが獲得できます。
また、利用限度額は最大200万円で、利用できる国際ブランドはJCBのみです。
特典や補償が充実している家族カード4選
特典や補償が充実している家族カードは、次の4つです。
- American Express プラチナ・カード
- ゴールドカードセゾン
- JCBゴールド
- SAISON GOLD Premium
特典や補償は、クレジットカードを持つ魅力の1つだといえます。
グレードが高い本カードの家族カードでも、本カードと同じ特典やサービスを受けられる場合が多く、家族カードの発行はおすすめです。
American Express プラチナ・カード
American Express プラチナ・カードは、旅行に関する特典や補償が充実しているプラチナカードです。
空港ラウンジが無料で利用できるのみではなく、最高1億円の旅行傷害保険やキャンセル料全額補償などのサービスが利用できます。
家族カードは4枚まで無料で発行できるため、充実したサービスで複数枚の家族カードを発行したい方におすすめです。
また、利用限度額は設けられておらず、審査にて個々の会員に適した利用限度額が設定されます。
国際ブランドは、American Expressのみ利用できます。
ゴールドカードセゾン
ゴールドカードセゾンは、国内のホテル優待や対象店舗でポイント2倍など充実したサービスが受けられるゴールドカードです。
また、セゾンポイントモールを経由してインターネットショッピングをすれば、ポイントが最大で30倍になります。
付与されるポイントは有効期限が設定されていない永久不滅ポイントで、好みのタイミングでの交換ができます。
利用限度額は公表されておらず、利用できる国際ブランドはVISA、Mastercard、JCBの3種類です。
JCBゴールド
- 社会的信用度を高めたい
- 週末を贅沢に過ごしたい
- 旅行中のトラブルが心配
年会費 | 11,000円(税込) |
国際ブランド | JCB |
ポイント還元率 | 0.50%~10.00% ※1 |
申し込み対象 | 20歳〜 |
※1 最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
メリット |
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JCBカードの最上位が目指せる 優待施設は7万以上 5つの保険サービスが付帯 |
デメリット |
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年会費が高額 基本還元率が低め 海外利用が制限されやすい |
JCBゴールドは初年度の年会費が無料で、ゴールド会員専用の充実したサービスが受けられます。
空港ラウンジが無料で利用できたり、最高1億円補償の旅行傷害保険が付帯していたりと、とくに旅行に関するサービスが豊富です。
家族カードに関しては1枚目が永年無料、2枚目以降は1,100円(税込)で発行できます。
利用限度額は最高500万円で、利用できる国際ブランドはJCBのみです。
また、利用限度額を500万円以上に設定したい場合は、JCBオーソリセンターに電話すると増額できる可能性があります。
- 新規入会&利用でAmazon.co.jpご利用分最大23,000円キャッシュバック!(2024年9月30日終了予定)
- 新規入会&利用でApple Pay・Google Pay・アプリご利用分最大3,000円キャッシュバック!(2024年9月30日終了予定)
- お友達紹介でカード発行すると紹介者・被紹介者に1,500円キャッシュバック!(2024年9月30日終了予定)
- 家族カード入会&家族カード会員の方がMyJCBにログインで最大4,000円キャッシュバック!(2024年9月30日終了予定)
- 【18~24歳限定】新規入会&JCBアプリログインでもれなく1,000円分のAmazonギフトカードがもらえる!(2024年4月30日終了予定)
※JCBゴールドEXTAGEは対象外
SAISON GOLD Premium
SAISON GOLD Premiumでは、次のような特典が受けられます。
- 映画料金が月3回まで1,000円で利用可能
- コンビニやカフェの還元率が最大5%
- 空港ラウンジの利用が無料
- 利用額50万円ごとにボーナスポイント
とくにコンビニやカフェでのポイント還元率が高く、ボーナスポイントと組み合わせると、還元率が最大5.5%になります。
また、利用限度額は公表されておらず、利用できる国際ブランドはVISA、JCB、American Expressの3種類です。
旅行にお得なマイルが貯まる家族カード3選
旅行にお得なマイルが貯まる家族カードは、次の3つです。
- JALカード
- ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
- JAL CLUB-Aゴールドカード
クレジットカードには旅行傷害保険や空港ラウンジの無料利用など、旅行に関するさまざまなサービスが付帯しています。
またマイルをお得に貯めたい場合は、JALやANAが発行しているクレジットカードの利用がおすすめです。
JALカード
JALカードは、JALマイレージバンクの機能が付帯したクレジットカードです。
普段の買い物や航空券の購入などで効率よくマイルが貯められ、さまざまな特典との交換ができます。
また、旅行に関するサービスが充実している点もJALカードの特徴です。
年間10回までの空港ラウンジ無料利用、国内空港店舗や成田空港免税店での割引、最高1,000万円の旅行傷害保険などのサービスが受けられます。
利用限度額は公表されておらず、VISA、Mastercard、JCB、Diners Clubの4種類です。
ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)
ソラチカカードは、PASMOとANAカードの機能が1つにまとまったクレジットカードです。
とくにANAカードの機能が付帯していることで、次のようなサービスが利用できます。
- 最高1,000万円の旅行傷害保険
- 最高100万円のショッピング保険
- ANAマイレージクラブ
ただし、ANAカードの機能が付帯していますが、空港ラウンジの無料利用ができないため注意しましょう。
また、利用限度額は公表されておらず、利用できる国際ブランドはJCBのみです。
JAL CLUB-Aゴールドカード
JAL CLUB-Aゴールドカードは、次のようなサービスが受けられるため、飛行機をよく利用する方におすすめのクレジットカードです。
- 空港ラウンジの無料利用
- ビジネスクラスのチェックインカウンター利用
- 機内販売が最大10%割引
- 国内空港店舗、空港免税店にて割引
- 国内、海外のパッケージツアー最大3%割引
- JAL航空券の当日予約、変更が可能
- 最大5,000万円の旅行傷害保険
また、JAL CLUB-Aゴールドカードには、Suicaのクレジット機能も付帯しており、マイルまたはJRE POINTのどちらを貯めるか選択できます。
利用限度額は公表されておらず、利用できる国際ブランドはJCB、Mastercard、VISA、Diners Club、American Expressの5種類です。
家族カードを利用するメリット
家族カードを利用するメリットは、次の5つです。
- 年会費が無料または安い
- 本カードと同様の特典、サービスを受けられる
- 家族でポイントを効率よく貯められる
- 審査に通過しにくい方でも発行しやすい
- 家計の管理がしやすい
家族カードは年会費が安い傾向にありながらも、本カードと同じようなサービスや特典が受けられます。
また、本カードにて利用状況の一元管理ができるため、家計の管理がしやすいのも特徴です。
年会費が無料または安い
家族カードを利用するメリットとして、年会費が無料または安いことが挙げられます。
本カードの発行だと年会費がかかる場合でも、家族カードの場合は年会費がかからなければ、お得に利用できます。
実際に次のようなクレジットカードは、本会員の発行が有料でも家族カードの発行は無料です。
- American Express プラチナ・カード:4人目まで無料
- JCBゴールド:1人目まで無料
- イオンカードセレクト:3枚のみ発行可能
また、家族カードの年会費はクレジットカード発行会社ごとに異なりますが、一般的に本カードの年会費よりも安く発行できます。
家族内で複数枚のクレジットカード発行を検討している場合は、年会費が安い家族カードを発行するとお得です。
本カードと同様の特典・サービスを受けられる
家族カードは、本カードと同様の特典やサービスが受けられる場合が多いです。
とくにゴールドカードやプラチナカードなど、グレードが高い本カードが手元にある場合は、家族カードでも充実したサービスが受けられます。
また、グレードの高いクレジットカードは、旅行に関するサービスが充実する傾向にあります。
旅行や出張が多い家族がクレジットカードを発行したい場合は、家族カードの発行もおすすめです。
家族でポイントを効率よく貯められる
家族カードでもポイントは獲得できます。
とくに還元率の高いクレジットカードを利用している場合は、効率よくポイントが貯められるため、家族カードの発行がおすすめです。
家族カードで貯まったポイントは、基本的に本カードに合算され、まとまったポイントの利用ができます。
また、利用額に応じてポイントが配布されるキャンペーンでも、家族カードの利用分を含められる場合が多いです。
審査に通過しにくい方でも発行しやすい
家族カードの発行において審査されるのは、利用者ではなく本カードの会員です。
そのため、家族カード利用者は審査の対象とならず、信用情報に不安要素がある場合でもクレジットカードを持てる可能性があります。
本カードの利用状況や信用情報に問題なければ、審査通過できる可能性が高いでしょう。
家計の管理がしやすい
家族カードの利用分は、基本的に本カードの会員の口座から引き落とされます。
そのため、本カードと家族カードの支払いが1つにまとめられ、家計の管理をしやすい点が大きなメリットです。
また、本カードの会員は、家族カードの利用状況を常に確認できます。
利用状況の確認を怠らなければ、勝手に利用されすぎる不安もありません。
家族カードを利用するデメリットや注意点
家族カードを利用する際は、次の3つのデメリットや注意点について知ることが大切です。
- 利用限度額は本カードの金額も含まれる
- 家族カードと本カードの明細履歴は共有される
- 引き落とし口座を本カードと分けられない
家族カードは本カードと連携しているため、利用限度額や明細履歴、口座などがすべて共有されます。
利用限度額や明細履歴、口座などが、家族内で共有されても問題ない場合のみ家族カードの発行を検討しましょう。
利用限度額は本カードの金額も含まれる
家族カードの利用限度額は、本カードの利用限度額に合算されます。
そのため、家族カードを利用しすぎると利用限度額が圧迫され、本カードが利用できなくなる可能性があるため注意しましょう。
ただし、本カードの会員は常に家族カードの利用状況を確認できます。
また、元々の利用限度額が足りない場合は、増額の申請がおすすめです。
増額の申請では審査がおこなわれ、通過できれば、今までよりも限度額が多くなった状態でクレジットカードが利用できるようになります。
家族カードと本カードの明細履歴は共有される
家族カードと本カードの明細履歴は共有されます。
そのため、家族カード会員は本カード会員に購入した内容を秘密にできないことが大きなデメリットです。
ただし、家族カード会員の場合は本カード会員の利用明細を確認できず、自身のカードで購入した分の利用明細のみ確認できます。
引き落とし口座を本カードと分けられない
家族カードの利用分は、本カードと同じ口座から引き落とされます。
引き落とし口座を本カードと分けられず、一度に大きな金額が引き落とされる可能性があるため注意しましょう。
ただし、次のような一部のクレジットカードは、利用者それぞれの専用口座での引き落としが可能です。
- エポスファミリーゴールド
- 三井住友プラチナカード・ゴールドカード
利用者それぞれの専用口座から引き落とされることで、個々で家計の管理ができるようになるためおすすめです。
家族カードの正しい選び方
家族カードの正しい選び方は、次の3つです。
- 年会費は比較的安いか
- ポイント還元率や付帯サービスの条件はよいか
- 入会キャンペーンの有無
家族カードは年会費を安く抑えながら、本カードと同じようなサービスや特典がお得に受けられるクレジットカードです。
また、入会キャンペーンも利用すると、さらにお得な利用ができます。
年会費は比較的安いか
家族カードは、本カードよりも安い年会費または無料で発行できる点が1つの魅力です。
そのため、家族カードを発行する際は、比較的安い年会費で発行できるかを必ず確認しましょう。
とりあえず家族カードを発行してみたいと考えている場合は、まず無料で家族カードの発行ができるクレジットカードを選びましょう。
ポイント還元率や付帯サービスの条件はよいか
家族カードを発行する場合は、ポイント還元率や付帯サービスの条件を必ず確認しましょう。
自身の家族が頻繁に利用するお店に適したクレジットカードを選ぶことで、効率よくポイントが貯められるようになります。
とくにクレジットカードの種類ごとにポイント還元率アップの対象のお店が異なるため、普段利用するお店との相性の良さで選ぶことは重要です。
付帯サービスが利用できるかも把握すれば、クレジットカードを持つ恩恵を最大限に受けられるようになります。
入会キャンペーンの有無
入会キャンペーンを開催しているクレジットカードは数多くあり、入会後一気にポイントが貯められます。
家族カードが入会キャンペーンを受けられるタイミングは2回あり、次のとおりです。
- 本カードと家族カードの同時入会時
- 本カードは発行済みで家族カードのみの新規入会時
しかし、キャンペーンの特典を受けるためには、利用金額や期限、利用回数などの接されている条件をクリアしなければいけません。
期限内に条件をクリアしないとキャンペーンの特典が受けられないため注意しましょう。
家族カードのおすすめの活用方法
家族カードは、次の2点を意識して活用しましょう。
- 利用明細を家計簿として活用する
- 1か月の利用金額を事前に決めておく
家族カードの利用明細は、本カードの利用者も確認できるため、家計簿として利用明細が活用できます。
また、1か月の利用料金を事前に決めておけば、利用しすぎの防止に繋がります。
利用明細を家計簿として活用する
本カードの会員は、すべての家族カードの利用明細を確認できます。
また、会員専用のスマートフォンアプリやWebサイトで確認すれば、家計の一元管理ができ便利です。
誰が何にいくら利用したのかをすぐに確認できるため、家族カードは家計簿としての活用もできます。
1か月の利用金額を事前に決めておく
多くの家族カードは、本カードの利用限度額の範囲内で利用できます。
そのため、本カードの利用限度額を低く設定すれば、家族カードが利用できる限度額も低くなります。
また、本カードの利用限度額を低くしたくない場合は、家族内で事前にルールを設けるのもおすすめです。
家族カードの使い過ぎを防ぐためにも、1か月の利用範囲を事前に決め、本カードの会員が常に利用金額を確認しましょう。
家族カードの申し込み条件と作り方
家族カードは、家族なら誰でも利用できるクレジットカードではありません。
一般的に本カード利用者の親や子、配偶者など、一親等までの家族で、高校生を除く18歳以上が発行できます。
また、家族カードの作り方に関しては、本カードの新規申し込みと同時、またはすでに手元にある本カードにて追加申し込みの2つです。
家族カードの申し込み条件
一般的な家族カードの申し込み条件として挙げられるのは、次の2つです。
- 親、配偶者、子の一親等まで
- 高校生を除く18歳以上
家族カードには上記のような申し込み条件があり、利用者次第では家族カードの発行ができないため注意しましょう。
とくに注意したいのは、親、配偶者、子の一親等までの点です。
家族カードにおける一親等とは、本カードの契約者の親子関係にある家族または配偶者のことを指します。
兄弟や叔父、叔母などは、一緒に住んでいる場合でも家族カードは発行できない可能性が高いです。
また、クレジットカードは、成人年齢である18歳からしか持てません。
法律上、18歳未満の方はクレジットカードが持てず、クレジットカード機能がある家族カードも発行できないため気をつけましょう。
本カードの新規発行と同時に家族カードを発行する場合
本カードの新規発行申し込みフォームにて、家族カードの発行も申し込めます。
申し込みの流れは、次のとおりです。
- 公式サイトの申し込みフォームに移動
- 本カード利用者の情報を入力
- 家族カードの申し込みを選択
- 家族カード利用者の情報を入力
- 申し込み内容の確認
- 新規カードと家族カードの発行申請
家族カードに対応しているクレジットカードであれば、新規入会の申し込みフォームに家族カードの欄が設けられているため確認しましょう。
家族カードの欄にて名前や必要項目の入力をすると申し込みが完了します。
ただし、本カードの新規発行と同時に家族カードを発行する際、家族カードが1枚までしか申し込めない場合があるため注意しましょう。
複数枚の家族カードを発行する場合は、新規申し込み後に家族カードの追加申し込みが必要になる可能性があります。
すでに利用している本カードに家族カードを追加する場合
すでに利用している本カードに家族カードを追加する場合、クレジットカードのマイページから申し込みができます。
申し込みの流れは、次のとおりです。
- マイページにログイン
- 追加カードのページにて家族カードを選択
- 家族カードの利用者情報を入力
- 申し込み内容の確認
- 家族カードの発行申請
マイページにて家族カードの追加申し込みをおこなうと、家族カードの申し込みが完了します。
ただし、それぞれのクレジットカードで申し込み方法が異なるため、詳しい内容は必ず公式サイトを確認しましょう。
まとめ
家族カードは安い年会費で本カードと同様に充実したサービスや特典が受けられるクレジットカードです。
また、本カードの会員は家族カードの利用状況を一元管理できるため、家計の管理がしやすくなります。
家族カードの利用分でもポイントが貯まり、効率よくポイントを貯めたい方にも家族カードの発行がおすすめです。
ただし、本カードの利用限度額を圧迫してしまったり、発行できる家族が限られていたりなどの注意すべき点もあるため気をつけましょう。
とくに利用状況を把握していないと、気づかないうちに多額の利用をされる可能性も否定できません。
家族カードを発行する際は、注意点を理解してから申し込むことが大切です。