フリーターの方のなかには「カードローンの利用条件が知りたい」「審査に通過できるコツが知りたい」などさまざまな悩みを抱えている方も多いでしょう。
プロミスやアイフルなどフリーターでも借りられるカードローンは、複数存在します。
ただしカードローンを借りる際は、自身が借り入れできる条件を満たしているか事前に確認しておかなければなりません。
本記事では、フリーターでも借りられるカードローンや利用条件、利用する際の注意点について解説します。
記事を読み進めていけば、フリーターでもカードローンの審査に通過するコツが理解できます。
フリーターでカードローンからお金を借りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
フリーターがカードローンを利用できる条件
フリーターがカードローンを利用するためには、次の条件を満たす必要があります。
- 年齢の条件を満たしている
- 継続的に安定した収入がある
- 返済能力がある
それぞれ詳しく解説します。
年齢の条件を満たしている
フリーターがカードローンを借りる場合は、設定された年齢の条件を満たす必要があります。
基本的にすべてのカードローンには、20歳以上70歳以下のように年齢制限を設けていることが多いです。
年収1,000万円のようにフリーターでどれだけ高年収であるとはいえ、満20歳と年齢制限があるにもかかわらず、18歳で申し込んでしまえば、審査に通過できません。
反対に、学生や高齢者の方でも設定された年齢制限を満たしていれば、融資が受けられるため、借りる予定のカードローンの年齢の条件を満たしているかよく確認しておきましょう。
継続的に安定した収入がある
継続的に安定した収入があることもフリーターがカードローンを借りるために、必要な条件といえます。
月々の収入は返済能力を示すための指標となるため、収入が安定していない場合は返済能力がないと判断されてしまい、融資できない可能性があるため、注意が必要です。
たとえば、職場が頻繁に変わる派遣での仕事をしている方の場合、月収20万円の月もあれば、月収5万円のケースも考えられます。
極端に収入が少ない月がある場合は、審査に通過しにくいといえるでしょう。
収入が安定していれば、カードローンを借りるのに高年収である必要はありません。
返済能力がある
フリーターがカードローンを借りるための条件として、返済能力があることも挙げられます。
たとえば収入が安定かつ年齢条件を満たしていますが、生活費やその他の負債が多く、手元に残る収入が少ない場合は、返済能力が低いと判断されてしまうでしょう。
返済能力が不十分であれば、どれだけ収入が安定しているとはいえ、カードローンの審査に通過するのは難しいです。
金融機関は、返済能力がない方に対し、返済遅延や多重債務などの問題につながる可能性があると判断するため、否決判定を下します。
そのため、現在複数の金融機関からの借入がある場合は、返済を確実におこない、返済遅延など個人情報に傷がつかないようにしておきましょう。
フリーターがカードローンを利用する際の注意点
フリーターがカードローンを利用する際は、次のようなことに注意しましょう。
- 必要以上の金額を借りない
- 借りられる額は年収により変わる
- 借入金額と期間に応じて利息が発生する
- 虚偽の情報を申告しない
それぞれ詳しく解説します。
必要以上の金額を借りない
フリーターがカードローンを利用する際、必要以上の金額を借りないようにしましょう。
たとえば、急な出費が発生し、借入をおこなう例について考えてみます。
Aさんは50万円が必要となり、最高限度額まで借入することに決めました。
実際の必要金額は、限度額の半分で問題ありませんでしたが、念のためと考え借入をします。
その結果、返済負担が大きくなり、普段の生活に支障をきたすようになりました。
必要以上の金額を借りると、返済額は増加するほか、利息の負担も大きくなり返済が困難となります。
そのため、フリーターがカードローンを借りる際は、必要以上の金額を借りないように注意しましょう。
借入は最低限の金額に留め、返済計画を立てておくことが重要です。
借りられる額は年収により変わる
アイフルやアコムなど消費者金融カードローンでは、貸金業法により、融資金額の上限は年収の3分の1までと定められています。
たとえば、年収600万円の方が借入する場合は、200万円が融資金額の上限です。
また、他の金融機関から借入している場合は、現状の他社借入額の合計とこれから借入する予定のカードローンの限度額を合計した額で200万円までとなります。
借入限度額は、1万円から1,000万円程度まで金融機関により異なります。
また、実際に借入可能な限度額は年収で異なるため、覚えておくとよいでしょう。
出典元:金融庁「貸金業法Q&A」
借入金額と期間に応じて利息が発生する
カードローンの借入をすると、借入金額と期間に応じて利息が発生します。
たとえば、アイフルで20万円を金利18.0%で30日間借入した場合の利息について考えてみましょう。
200,000円 × 18% ÷ 365日(うるう年は366日)× 30日 = 2,958.9円
可能な限り、上限金利の低いカードローンで利息を減らし、返済の支払い総額を抑えておくことがベストといえるでしょう。
また、利息の発生額は借入残高に応じて再計算される仕組みとなるため、注意しておきましょう。
虚偽の情報を申告しない
フリーターがカードローンに申し込む際は、虚偽の情報を申告しないようにしましょう。
たとえば、フリーターであるにもかかわらず、正社員や年収を多めに申告したなどが虚偽の申告にあたります。
発覚すると、審査に落ちる可能性が高まります。信用情報の照会により簡単に気づかれてしまうため、虚偽の情報の申告はやめましょう。
フリーターでもカードローンの審査に通過するコツ
フリーターでカードローンの審査に通過したい場合は、次のことを意識するとよいです。
- 条件のよい勤務先を記入する
- 借入希望額は最小限にする
- 銀行ではなく消費者金融を利用する
- 収入証明書を用意しておく
- 返済計画を立てておく
- 在籍確認に対応できるようにしておく
それぞれ詳しく解説します。
条件のよい勤務先を記入する
フリーターがカードローンの審査に通過するコツの一つに条件のよい勤務先の記入が挙げられます。
フリーターの場合は、複数の職場を掛け持ちしている方も多く、それぞれの職場で得ている収入は異なるでしょう。
そのため、カードローンに申し込む場合は、複数ある勤務先でもっとも多くの収入を得ている勤務先を記入するとよいです。
また、審査では安定した収入のほかに勤続年数がどうであるかについても審査項目として見ています。
収入がもっとも多い勤務先とはいえ、勤続年数が10日や1か月など短い場合は、返済能力について適切な判断をおこなえないことから否決されてしまう可能性があります。
そのため、勤務先が複数ある場合は、可能な限り勤続年数が長いものを記入するようにしましょう。
借入希望額は最小限にする
借入希望額を最小限にすることもフリーターがカードローンの審査に通過するコツの一つとして挙げられます。
借入金額が少ないほど、金融機関としては返済が遅延した場合にリスクが少なく済むため、審査に通過しやすくなります。
そのため、申し込みの際に記入する借入希望額は、可能な限り必要最小限の金額に抑えましょう。
銀行ではなく消費者金融を利用する
カードローンには、大きく「銀行カードローン」と「消費者金融」に分けられます。
フリーターがカードローンに申し込む場合は、銀行カードローンではなく消費者金融の利用がおすすめです。
消費者金融は、銀行カードローンと比較して審査通過率が高い傾向にあります。
そのため、フリーターがカードローンの審査に通過するためには、プロミスやアコムなどの消費者金融の利用がおすすめといえるでしょう。
収入証明書を用意しておく
審査に申し込みするまえに、収入証明書を用意しておくようにしましょう。
収入証明書とは、カードローン利用者の資力を確認できる信頼性の高い書類です。
消費者金融や銀行カードローンなどで50万円を超える借入や他貸金業者からの借入金額との合計が100万円を超える借入の場合は、申し込み時に収入証明書が必要になります。
50万円を超える借入や電話による在籍確認が取れない場合は、収入証明書の提出により、借入できる場合があります。
しかし、収入証明書は用意に時間を要するため、事前に準備しておきましょう。
返済計画を立てておく
フリーターがカードローンの審査に通過するためには、返済計画を事前に立てておくようにしましょう。
金融機関は、申し込み者が実際に返済可能であるかを確認しています。
そのため、返済能力はとくに重要視されているといえるでしょう。
どのようにして返済するのか抽象的な計画を立てるのではなく、さまざまなリスクを想定して、実現可能な返済計画を立てるようにしましょう。
在籍確認に対応できるようにしておく
フリーターがカードローンの審査に通過するためには、在籍確認に対応できるようにしておかなければなりません。
一般的にカードローンの審査では、申告した勤務先で実際に申し込み者が働いているかどうかの在籍確認がおこなわれます。
在籍確認に応じない場合や所属企業の本社で「フリーターまでは把握していない」などと申し込み者の在籍確認が取れない場合は、審査に通過できないため、注意が必要です。
そのため、事前に電話担当の方に在籍確認の連絡がくることを伝えておくとよいでしょう。
フリーターでも借りられるおすすめカードローン
フリーターでも借りられるおすすめのカードローンとしては、次の5種類が挙げられます。
- プロミス
- アコム
- レイク
- SMBCモビット
- アイフル
それぞれ詳しく解説します。
プロミス
プロミスは、最短3分(※)で融資が受けられるカードローンです。
年収を合算で申告できるほか、勤務先が複数ある場合は在籍確認を受ける勤務先を自身で選択できます。
また、初回利用の翌日から30日間の無利息期間が設けられているため、利息を少しでも抑えて返済したい方には魅力的なポイントといえるでしょう。
Webで申し込みから手続きまですべて対応可能なため、家族にカードローンの利用を知られたくない方についても、ぜひ検討してみてください。
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
アコム
- 新規貸付率が他社より高め※4
- 2ステップで申込み可能
- 借り入れまでスマホ1つでOK
最短20分で融資可能 | 24時間申込 | Web完結 | 郵送物なし | ※1 | 電話なし
カードレス※1 | 無利息期間 | 保証人不要 | ※2 | 学生OK独自基準審査 |
金利 | 年3.0~18.0% |
無利息期間 | 最大30日間 |
融資時間 | 最短20分※3 |
※4.2023年10月~2024年2月の新規貸付率は39.4〜44.7%
アコムは、申し込み前に3秒診断をおこない、借入が可能であるか事前に確認できる点が特徴的なカードローンです。
アコムはスマートフォンアプリケーションに「myac」を設けており、24時間いつでも最短10秒※での振り込みが可能です。
アプリからの手続きをおこなえば振り込み手数料が無料となる点も魅力的なポイントといえるでしょう。
年齢や年収、他社借入状況で借入できるか判断できるため、急いでいる方はアコムがおすすめです。
※金融機関により異なります。
※お申込時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。
SMBCモビット
SMBCモビットは、Web完結で申し込みすれば、原則電話連絡なしで融資できる点が特徴的なカードローンです。
そのため、勤務先にカードローンの利用を知られたくない方におすすめです。
消費者金融カードローンのなかでは珍しく、Tポイントが貯まるシステムが設けられています。
返済すると、Tポイントが貯まるうえ、貯めたポイントを返済に充てられる点も魅力的です。
SMBCモビットは、大手消費者金融カードローンのなかでもトップクラスの審査通過率を誇るため、少しでも審査に通過できる可能性を上げたいと考える方は検討してみてください。
アイフル
アイフルは、カードローンのなかでもとくにサポート体制が充実したカードローンです。
不明点があればすぐに質問可能なサポートセンターが設置されており、カードローンの借入が初めての方も安心して利用できます。
契約日に借入をすると、次の日から30日間無利息で利用できるため、利息を抑えて返済したい方におすすめです。
最短20分※で融資可能であるため、すぐに資金調達したいフリーターの方は、ぜひ利用してみてください。
※お申込の状況によってはご希望にそえない場合がございます。
レイク
- 業界最長の無利息期間
- 最短15秒の審査時間
- 最短25分の融資時間
即日融資可能 | 24時間申込 | Web完結 | 郵送物なし | 電話なし※1 |
カードレス | 無利息期間 | 保証人不要 | 学生OK | 独自基準審査 |
金利 | 年4.5~18.0% |
無利息期間 | 最大180日間 |
融資時間 | 最短25分 |
レイクは、無利息期間が180日間と他の大手カードローンサービスと比較して非常に長いカードローンサービスです。
アルバイトを始めてから数日経過のみの経過においても、申し込み可能であるため、新しい勤務先の給与に不安を抱えているフリーターに適しています。
Webからの申し込みで最短25分で融資を受けられます。そのため、すぐに資金を調達しなければならない方にもおすすめといえるでしょう。
フリーターがカードローンを選ぶ際のポイント
フリーターは、次のようなポイントを意識してカードローンを選ぶようにしましょう。
- 上限金利が低いカードローンを選ぶ
- 無利息期間が長いカードローンを選ぶ
- 返済しやすいカードローンを選ぶ
それぞれ詳しく解説します。
上限金利が低いカードローンを選ぶ
フリーターがカードローンを選ぶ際は、可能な限り上限金利の低いものを選ぶようにしましょう。
上限金利とは、貸付の際に適用される金利の上限のことです。上限金利の低いカードローンを選ぶメリットは、返済の支払い総額を抑えられる点です。
はじめてカードローンを利用する場合、多くのカードローンでは上限金利が設定されています。
上限金利が高い場合は、支払い総額が増加するため、返済総額がより多くなります。
申し込み予定のカードローンに設定された上限金利をよく確認し、可能な限り低く設定されたものを選ぶようにしましょう。
無利息期間が長いカードローンを選ぶ
フリーターがカードローンを選ぶ際は、無利息期間が長いかどうかも考慮して選ぶようにするとよいです。
無利息期間とは、利息が発生しない期間を指します。
無利息期間の返済金額は、ATMの利用手数料を除き、すべて元金の返済に充てられるため、無利息期間中に返済をおこなうことが望ましいです。
そのため、無利息期間が長いほど返済総額も減少するため、SMBCモビットのような無利息期間が長いカードローンの利用がおすすめです。
返済しやすいカードローンを選ぶ
フリーターがカードローンを選ぶ際は、自身の返済能力を考慮し、無理なく返済できるカードローンを選ぶべきでしょう。
返済が困難なカードローンを選んだ場合、金利負担や遅延損害金により、借入額以上の返済が求められ、借金地獄に陥る可能性があります。
さらに、個人情報に影響を及ぼし、今後の信用取引に問題が生じることもあります。
一方で、自身の返済能力に見合ったカードローンを選ぶと、無理なく返済でき、信用情報の維持や金利負担の軽減が可能です。
そのため、フリーターがカードローンを選ぶ際は、可能な限り自身に適した返済ができるカードローンを選ぶようにしましょう。
フリーターのカードローン利用に関するよくある質問
フリーターのカードローン利用に関するよくある質問に回答します。
未成年のフリーターでもカードローンを利用できる?
未成年のフリーターのカードローンの利用は、基本的に不可能です。
その理由は、消費者金融や銀行のカードローンの申し込み条件が通常、満20歳以上の場合が多いからです。
民法改正により18歳や19歳でも親の同意なくローンが組めるようになりましたが、現状では20歳以上の条件を維持しているローンが大多数です。
また、未成年者が親の同意なく契約を結んだ場合、未成年者取消権により、契約は取り消せる可能性があります。
貸金業者からすれば、返済義務を免除される可能性のある未成年者に対して貸付をおこなうメリットはありません。
そのため、未成年のフリーターのカードローン利用は基本的に認められていません。
出典元:法務省「民法(成年年齢関係)改正 Q&A」
フリーターでも即日で融資を受けることができる?
フリーターでも即日融資は可能です。すぐに資金を調達したい場合は、申し込むカードローンが即日融資が可能かどうかを公式サイトで確認してみましょう。
まとめ
フリーターがカードローンを借りるためには他の職業の方と、とくに変わった条件はなく、年齢の条件を満たしていることや継続的に安定した収入があることなどが審査時にみられます。
カードローンを利用する場合は、返済が滞らないよう、必要以上の金額を借りないことや年収により、借りられる額が変わることを覚えておきましょう。
また、フリーターがカードローンの審査に通過したい場合は、勤務先が複数あるなら条件のよい勤務先を記入し、借入金額は最小限に抑えることを意識するとよいです。
カードローンを選ぶ際は、無利息期間が長いものや上限金利の低いものを選定し、無理なく返済できるように借入をしましょう。